漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」82話のあらすじと感想!ネタバレ有り

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漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기 

どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、さらに悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。

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漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」82話のネタバレ

イーサンの過去。

二コラ子爵は、身寄りのない子供の慈善事業に熱心で、とても良い人だと話す平民たち。

実はその慈善事業は、孤児のための学校とみせかけて、孤児を傭兵にするための養成所だった。

イーサンもそこで傭兵として成長し、様々な任務をこなした。

剣術の才能があったイーサンは、子爵に気に入られ、より多くの任務を遂行した。

当時のイーサンは、捨てられたくない一心で、それが正しいことなのかどうかは考えなかった。

しかし養成所のことがバレたので、二コラ子爵は証拠隠滅のために、子供達を養成所に閉じ込め火を放った。

また捨てられたと、逃げもせず屋敷の中で茫然とするイーサン。

するとそこへ、自力で縄をほどいておきながら何故逃げないのか、そのまま死ぬつもりなのかと声をかける、黒髪の少年が現れた。

イーサンは、生きる理由がないと答えると、少年は、理由がなければいけないのかと言い、では僕のために生きろと命じた。

何を言うのかと苛立つイーサンに、僕はこれから大事なことを控えているから協力してほしい、それがお前の人生の理由だと話す。

理由ができたのだから一緒に行こうと言われたイーサンは、捨てられてばかりだから死んだ方がマシだと思っていたが、もう一度生きる理由ができたと、涙を流した。

そして現在、ここは自分が足止めするからカナリア妃は逃げてくださいと、迫りくる兵士を前に、血まみれのイーサンは叫んだ。

さすがに置いていけないというカナリアを、ドアの向こうに押し出したイーサン。

イーサンは、ファーンハム邸に潜入した際に自分の過去が明らかになっても、カナリアの護衛騎士のままでいることに疑問を持ち、自分を罰してもらっても構わないとセザールに相談していたのだが、セザールに、自分には罰する資格はないが、その代わり自分がいないときはカナリアを守ってくれと頼まれていた。

そのときに、命をかけてカナリア妃を守ると誓ったのだと、ドア越しにカナリアに伝えるイーサン。

誓いを守れるように、振り向かずに逃げてくださいと、イーサンは叫ぶ。

カナリアは彼の覚悟を知り、無事に生きて帰ってこなければならない、これは命令ですと言い、その場から離れる。

お二人が自分に生きる理由をくれると、イーサンは微笑み、兵士たちに対峙する。

カナリアは林の中を走る。

途中で石に躓き転ぶと、警備兵の声がした。

カナリアはヒールを脱ぎ捨て、裸足で逃げる。

足が血まみれになったが、皇宮の外にでる出口へ向かって一生懸命走る。

しかし放たれた矢が腕をかすめ、カナリアは倒れる。

ここで捕まるわけにはいかないと、這ってでも移動するカナリア。

目の前に警備兵が現れ、これ以上逃げることはできない、皇宮へもどれ、皇后を欺いた罪は死で償えと言われる。

死ぬ前に一目だけでもセザールに会いたかったと、カナリアは涙を流す。

するとその警備兵は一瞬で殺された。

遅くなってすまないと言い、セザールがカナリアを抱きしめるのだった。

漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」82話の感想

イーサンは身寄りのない子だったので、常に寂しかったようです。だからそれが悪事であっても、自分を見てくれる人に尽くしていたのですね。ファーンハム家にばっちり雇われているニコラ子爵に。

生きるのを諦めたイーサンに、これまで生きろと言ってくれたのは、セザールとカナリアです。一番欲しい言葉をくれる彼らは、イーサンにとってかけがえのない存在ですよね。

しかしいくら剣術の天才といっても、負傷した状態で、大勢の兵士の相手をするのは無理があります。誰かの助けがなければ死んでしまいます。

セザールがカナリアのもとに駆けつけたことを考えれば、誰かがイーサンを助けてくれたかもしれないですね。

カナリアのピンチに、セザールが間に合って良かったです。最強の主人公補正のついたセザールがいれば、この状況もなんとかなるはず。

ここからセザール側の反撃です。いっきに巻き返してほしいですね。


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それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

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