漫画「呪術廻戦」1話・両面宿儺のあらすじと感想!ネタバレ有り②

週間少年ジャンプにて連載中の「呪術廻戦」

漫画家・芥見下々さん作の、呪いを巡る戦いのダークファンタジー漫画です。

1話目の「両面宿儺」はページ数が多いので、2つに分けました。

前半部分はコチラ

漫画「呪術廻戦」1話・両面宿儺のネタバレ②

オカルト研究部の佐々木と井口は、雰囲気作りのため、わざわざ夜の学校に忍び込んで、特級呪物の御札を剥がそうとしていた。

グルグル巻きだった御札を剥がすと、中から干からびた指のようなものが出て、驚く彼女ら。

部室の天井には、黒い渦のような歪みができ、異形の物達が覗き込んでいた。

一方、虎杖と伏黒は、学校に急ぎ向かっていた。

本来御札はそう簡単に外せるものではないのだが、今回の物は年代物で中身が強力なため、今の状態では御札は紙切れ同然なのだと、走りながら説明する伏黒。

いきなり呪いとか言われてもピンとこない虎杖だったが、学校につくと謎の圧を感じ、その異様さに驚く。

伏黒は一人で行くと言い、部室の場所を彼から聞こうとするが、虎杖は友達である二人を助けたいと、一緒に行くと言う。

しかし伏黒はそれを拒否。彼の鬼気迫る表情に、いかに危険か察する虎杖。

校舎の中では、化け物がペタペタと歩きまわっていた。

佐々木は物陰で震えながら、身を隠していた。

そこへすっと現れたのは、一緒にいた井口。

ホッとする彼女だが、彼の頭部に化け物がかじりついていた。

たす・・・けて・・・と呟く井口に、佐々木は悲鳴をあげる。

悲鳴が聞こえた伏黒は、その方向に向かおうとするが、他の化け物が道を塞ぐ。

伏黒は影絵で犬を作り、「玉犬」と呼ぶと、彼の影から白と黒の2頭の犬が現れた。

その頃虎杖は、伏黒に言われた通り、外で待っていた。

虎杖の体は震えていた。

学校から死の予感がするからだ。

祖父も死ぬのは怖かったのだろうか。

そんな風には見えなかったし、自分が祖父の死で泣いたのは怖かったからではなく寂しかったからだ。

今ここにある死と祖父の死は何がちがうのだろうかと考える虎杖。

そして祖父の言葉を思い出すのだった。

伏黒は玉犬を使い、次々と化け物を倒していった。

だんだんとその数が増え、特級呪物が近くなった。

その先には、巨大な化け物に今にも取り込まれそうな、佐々木と井口の姿が。

どうやらこの化け物は、呪物ごと全て取りこむつもりのようだ。

しかし距離があり、間に合わない。

そこへ、外から窓ごと化け物を飛び蹴りする虎杖が現れた。

ここは4階なのに、相変わらず人間離れした運動能力である。

虎杖は、手で引きちぎりながら、化け物から先輩らを救出する。

祖父は正しく死ねたが、この化け物に取り込まれるのは間違った死だと思う彼。

まだ動ける化け物を、伏黒がトドメを刺す。

一段落し、よくやったと褒める伏黒。

まわりでは玉犬達が呪いをバクバク食べていた。

玉犬は伏黒の式神なのだが、虎杖には見えた。

呪いは普通は見えないのだが、死に際や、こういう特殊な場では見えるのだと、伏黒が話す。

平然と会話する虎杖に、怖くないのかと聞く伏黒。

怖かったが、自分の知っている人ぐらいは正しく死んで欲しいと思ったからと答える虎杖。

すると、佐々木からポロっと特級呪物の指が落ちた。

虎杖が拾いあげたそれは、特級呪物・両面宿儺の一部なのだという。

危ないからさっさと渡せという伏黒だが、虎杖が手放す前に、彼の真上の天井が手の形に歪み襲いかかったので、咄嗟に伏黒と玉犬が虎杖を助け出す。伏黒はその身を挺して。

先程よりも大きいその化け物は天井を突き破り、手に伏黒を握っていた。

伏黒は「鵺」の式神を出そうとするが、壁に叩きつけられ失敗。

伏黒本体のダメージが大きかったため、玉犬達が崩れ始める。

伏黒は走り、そのまま化け物ごと校舎から飛び出る。

頭部から血を流す彼のダメージは深刻で、術式は途絶え、朦朧としていた。

どんどんと迫ってくる呪いの化け物。

そこへ虎杖がすっ飛んできて、化け物の頭部を殴りつける。相変わらずのバカ力だ。

何故来たという伏黒に、自分は自分で面倒くさい呪いがかかっているという虎杖。人を助けろという祖父の遺言のことだ。

人間離れした動きで、化け物に体術を叩き込んでいく虎杖。

一見優勢に見えるが、呪いには呪いしか効かないため、全く相手のダメージなっていない。

結果、虎杖は化け物に殴られ、吹き飛ばされる。

伏黒は、今オカルト研究部の二人を抱えて逃げられるのは虎杖だけだと言い、このままだと全員死ぬからさっさと逃げろという。

どのみち伏黒は死ぬ気なのかと気づく虎杖。

伏黒に、何故あの化け物はこの特級呪物の指を狙うのか聞くと、その指を食べてより強い呪力を得るためだと言われる。

それなら全員助かる方法があると言う虎杖は、なんとその指を飲み込んだ。

自分に呪力があればいいのだろうと。

特級呪物は猛毒であり、確実に死ぬものだ。

だが万が一、と伏黒が驚いていると、虎杖は化け物の頭部を、腕の一振りで消し飛ばした。

その一撃で死ぬ化け物。

虎杖の腕は、爪が伸び禍々しくなっていた。

そしてその表情も。

ゲラゲラと大声で笑い出す彼。

伏黒は呆然とする。

彼が恐れていた万が一、特級呪物が受肉するという最悪な事が起きてしまったのだ。

虎杖もどきは、その服を引きちぎる。体にはトライバルのような入れ墨模様が浮かんでいた。

呪霊の肉などつまらないと言い、女を探しはじめ、校舎から家々を見下ろす。

女も子供も蛆のようにたくさん湧いているとニヤけるソイツは、皆殺しだと興奮する。

しかしその首を、他でもない虎杖の腕が押さえる。

人の体で何をしているのかと言う虎杖。

半身で割ったように、虎杖と呪物で、意識と動きが分断されていたのだ。

そして虎杖の意識の方が強く、呪物は抑えこまれようとしていた。

だが、その後ろで伏黒が術式を展開し始め、動くなと言う。

お前はもう人間ではないため、呪術規定に基づき、虎杖悠仁を呪いとして祓う(殺す)のだと。

漫画「呪術廻戦」1話・両面宿儺のネタバレ②の感想

両面宿儺・リョウメンスクナとは、鬼神の一つで、計8本の手足に、頭の前後に顔がある、なんとも奇怪な容姿のようです。ググってみると、リョウメンスクナに関係する怖い話とかでてきますね。興味のある方は見てみてください。

さて、御札を剥がすと、次から次へと、その呪力の高さにつられて異形の物達が集まってきました。虫と爬虫類と人間を混ぜたような奇怪な生き物たちです。あんなのに追われたら、恐ろしくてたまらないですよね。

それを祓う職務の伏黒。彼は影絵で式神を召喚するのですが、色々な種類がありそうなので、今後どんな式神が出てくるのか楽しみです。

虎杖は、その人間離れした運動能力で、4階の窓を蹴破り、そのまま化け物を蹴り飛ばすという超人技を披露していましたね。そんな並外れた体に、特級呪物を取り入れてしまいました。

ですが意識も超人離れしていたようで、特級呪物の意志を抑え込めそうな虎杖。只者ではないですね。両親の詳細が隠されてますが、虎杖がこんなに超人なのは、何か理由があるのでしょうか。

個人的には、ジャンプ漫画は主人公=血統がピカイチ、というものばかりなので、虎杖の両親は普通の人であってほしいです。

さて、呪物を抑え込めそうなところ、一緒に戦ってきた伏黒に、殺すと言われてしまいます。彼の表情はよく見えませんが、本意ではないでしょう。今後、虎杖はどうなってしまうのか、心配ですね。


それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

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