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漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기
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漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」102話のネタバレ
カナリアは、セザールが皇帝の実の息子ではないという、酷い噂を報告してきたダルトン公爵夫人に、実の息子でなかったらファーンハム家があれほど対抗してくるわけないのにと、笑い流す。
このダルトン公爵夫人は、ホラ吹きの要注意人物なので、カナリアは彼女と親しい関係を維持するために、プレゼントを渡した。
カナリアは夫人をおだてるが、いい加減な噂を広めるこの夫人に対し、内心ではかなりイライラしていた。
そうして社交活動を続けたカナリアは、疲れ果ててしまった。
セザールが心配して彼女を支える。
セザールの方も社交活動をしていたのだが、ファーンハム家が先に手を回していたため、会話を避ける貴族が多かった。
だがランカスター家のパーティーに参加しているところをみると、まだセザール側に寝返る余地はあった。
すると、現時点で帝国で一番人気のオペラ歌手、ルナ・シンクレアの公演が始まり、会場が沸いた。
貴族の心を団結させるのが目的のパーティーだが、ルナ・シンクレアを呼ぶことで、ある人物を呼び寄せる目的もあった。
ジェラルドがリカルドの父を殺したのだが、心臓病でなくなったと診断され、ジェラルドの犯罪を指摘することはできなかった。
診断したファーンハム家の主治医ブラウン子爵は、もとは平民だったが、ジェラルドが当主になると子爵の地位と屋敷を手にしていたので、ジェラルドに買収されたようだ。
そのブラウン子爵は、接触することが難しかったのだが、彼の1人息子グレン・ブラウンはルナ・シンクレアの熱狂的なファンだったため、パーティーにルナ・シンクレアを呼ぶことで、狙い通り、グレン・ブラウン子爵令息が会場に忍び込んでいたのだった。
超人気歌手のルナ・シンクレアを招くことができた、ランカスター家の裕福さは相当なものである。
ルナ・シンクレアの公演が終わり、彼女が会場から出ていくと、グレンもキョロキョロしながら、どこかへ向かった。
グレンの噂を確認するため、泳がせたのだった。
その頃、グレイシーは貴族たちとの挨拶を終えたところだった。
バルコニーから会場を見下ろすと、セリアナ嬢と過ごすラヤの姿が見えた。
セリアナ嬢は、自分のすぐそばに人が通った瞬間によろめき、ラヤの服に飲み物をかけてしまった。
ラヤはハンカチで拭けばいいと、ハンカチを取り出そうとするが、セリアナ嬢は騒いで、着替えのためにゲスト・ルームに案内してほしいと、使用人を呼びつけた。
仕方なくセリアナと使用人につていくラヤ。
グレイシーは、ぶつかってもいないのにセリアナが仕掛けたことに気づき、怒りで扇を握りしめるのだった。
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」102話の感想
セザールが皇帝の実子ではないとか、あまりに酷い噂にカナリアは頭がいたいでしょうね。
しかも相手は公爵家という、かなり地位のある人物なので、変に荒立てるわけにもいかないので、対応に苦労します。社交中心の世界は、常にストレスで胃痛に悩まされる気がします。恐ろしい。
きつい仕事ですが、効果はあったのでしょうね。
セザールが勝つには、ファーンハム家のジェラルドを黙らせる必要があります。
ジェラルドは、目的のためにかなり道を踏み外しているので、このまま見逃すわけにはいかないですよね。
ジェラルドの罪とファーンハム家の罪を明らかにするために、カナリア達とリカルドで、それぞれ詳しく調べている途中です。せっかくおびき寄せたグレンを、有効に活用できるといいですね。
さて、ラヤを独占しているセリアナですが、したたかな女性でした。ラヤと二人きりで休憩室に入り、男女の仲だと周囲に思わせるのでしょうか。
ラヤもしっかり断ればいいのに、何故こんなにヘタレなのか。前回も今回も、ラヤは流されるままですね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回も楽しみですね