漫画アプリ・ピッコマにて連載している「俺だけレベルアップな件」
現実世界に突如として現れる異世界とのゲート、それに入りモンスターを討伐する覚醒したものハンター。ハンターはゲートでの戦闘で対価を得るが誰しもが強者ではなく、主人公の旬は人類最弱兵器と呼ばれる有様。そんな彼がとあるダンジョンがキッカケで一人だけ成長していくストーリーです。
もとはkakaopageで連載している韓国漫画です。毎週金曜日に最新話が公開されます。
前回のあらすじでは、右京達にトカゲじゃないかと不信感を抱く旬。
実際、ボス部屋に入り、マナ石が壁一面に生えて1億円の価値はありそうな所に出くわすと、様々な理由をこじつけて旬と諸菱をその場に残そうとする。
彼らをボスの餌食にするためだ。そしてコージが魔法を使って、旬達をボス部屋に閉じ込めたのだった。
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漫画「俺だけレベルアップな件」21話のネタバレ
ボス部屋に閉じ込められたことで旬は、やはりアイツ等はトカゲだと確信する。
・・・以前、他レイドで一緒になったハンターが教えてくれたトカゲ。
ハンターという仕事は危険なため事故は日常茶飯事なのだが、何が起きても世間に知れ渡ることがないので、事故を装って犯罪を犯してもばれないのである。
ダンジョン内に防犯カメラがあるわけでもなく、ハンターの犯罪を取り締まる術がない。
弱ければ簡単に見捨てられ、強ければ自分の力に酔う。
そして邪魔になれば、トカゲのしっぽのように、簡単に切り捨てられる。
だからくれぐれも気をつけろ
旬はその言葉を思い出していた。
諸菱は裏切られたと悔しがり、壁を殴る。
だが旬は冷静だった。
何故ならここに来ると決めた時点で、彼らの罠にハマっていたからだ。
右京等は道中、怪しい動きがあればすぐに旬達を殺すつもりで見張っていたのだった。
右京が旬に、勘が鋭くても困ると言っていたのはこのことかと、今更ながら実感する。
澤田コージという光魔法の使い手のC級ハンター、彼はうまく入り口を塞いだようだ。石同士がぎっちり噛み合わさっている。
その気になれば出ることもできなくないが、魔法の衝撃でボスが目覚めてしまった。
C級ダンジョンのボス、巨大な蜘蛛だ。
その頃、右京達はゲートから出て休んでいた。
右京の仲間があんな面倒なことをせず、あの場で殺してしまえばと言うと、人柄がガラリと変わり素の右京が吐き捨てる。
あの場で揉めで蜘蛛が起きたらマナ石が運べないと。
最弱兵器とかいう弱いE級と、レイド経験ゼロのD級ならボスの餌食になるのみで、彼らを食べ満足した蜘蛛が寝ている間に、マナ石を運ぶと計画していた。
それが無理ならボスを倒すしか無いが、マナ石を諦めて、諸菱の数千万もするような装備だけでも満足しようと話す。
そう言いながら、葬式ぐらい出てやるかと、諸菱がどこのボンボンか調べ始める。
コージは、さっきすごい音をたてたからボスはカンカンだろうと言うと、右京はあの巨大なボスを1人で倒せる自信はあるか聞いてくる。
もちろんあるわけない、それは右京も同じだ。
つまりどう足掻いても、旬達は生き残れないのだ。
ボスは旬達の前に、ドスンと落ちてきた。
諸菱が旬を守ろうと前に出る。
無数にある目、グロテスクな口に、その巨体は家ほどある。強さの次元が違う、旬はそう思った。
次元が違う。
しかし旬は思い出す・・・あの神像よりも強いのかと。
旬は諸菱の前に出て、彼に動かないように言う。手にカサカの毒牙を実体化させて。
あいつは俺が殺る。
そう宣言する旬を、錯乱しているのかと止める諸菱。
C級のボスを1人で倒すには、B級かせめてC級上ほどの実力がなかれば無理だからだ。
諸菱は、いっそ逃げ道を探そうと叫ぶ。
旬もある程度は自覚していた。再覚醒だとしても、自分はまだ弱い。
それなのに何故か、挫折しそうなほどの圧力を感じないのだ。
インスタンスダンジョンのボス・カサカはE級にしては強かった。
おそらくD級以上の実力はあった。
その後、街で出くわしたゴーレムタイプのボスもD級かそれ以下であり、今回のボスは間違いなくそれらと比べようもないほど強い。
旬は、C級レベルのボスを目の前にしても萎縮しないほど強くなったのだ。
今の彼はレベル18、C級ボスならやってみる価値はある。
彼は相手の突進に合わせ、カサカの毒牙を突き刺していく。なかなか使い勝手がいい短剣だ。
ハンターがハンターと呼ばれる理由、本当の狩りの始まりだと、彼の目は青く光る。
巨大蜘蛛相手に華麗なナイフさばきで応戦する、E級であるはずの旬を見て、諸菱は青くなったのだった。
漫画「俺だけレベルアップな件」21話の感想
トカゲのしっぽ切りとは、何か問題が起きたときに下位の者に責任を押し付けて難を逃れようとすることですね。右京達はバッチリそれだったわけです。あんなににこやかだったのに、見事に顔が邪悪になった右京。恐ろしい人物です。
でも間違いなく言えるのは、人の物を奪うやつは、同じ様にいずれ奪われるのです。旬と出会ったことがキッカケで、彼らにまわり巡った罪がふりかかると思います。
旬はもはや強くなること、戦闘に貪欲で、微塵の心配もいりませんね。ここまでくると今回のことも楽しんでそうに見えます。むしろ諸菱君が巻き込まれた感じ。
諸菱君も、巨大なボス相手に恐怖に打ちのめされてパニックになったりせず、ランクが上な自分が守らないとと盾を構えた、かなり芯の強い青年のようです。
カルテノン神殿のときは、相手が凶悪過ぎたのあるのですが観月とか錯乱して動けませんでしたからね。死んでアイテムドロップ役ではなく、生き残りそうなキャラクターで良かったです。
エピソード内でカルテノン神殿の神像の回想があり、またあの禍々しい神像の笑い顔がでてきましたが、もう何度となく見かけているのでむしろ愛着が湧いてきました・・・
それはさておき、C級ボスよりも圧倒的な威圧感があるというあの神像。ラスボスか、その同族とか側近のような立場でしょうか。物語が進んで正体が早く明かされて欲しいですね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに