漫画「呪術廻戦」2話・秘匿死刑のあらすじと感想!ネタバレ有り

週間少年ジャンプにて連載中の「呪術廻戦」

漫画家・芥見下々さん作の、呪いを巡る戦いのダークファンタジー漫画です。

前回のあらすじは、学校の呪い避けとして配置されていた特級呪物・両面宿儺の指の封印が、経年劣化により弱まり、呪術高専の伏黒が回収に向かう。しかしオカルト研究部が持ち去っており、深夜の学校で御札を剥がそうとしていた。

空箱だけ持っていた同研究部の虎杖とともに、学校に向かう伏黒だったが、既に封印は剥がされ、異形のモノが学校に現れ始める。身を挺して皆を守る伏黒。

異形のモノ=呪いには、呪い・呪力でしか対抗できず、虎杖は呪力を得るために、その特級呪物を飲み込む。途端に、意識を両面宿儺に持っていかれる虎杖に、最凶の呪いが受肉する最悪なケースが起きたと焦る伏黒。

しかし虎杖の意識は完全には消えず、両面宿儺と共存できるようだった。それでも呪いとして虎杖を殺さなければならない、と伏黒は彼に宣告するのだった。

詳しくはコチラコチラにまとめてあります。

漫画「呪術廻戦」2話・秘匿死刑のあらすじネタバレ

御札だらけの部屋。

虎杖は、おはようと声をかけられて目を覚ました。

目の前には、目のあたりを黒い布で覆った男がおり、今の君はどっちなのかと楽しそうに聞いてくる。

その男は、呪術高校の1年を担当している五条悟だと、改めて名乗る。

呪術と聞いて、ハッとこの前のアクシデントを思い出し、先輩や伏黒はどうなったのかと慌てる虎杖。

そして、沢山の御札がついた太縄で、何故か自分が後ろでに縛られていることに気づく。

人の心配をしている場合じゃないという五条は、虎杖の秘匿死刑が決定したと言うのだった。

あの夜。

伏黒が虎杖を呪いとして祓うと言ったあの時。

構える伏黒に向かって、なんともない、お互い怪我しているから病院行こうと言う虎杖。

その体に浮かんだ入れ墨模様は徐々に薄くなっていた。

しかし伏黒は、今話しているのが、虎杖か呪物か判断できないため、どうしたらいいのか困惑する。

そこへ、今どういう状況なのと、突然脇に五条が現れた。

五条先生がどうしてここにいるのかと驚く伏黒に、さすがに特級呪物が行方不明になると、上にうるさく言われるからと、観光がてら様子見に来たのだという。

それで呪物は見つかったのかと、五条が伏黒に聞くと、虎杖が気まずそうに、俺が食べちゃったと申し出る。

一瞬間が空く五条。

実際虎杖を見てみると、確かに呪物が混ざっているのがわかる。

現状体に異常はないと言う虎杖。

では、食べた呪い・宿儺と代われるかと聞くと、多分できると答える。

五条はそれを聞きストレッチをすると、宿儺と交代して10秒経ったら戻っておいでと言う。

不安げな虎杖に、僕は最強だから大丈夫だと、ニッと笑う五条。

そして五条は、帰りの新幹線で食べる予定のお菓子を伏黒に預ける。

マイペースぶりに衝撃を受ける伏黒。

そんなやり取りをしていると、宿儺となった虎杖が五条に飛びかかる。

五条が両手を合わせると、一瞬で彼の位置が移動し、宿儺の攻撃が当たらない。

そして突然顔を殴り飛ばされる宿儺。

この男は恐ろしく速いのかと思った宿儺だが、それは違うことに気づく。

いつの時代も呪術師は厄介だと笑う宿儺は、腕に力をこめると、一振りで激しい衝撃とともに五条の足元を抉った。

これで仕留めたと考える宿儺だが、何故か五条のまわりだけ時が止まったように瓦礫が浮いたままで、彼にかすり傷ひとつなかった。

その間も秒数を数えている五条。

9秒まで五条が数えると、宿儺の主導権が虎杖に戻り、大丈夫だったかと五条に聞く。

本当に制御できていると確認できた五条。

それでも、頭の中で声がうるさいとぼやく虎杖に、それで済んでいるのが奇跡だと教えてあげる。

すると五条は、虎杖の額を指で突く。

途端に気絶し、倒れる虎杖を五条は支える。

何をしたのかと聞く伏黒に、これで目覚めたとき乗っ取られていなければ、虎杖には器の可能性があると説明する。

五条は、さて彼をどうするべきかなと、伏黒に問う。

伏黒は、仮に器だとしても、呪術規定によれば処刑対象である。でも、死なせたくないと答える。

それは私情かと聞く五条に、私情です、なんとかしてほしいと頼む伏黒。

五条は笑うと、可愛い生徒の頼みだから任せろと言うのだった。

そこまであの夜のことを説明した五条は、そういうわけで君は死刑だと明るく打ち明ける。

回想と展開があってないと突っ込む虎杖に、これでも頑張った、死刑は死刑でも執行猶予がついたんだと話す五条。

一から説明するという五条は、虎杖が飲み込んだ特級呪物と同じ指を1本取り出す。

全部で20本あるこの指は、呪術高専がそのうち6本所持しているのだという。

五条はポイっとその指を投げると、平手をかざし、離れたところにあったその指を一瞬で壁に叩きつける。

壁は大きく抉れるが、指は無事だった。

見ての通り壊すことができない、強力な呪いなのだと言う五条。

さらに日増しに呪いが強まり、現存の術師では封印が追いつかないのだそうだ。

そこで虎杖の出番である。

虎杖が死ねば、中に入っている宿儺も死ぬのだと。

上層部の老人たちは臆病なので、いますぐ虎杖を殺せと言うのだが、宿儺に耐えうる器が今後生まれて来る保証はないため、ある提案をしたのだという。

どうせ殺すのなら、全ての宿儺を取り込ませてから殺せばいいと。

その案で上は了承したので、今の君には2つの道があると言う五条。

今すぐ死ぬか、全ての指を見つけて取り込んで死ぬかの2つが。

後日、杉沢病院にて、見舞いにきたやつれた佐々木のところに、虎杖が様子を見に来た。井口が入院したままなのだ。

医者は大丈夫だと言うが、井口の意識はまだ戻っていなかった。

彼の頭部は、呪いに噛まれたためか、包帯でグルグル巻きにされていた。

私が夜の学校に誘ったから化け物に襲われてしまったと、ボロボロと涙を流す佐々木。

虎杖は、あいつらは化け物じゃなく呪いで、あの指は特級呪物というもので、呪いを引き寄せたり強くするものなんだと、話す。

だから悪いのは先輩じゃなくて俺なんだと。

明日には井口先輩を治せる人が来るという虎杖は、行くところがあるからと、バイバイと手を振る。

彼が向かった先は火葬場。

親みたいな祖父が亡くなったと話す虎杖に、こんな時に悪いね、どうするか決まったかと聞くのは五条。

こういう呪いの被害は結構あるのかと、虎杖が聞くと、今回は特殊だが、被害の規模でいったらザラにあるのだという。

宿儺の捜索をするとなれば凄惨な現場に出くわすこともあるだろうし、虎杖がそうなる可能性だってあるが、好きな地獄を選んでと話す五条の話に、虎杖は今回傷ついた伏黒や先輩のことを思い出す。

お前は強いから人を助けろという祖父の言葉。

宿儺を全部消せば、呪いの被害は減るのかと虎杖が聞くと、勿論と返す五条。

そして2本目の指を受け取り、躊躇なく飲み込む彼。

これで1/10取り込んだことになるが、どうなるかと五条が観察していると、一瞬怪しい雰囲気になるが、すぐ元に戻る虎杖。

肉体の耐性だけでなく、宿儺相手に自我が保てる、千年生まれてこなかった逸材だと、五条は確信を得る。

死刑は納得いかないが、呪いは放っておけないから、宿儺は全部食べる、あとは知らないという虎杖は、自分の死に様はもう決めてあるのだという。

五条は虎杖を気に入り笑顔だ。

五条が荷物をまとめてこいというので、どこに行くのかと虎杖が聞くと、突然脇に現れた伏黒が、東京だと答える。

これから伏黒と同じ学校に転入することになるのだという。

東京都立呪術高等専門学校。

1年生は虎杖で3人めという、かなり変わった学校へ彼は向かうのだった。

漫画「呪術廻戦」2話・秘匿死刑の感想

週刊少年漫画は大体20P付近なのですが、ピッコマや他のスマホ漫画と違って、紙媒体はボリュームがありますね。

さて今回は、作中最強のキャラクター、五条先生が登場しました。

読み進めていくとわかるのですが、反則的な強さなのです。しかもうざいくらい陽気でマイペースで、生徒思いで、なかなか人気のあるキャラクターのようです。

そんな五条から、宿儺を取り込んで死ねと言われる虎杖。お前は強いから人を助けろ、自分の手の届く人間だけでもいい救っておけ、という祖父の遺言に従い、彼は引き受けます。生きてはいますが、手の届く範囲の先輩や、伏黒を助けきれなかったのも、後押しになったのでしょうね。

そしていよいよメイン舞台となる、呪術高専へ転入です。1年生は3人いるとのことなので、虎杖、伏黒に加え、もう一人います。どんな人物なのか楽しみですね。


それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

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