漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」75話のあらすじと感想!ネタバレ有り

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漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기 

どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、さらに悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。

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漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」75話のネタバレ

夜になり、皇宮に戻ったカナリアとセザール。

明日は出征式なのに時間を作ってくれてありがとう、無事に帰ってきてねと、カナリアは笑顔で言う。

だがセザールは、今日のお前は少し変だ、この前までひどく落ち込んでいたのに、今日は無理に明るく振る舞っている、何かあるなら話してくれと言う。

するとカナリアは突然表情を変え、あなたはバカだ、青い百合の誓いなんてバカバカしい、もう辞めると言い出した。

突然何を言うのかと驚くセザール。

ファーンハム家がどれほど恐ろしい家か知らなかった、それにまだあなたは彼らの計画に振り回されている、私が皇后のスパイでいたのは、いつでも皇后に乗り換えることができるからだと、カナリアは話しだした。

何故今それを言うのかと言われ、明日出征式なのにあなたが私に何かできるのかとカナリアは笑う。

裏切るのかという彼の問いに、私はこれまでだって本気であなたの味方であったことはないと言う。

ショックを受けるセザール。

良い夫婦を演じるのはもう終わったと言い、カナリアは背を向ける。

ではさようならと言うカナリアの悲しそうな表情がちらっと見えたセザールは、何かに気づく。

カナリアは悲痛な面持ちで部屋に戻ると、今晩は誰も寝室に入れないでほしいと侍女に指示する。

カナリアは寝室に入ると、途端に泣き崩れた。

セザールが自分を忘れられるように、味方でないと嘘をついたのだ。

これ以上原作の流れを変えて、周囲の人を危険にさらすわけにはいかなかった。

自分が皇宮から消えれば、セザールは皇太子となり、ハッピーエンドになるのだ。

泣いている場合ではない、皆が出征式に忙しい今、皇宮から出ていかなければと、カナリアは荷物をまとめ始める。

計画していた慰謝料などどうでもいい、これ以上セザールがつらい思いをせず、原作通り幸せになってもらいたいと、悲しく微笑むカナリア。

セザールからもらったネックレスを手に取り、セザールを愛していたと、涙を流しながらぎゅっとネックレスを握りしめる。

するとそこへ、侍女の制止を振り切って、セザールが部屋に入ってきた。

プレゼントしたネックレスを握りしめ、泣き崩れていた彼女をみる彼。

セザールは、嘘だとわかっていたと言い、カナリアを抱きしめる。

カナリアは、あまりにも怖くてたまらない、あなたのそばにいてはいけないと思ったと打ち明ける。

お前のいたい所にいればいい、そこがどこでも俺が必ず駆けつけると言うセザール。

セザールの告白に答えられなくても、運命の流れにもがいているときも、カナリアのしたいように見守っていてくれた彼の思いに、カナリアは胸を打たれる。

ずっとセザールのそばにいたいと涙するカナリアは、彼に愛の告白をした。

セザールは、ありがとうと言い、二人はキスをするのだった。

漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」75話の感想

カナリアは原作に沿うことで、これ以上被害が出ないようにと決断しました。

敢えてセザールに嫌われるようなことをして、忘れてもらおうとしますが、長い間一緒にいた二人ですから、騙すことはできなかったようです。二人の絆が感じられて良かったですね。

それにカナリアもようやく気持ちを打ち明けることができ、やっとふたりは結ばれました。

あとは、ファーンハム家の問題が残っているだけです。

カナリアが残っていると周りに危険が及ぶというローブの人物の予言は、例え今カナリアがいなくなったとしても、セザールは絶望し不幸になるので、カナリアが皇宮にいようがいまいが関係ない気がします。

愛する女性と一緒に一か八かの困難を乗り越えるか、皇帝にはなっても愛する女性を失い空しい生活を送るか、セザールにとってはどちらも困難が待ち受けます。

そうであれば、セザールは、カナリアと一緒に乗り越えることを選ぶでしょうね。とりあえず、二人が結ばれてよかったです。


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それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

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