漫画アプリ・ピッコマにて連載している「俺だけレベルアップな件」
現実世界に突如として現れる異世界とのゲート、それに入りモンスターを討伐する覚醒したものハンター。ハンターはゲートでの戦闘で対価を得るが誰しもが強者ではなく、主人公の旬は人類最弱兵器と呼ばれる有様。そんな彼がとあるダンジョンがキッカケで一人だけ成長していくストーリーです。
もとはkakaopageで連載している韓国漫画です。毎週金曜日に最新話が公開されます。
前回のあらすじでは、ライカンを倒し続けることにより、獣属性に能力値40%UPの狼虐殺者の称号を得た旬。
剣はボロボロだが、強くなるチャンスを逃せないと奥へと進む。そしてついにボス・カサカまでたどり着くも、剣が折れてしまうのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります。
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漫画「俺だけレベルアップな件」16話のネタバレ
カサカと対峙する旬。
カサカの全身はウロコで覆われているので、折れて短くなった剣では歯が立たない。素手ならまず無理だろう。
そして猛スピードで体重を乗せた攻撃をしてくるカサカ。
分厚いウロコをどうにかしないといけない。剣で攻撃をしのぐが、体格差がありすぎてはじきとばされてしまう。
カサカは部屋中を縦横無尽に動き回る。
あれだけレベルアップしてもまだ足りない。どれだけ強くなれば、あざ笑われ続けた彼の人生が変わるのか。
旬の回想──馬淵から、旬が人類最弱兵器と呼ばれていることを教えてもらう。
汚名を返上できるよう頑張れと言われる。
弱いから他のものから見下され、あのように評価されるのだ。自分だって恥ずかしい。
圧倒的な強さがあれば、あの神像のように優位に立てる。
偽りの優しさはいざというとき役に立たない。強者の前ではただ茫然と立ち尽くすだけ。
知識があっても、人のためを思っても、強者の前にすれば裏切られる。
だから強くなる。
そのためにここまで来たんだと、彼は諦めず打開策を探す。
手は震え、息も切れる。
体は限界だが、心は折れてなかった。
強くならなければいけない、彼の眼は青く光るのだった。
あの神像に比べたら、あの恐怖に比べたら、こいつなんて余裕だと、カサカの開いた口端に剣を差し、相手の突進の勢いを利用して切りつける。
カサカはすぐ向きを変え、旬に噛みつこうとするが、旬がすぐ顔の下にしがみつく。
能力値は筋力を中心にあげたから、今の俺にならできるとカサカの首を締めあげようとする旬。
カサカは暴れ壁に彼を打ち付ける。
それでも手を離さず、お前は俺が殺ると渾身の力で締め上げる。
ウロコにヒビが入り割れていく。カサカは血を吹き出すのだった。
その頃、現実では夜になり旬が戻ってこないことを医師と受付が話していた。
もうすぐ退院だから大丈夫ではと言う受付嬢だが、安静にしてもらわないと困るという医師。
上級ハンターは億万長者だが、旬のような低級ハンターは稼げない上に危険な仕事ばかり。
たまに運ばれてくる急患は何があったのか、グチャグチャになってる者もいると医師は話す。死なないのが驚きだという。
なら大怪我してでも生還したなら奇跡ですねと、受付嬢が言うと、その点はそうでもなくハンターの時点で一般人の何倍も強く、外見にそぐわず中身は怪物と答える。
そして旬とカサカ。
旬は大幅にレベルアップしていた。
旬は笑い、自分も少しは強くなったみたいだなとカサカの死骸を背もたれにして休んでいた。
入手難易度の高いカサカの毒と、カサカの毒牙という短剣が手に入ったのだった。
漫画「俺だけレベルアップな件」16話の感想
人類最弱兵器の旬がついにやりました。ソロでこれだけのモンスターを倒した旬は、この前のカルテノン神殿メンバー内ならダントツで強いのではないでしょうか。
今まで弱かったために、稼ぐことができず、いい武器が変えず、結果狩りをしても成果がでない、なので稼げない、と悪循環だった彼のハンター生活。
幸か不幸か、カルテノン神殿で皆を導き最後には犠牲になったことで、唯一レベルアップの能力を授かりました。そんな彼はどの場面でも諦めず、打開策を探す冷静さがあります。そのような機転がきき、意志が強いものをあの神殿では選別したのでしょうね。
彼自身トラウマになるような(死んだので)イベントでしたが、貪欲に強さを求める彼にはピッタリの能力ですね。彼自身の芯の強さと、経緯をしっかり序盤で描いてあるので、展開に納得ができ嫌な気持ちにもなりませんね。
生まれつき強いとか、血統だとかであらかじめ天才の漫画よりは、こういうもののほうが個人的には好きです。
そしてついに借り物(破壊済み)ではなく、自分専用の武器が手に入りましたね。毒のオプション付きです。これでさらに強くなれますね。さらに、このまま軌道に乗り続けられるか、今後観月、馬渕と再会することはあるのか気になりますね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに