漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」63話のあらすじと感想!ネタバレ有り

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漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기 

どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、さらに悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。

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漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」63話のネタバレ

カナリアはリカルドの問いに、そのような貴族なら、償うのではなく責任を取るべきではと返す。

どの家に生まれるかは本人の意思ではない、でも過ちを直そうと責任感を持って努力することはできるのではと。

実際に私も運命を変えようと努力しているところだと言い、カナリアは微笑む。

その言葉はリカルドの心に響いた。

その考え凄くいいね、応援するよと言う彼なのだった。

一方皇宮では、エブゲニアが、皇位継承のための授業をさぼり続けるノアを呼び出していた。

ノアは、何度も言うけれど僕は皇位継承する気はない、と大声で言い返す。

それがお前の人生を脅かすものであってもか、皇帝が変わるたびに大規模な粛清が行われたのを知っているだろうと聞かれるが、僕と兄は同じ道は辿らない、争うつもりはないと言うノア。

エブゲニアは、お前達の考えはそうかもしれないが貴族達は違う、お前が皇帝にならない場合、多くの貴族がお前を消そうとするだろう、セザールが貴族に振り回されるかもしれない、誰が本当にお前の味方なのかよく考えてみなさいと話す。

甘ったれたノアに、心の中で苛立つエブゲニア。

もしノアが皇帝にならず、自分が幽閉されることになれば、ファーンハム家の長老らは自分を見捨てるだろう、いかに弟が家主になっても、その立場は不安定なのだ。

皇宮で生き残るために必要なことなのに、何故分かってくれないのだと頭を抱える彼女。

話が終わり、ノアがエブゲニアの部屋から出ると、ジェラルドに声をかけられる。

ノアは簡単に挨拶し、そそくさと立ち去ろうとするが、殿下は平和主義者ですねと言われ、壁に押し付けられる。

兄弟との皇位継承権争いが嫌だと言い授業を避けつつ、皇后の立場もあるから継承放棄の宣言もされないのでしょう、そう優しいだけでは何も守ることはできませんと言うジェラルド。

殿下がどんな選択をされても私は皇后のためだけに動きます、それを忘れないでくださいと言い、ジェラルドは去った。

ノアも今の平和がいつかは壊れてしまうことは理解していた。

一方、カナリアとセザールは、約束通りに、リカルドからオスカーについての情報をもらう。

この地の領主ファーンハム家のジェラルドが、爵位を引き継ぐ数年前に、オスカーをこの町に連れてきたのだという。

その時のオスカーの名前はルイスだったので、町の人々はオスカーと聞かれてもわからなかったようだ。

ジェラルドが爵位を継ぐとオスカーも屋敷に入り、オスカー・ハインデルという名前に変更したとのこと。

それから本格的に、ファーンハム侯爵に仕えるようになったと話すリカルド。

自分が知っているのはここまで、どうしてオスカーに興味があるのかわからないが、もっと知るためには、ファーンハム家の屋敷を調べる必要があると言う。

ファーンハム家には長く隠された秘密があるからと。

まるでファーンハム家をずっと見てきたような言い方だと感じるカナリア。

セザールがリカルドに、その秘密について知っていることはないかと尋ねると、噂で聞いただけで詳しくは知らないと言う。

噂の一つに、ジェラルドが皇宮からオスカーを連れてきた、というものもあったと言う。

驚くカナリアとセザール。

リカルドは、知っているのはこれだけだ、あまり力になれなくて済まないと言う。

カナリアは彼に礼を言う。

セザールは、そろそろ出発する時間だと言い、小さな声でリカルドに礼を言う。

聞こえないとリカルドに指摘され、怒鳴るようにありがとうと言うセザール。

笑うリカルド。

別れるのが寂しいと言うカナリアに、人生どうなるかわからないから、そう遠からず再会するかもしれない、とリカルドは言う。

カナリアは微笑む。

この町に来て本当に良かったのは、リカルドという友人と出会えたことかもしれないと思う彼女。

リカルドは手を振り彼らを見送る。

すると物陰から、終わりましたかと声をかけられる。

どこへ行っても見つけるのだな、とため息をつくリカルドの前に現れたのは、きちんとした身なりの女性。

彼女に、平民ごっこは終わりましたかとチクリと言われる。

そして、早く屋敷に戻ってください、侯爵が捜しておりますと言い、彼に赤い上着を渡す。

リカルドは、ジェラルドは待つのが嫌いだから急がなくてはと言い、上着を羽織った。

リカルドの本当の姿は、リカルド・ファーンハム、ファーンハム家の嫡男なのだった。

漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」63話の感想

リカルドは予想通り、ファーンハム一族でしたが、まさかの嫡男でした。本来であれば、彼がファーンハム家当主になっていたのでしょうか。

でも一族の成り立ちを受け入れられないがために、当主になることを辞退し、エブゲニアの弟のジェラルドが、その座につくことができたのかもしれません。だからエブゲニアが、ジェラルドが当主でも不安定だと言っていたのですかね。

さて、オスカーですが、皇宮から連れてこられたと言っていました。彼の髪色は、30話に登場した幽閉された姫君の髪色と同じでしたね。彼女の目の色は紫で、赤い目のオスカーとは違いますが、髪色はそっくりなので、血縁者もしくは息子なのかもしれません。

帝国の皇帝ディートリヒは、赤い目なので、皇族の血をひいている可能性も。ちなみにセザールは黒い目ですが、瞳孔が赤い独特の目をしています。

そうなると、あの幽閉された姫君は自殺する前に子供を産み落としたか、出産の関係で死亡してしまったのかが考えられます。

ディートリヒと兄弟になるのか、もしかしてディートリヒが手をだして、3人目の皇子だった、という展開も有り得るかも?

不要な争いを避けるために、皇族だという事実を隠されて生きてきたのかもしれません。隠されて生きてきたから原作でも登場しなかったのかも。

また、オスカーは、母親の不遇を知っているから、皇室自体を好意的に見ていないのかもしれません(59話)彼が3人目の皇子だったら面白いのですが、どうなるでしょうか。


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それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

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