漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」24話のあらすじと感想!ネタバレ有り

無料漫画アプリ・ピッコマLINEマンガで連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다 

ある日突然、小説の中の姫に生まれ変わってしまった主人公。しかも実父に殺される運命の姫に。血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。

毎週日曜日に最新話が更新されます。

前回のあらすじは、ジェニットを見たルーカスは、彼女が純粋な皇族でないことに気づく。原作を読んだアタナシアは、それがどういうことなのかわかっていた。

ジェニットは、クロードの元婚約者フェネロペと、クロードの兄アナスタシウスの不倫と黒魔法の実験によって、誕生した娘なのだ。だからクロードの実の娘ではない。

だがそのことを知っているのは当事者だけなので、殺そうとした弟に返り討ちにされ死んだアナスタシウスと、産後すぐ死亡したフェネロペがいない今、クロードしか知らない事実であり、皆はジェニットをクロードの娘だと思っていた。

クロードの寝室には割れたフェネロペの肖像画がまだ置いてあったので、アタナシアは、彼がまだフェネロペを愛しているものと思っていた。だが夢を見る限りでは、ダイアナを愛しているようだ。

アタナシアは、可愛らしいジェニットを生で見たことにより、より一層クロードに甘える。彼も無表情ながら彼女に応える。アタナシアは父の存在が嬉しくなるのだった。

そうして数年が過ぎ、皆が成長したのだった。

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漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」24話のネタバレ

アタナシアのデビュタントの日。

玉座に座るクロードの前には、アルフィアス公爵とイゼキエルに連れられたジェニットの姿が。

クロードを見て、目が合っては顔を伏せ、を繰り返すジェニット。

俺の娘とは面白い、詳しい話は謁見室で聞くとしようと言い、クロードは席を立つ。

今日の主人公はジェニット姫あなただと言う、公爵とイゼキエル。

そしてイゼキエルは彼女に手を差し出す。

貴族たちは、新しい姫だなんて面白そうだ、真っ青な顔をみろよ、アタナシア姫のデビュタントなのに、皇帝は姫のエスコートすらしてないぞ、とヒソヒソ話し始める。

ジェニットはみすぼらしい姿でぽつんと残された、腹違いの姉妹が気になったが、彼女のためにできることはなかった。

ジェニットは赤い絨毯を踏み、彼女が元々立つべき場所に踏み出したのだ。

──「かわいらしいお姫様」第2章・最高のデビュタントより──

そして現在。

アタナシアはダンスのレッスンをしていた。

アタナシアのダンスを絶賛する講師は、姫様の母親が踊り子だったことはこういうときに役に立つと、いちいち彼女の出生に汚点でもあるかのように付け加える。

アタナシアは成長し、クロードに挨拶のキスをする程度には、彼とのコミュニケーションもうまくいっていた。

食事の席で、今日あったことを楽しそうにクロードに報告する彼女。

クロードは、もうすぐお前の誕生日だなと呟く。

アタナシアの誕生日は、ママの命日。

7歳の誕生日に、クロードは初めて彼女に欲しいものはあるか聞いてきた。

そのときは、以前チョコをくれ可愛がってくれた、メイドのハンナとセスを呼び戻すことにした。

前世は孤児だったのと、現世では母の命日とかぶっているため、フィリックスとリリーも盛大に祝うことができず、まともに祝ったことがなかったのに、クロードから誕生日プレゼントをもらうだなんて思いもしなかった。

ちなみに、9歳の誕生日は、面倒だからとクロードのから宝物庫の鍵を渡され、感激のあまり、クロードにチューした。

チューされたクロードは、かなりキョトンとしていた。

原作のアタナシアは、9歳でクロードに会い不幸が始まったのだが、現実の自分は、最高の9歳を過ごしていたのだ。

クロードは、今回も欲しいもの、して欲しいことがあれば言ってもいいと言うが、満足度MAXの彼女は、パパがくれるものなら全部嬉しいと答える。

欲しいものが無いのかと聞かれ、うんと答えると、クロードは黙ってしまった。

変な空気になったので、パパといるだけでも嬉しいと言うと、早く食事を済ませるよう言われてしまう。

その後フィリックスに、陛下に欲しい物を伝えたか聞かれたので、パパがくれるものなら全部うれしいと答えたと話す。

他に欲しい物はないのですかとフィリックスに聞かれ、改めて考えてみるが、宝石は十分持っているし、宝物庫の鍵もいくつかあるし、専用の図書館も建ててもらったし、バラの花園は4箇所できたし、ドレスや装飾品も十分である。

全然思いつかず悩むアタナシアに、姫様のデビュタントはもう少しだが、デビューダンスはどうされるのかとフィリックスが言う。

デビュタントのデビューダンスは、普通の貴族は家で決めた婚約者か、未婚の実兄、従兄弟等近しいものと踊るのだが、ならばと、フィリックスと踊ればいいのではとアタナシアが言うと、フィリックスが盛大に咳き込んだ。

原作ではアタナシアをエスコートしてくれる人がおらず、途方にくれていたので、今は相手を選べるようなので幸せだと考える彼女。

だがフィリックスは、恐れ多いとあたふたし、私よりも適したパートナーがいるのではと嫌がる。

まだ数ヶ月あるからもう少し考えてみるというアタナシア。

そのことをルーカスに話すと、お前はバカか、どうみてもお前の父がお前とデビューダンスを踊りたがっているだろと言われる。

デビューダンスは普通父親と踊らないよと言うアタナシアに、たまにはある、皆はダサいと思ってやらないらしいけどと言うルーカス。

お前はパパに関することは鈍いよな、そのダサいことをお前のパパはしたがっているんだと、彼は指摘する。

こんなに鈍くて何を勉強しているのだと皮肉るルーカス。

アタナシアは理解が追いつかず、混乱し始める。

ルーカスは、お前のパパは想像以上にお前が大好きなんだと言っただろと言う。

そうして後日。

庭園でクロードとお茶をしているときに、アタナシアは誕生日とデビュタントのことを彼に話し始めた。

デビュタントで誰のエスコートを受けたいか考えてみたんだけど、大切な日だから仲のいい人にお願いしたいと。

姫様その調子とこっそり応援するフィリックス。

フィリックスはどうかな、パパはどう思う、と提案するアタナシア。

びっくりして固まるフィリックス。

クロードは、フィリックスか悪くない、お前の好きなようにしろと答える。

フィリックスにも聞いたんだけど、他にふさわしい人がいないならいいと言っていたからと話すアタナシア。

フィリックスは汗ダラダラで、断ろうとするが、クロードが遮り、フィリックスがこの前お前のデビュタントのエスコート相手について、たった一度の大切な日だから心血を注いで決めるべきだと主張していたなと言う。

フィリックスも選ばれて嬉しいはずだ、そのわりに嬉しそうな顔ではないなとチクチク言うクロード。

青ざめるフィリックスは、もちろん代々受け継ぐ家門の誇りですがとしどろもどろだ。

クロードは眉間にシワを寄せてお茶を飲む。

ルーカスの言葉を思い出し、自分としてもそれなりにクロードに大切にされているとは思ってはいたがと考えるアタナシア。

するとゴーンゴーンと鐘の音が聞こえ、私の運命が開花した音かなと、アタナシアは喜ぶのだった。

漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」24話の感想

エピソードの出だしは少しびっくりしましたね。いつの間に、アタナシアの立場が逆転したのかと何が起きたのかと驚きました。

しかし原作はひどい内容ですね。アタナシアには何の非もないのに、誰からも相手にされない人生を送っていたなんて。

現実のアタナシアは、愛嬌たっぷりでクロードにもチューするくらいになりました。初めてチューされたクロードは、まるで乙女のようなキョトン顔でしたね。

アタナシアが憎いと思いつつ、愛しくて堪らないクロードは、デビューダンスを一緒に踊りたいけどうまく表現できません。アタナシアは、周りにどんなに言われても、クロードに愛されているのが理解できません。

エスコート相手をフィリックスに選んだのことで、クロードは嫌味を連発した上、眉間に皺を寄せていましたが、アタナシアは気づいていないのでしょうか。ルーカスが言うように、彼女はクロードの愛情についてだけは鈍いです。

いつものように、愛嬌ふりまいてパパが良い~と言えばいいのに、何故デビュタントだけ言えないのでしょうね。彼女もまた原作に縛られているようです。

最後の鐘の音が、運命を開花した音ではないことが確かなのが悲しい。エスコート相手はフィリックスで確定してしまうのでしょうか。運命を変えるために、クロードの気持ちに応えるためにも、クロードを選んで欲しいですね。


次回のエピソードはコチラ

それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

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