漫画アプリ・ピッコマにて連載している「俺だけレベルアップな件」
──現実世界に突如として現れる異世界とのゲート、それに入りモンスターを討伐する覚醒したものハンター。ハンターはゲートでの戦闘で対価を得るが誰しもが強者ではなく、主人公の旬は人類最弱兵器と呼ばれる有様。そんな彼がとあるダンジョンがキッカケで一人だけ成長していく──
毎週金曜日に最新話が公開されます。
前回のあらすじは、不屈の精神でなんとかイグリットを倒すことに成功した旬。レベルも上がり、報酬も沢山得てホクホクの彼だが、何故か帰還石まで入手したことに驚く旬。
まだこの転職クエストは終わっていないのであった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
全話一覧はコチラ
漫画「俺だけレベルアップな件」41話のネタバレ
まだ転職クエストは終わってなかった、旬がそう気づいた瞬間、彼の近くの空間がいくつか渦のように歪み始めた。
そしてウィンドウに表示される、今から転職クエストを開始するとの文字。
交戦した時間分だけ、上位クラスに転職するために必要なポイントが集められると表示され、無制限ウェーブかと驚愕する旬。
幸運を祈ります、と待スタートする転職クエスト。
渦から召喚されたのは、イグリット戦の前に出てきた、防御力の高い騎士のモンスター達。
イグリット級が出てきたのなら、秒も耐えられなかったが、こいつらであれば今の状態でも十分戦えると読む旬。
時間が昇級ポイントであるから、長時間戦い続ければ隠し職業がでてくるかもしれない。
現在マナは390残っており、隠密発動に200必要だが、190は残る。
隠密維持には1秒1マナなので、隠密で3分は稼げると考える旬。
まだHPもMPも余裕があるので、やれるところまでやってみようと、隠密状態で隠れる旬。
騎士モンスター達は旬を見失い、キョロキョロと辺りを見回す。
しかし魔法使いモンスターが、スキル・探知の視線を使い、頭上に巨大な目を召喚すると、旬の居場所をあっというまに暴いた。
隠密を見破られた旬は、騎士モンスター達に襲われる。
体術でモンスター2体を弾き飛ばす旬。
残りの集団には、スキル・殺気を使い、相手の能力値を1分の間50%減少させる。
だがこのスキル・殺気は、マナ100を消費するので、この1度きりしか使えない。
今のうちにできるだけ倒すしか無いと、旬は体術でどんどん倒していく。
しかし敵の数は膨大だった。
旬が倒す速度より、ゲートから沸く速度のほうがずっと早いため、数に負け防御すらままらない。
そうこうしているうちに、HPが減り、パッシブスキル・根性が発動する。
隠密を使ったせいで、マナがなくなり、スキルが使えなくなったと、焦る旬。
転職すればいいことがあるのだろうが、今の俺にはハードルが高すぎると、帰還石を使おうかと悩む。
つまりこのクエストを諦めるということ。
時間はどれほど稼いだのかというと、まだ5分しか過ぎていなかった。
勝算がないと悟った彼は、帰還石を握りしめ、出ようと決意する。
しかし、帰還石を握った左腕を、騎士モンスターにハンマーで叩かれ、帰還石はふっとび、旬は地面に投げ出された。
床に転がる旬に、剣を持った騎士モンスター達が群がる。
だが、あっという間にモンスター達を倒す旬。
彼の目に力が戻り、このまま終わらせてたまるか、せっかく掴んだチャンスなんだと、クエスト続行を決意する。
底辺にいたからこそ、頂点に憧れ続けた。
E級だからとバカにされ続け、否定された彼は、弱者の悲しみを誰よりも理解していた。
怒号をあげながら、諦めず、モンスターを倒していく旬。
だが、敵はぞろぞろと数を増やしながら彼の傍に近づいてくる。
彼はうつろな目で、人間最弱兵器とバカにされた過去を思い出す。
旬の体はもう限界で、これ以上無理しないでと声をかける、観月や馬渕の幻影も見え始めた。
すると、自業自得だと、彼の後ろから別の幻影が声をかけてきた。
なぜわざわざ危険な道をすすもうとするのかという、その幻影の声に驚く旬。
E級だったお前がここまで成長できただけでも十分だと言う、その声の主を、旬は振り返って確認する。
そこにいたのは、彼が最弱兵器だったころの自分自身だった。
漫画「俺だけレベルアップな件」41話の感想
イグリット戦をギリギリで勝利したというのに、いきなり始まった耐久クエスト。恐ろしいクエストですね。
どんどんと敵は召喚され、戦法を読み誤ったせいで、かなりの危機に。一度は帰還石を使おうかと悩みますが、その腕を弾かれ、彼は初心に戻ったようです。
なぜ強くなりたいのか。どれほど蔑まれ、裏切られ、惨めな思いをしてきたのか。
彼の強い意志があったからこそ、カルテノンで選ばれ、数々の命の奪い合いを勝ち抜き、ここまでこれたので、心を折る展開にはなってほしくなかったので、彼の選択にはほっとしました。やはり旬はかっこいいですね。
そんな彼の心に潜む、最弱兵器だった頃の自分。何故そこまで険しい道を進むのかと、彼に水を差しにきます。心の奥底で眠っていた弱い自分。彼は一体何を伝えたいのか、旬は自分自身に勝てるのか、次回がとても気になりますね。
まとめ
・交戦した時間が転職ポイントになるという、転職クエスト本番が始まる
・旬が倒す速度より、モンスターが沸く速度が速く、数に押され圧倒的不利に
・心を折らず粘った彼だが、幻影が見え始め、ついには人類最弱兵器の頃の旬が現れた
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに