漫画「皇帝の一人娘」157話の作品内容のネタバレと感想

漫画アプリ・ピッコマ、コミコで連載中の「皇帝の一人娘」

原作YUNSULさん(小説・황제의-외동딸)、漫画RINOさん。

かわいい絵柄にパンチの効いたセリフが面白い、転生&恋愛ファンタジー漫画です。主人公のリアを中心に、彼女と関わる人との心の交流を描いています。

毎週日曜日に最新話が更新されます。

前回のあらすじは、以前とは違いよく笑うようになったアシシのため、リアは自分からもっと笑いかけようと思ったのも束の間、ふとした話題で、アリスティアが興味があるレディー・シチェリアがアシシの母親だと判明し、彼は無表情になる。

リアはそのことに衝撃を受け、いつもしているカイテルへの挨拶もせず、部屋で思い悩んでいた。そこへ彼女を心配して、ドランステが現れるのだった。

詳しくはコチラにてまとめてあります

漫画「皇帝の一人娘」157話のネタバレ

カイテルとアシシの間に、これ程深い問題があるとは知らず、リアが軽率だったせいで、アシシの傷をえぐるようなことをしてしまった。

そのことに後悔し、うつむくリア。

心配したドランステは、どうしたのかと尋ねる。カイテルの父と、アシシの母親は不倫をしていた。

つまり、リアの祖父の妾がアシシの母親だった。

そんなことを、わざわざアシシの口から言わせてしまった自分の行動を悔やんでいたのだ。

カイテルとアシシが普通の友人関係ではないことは理解はしていたものの、まさかそのように複雑だとは考えていなかった。

以前アシシは、自分は家庭をもつことはないだろう、と話した。

その当時は意味はわからなかったが、小さい頃のアシシは自分の親をどのように思っていたのだろうか。

ドランステは、ベッドに腰かけるリアの隣に座り、あの二人はそこまで深く考えてないだろうと、彼女をフォローする。

あの時代は皆狂っていたので、そんなこと誰も気にしないと。

今の常識が通用しない時代だということは理解はできても、納得できず、まだ辛い表情のリア。

お前はどうなんだと、ドランステに聞かれ、当時がおかしな時代なことは知っているが、自分がこのわだかまりに関与していい問題なのかどうか、触れてはいけないことだったのではないかと、彼に説明する。

ドランステはふっと笑うと、彼女の頭を撫で、怒られる。

リアが知らないたくさんのことが絡み合っていると言うドランステ。

あの二人は何を抱えて生きているのだろうと、彼女は切ない気持ちになる。

そこに答えはないのかもしれないが、気になるのなら自分自身で答えを見つけないとと考える。

ドランステは、覚悟もないのに他人の過去を知り、衝撃を受けたのかと茶化すが、リアはアシシが心配でたまらないのだ。

アシシを傷つけてはいないだろうかと、自分のふがいなさで泣きたくなる。

そして急にカイテルに会いたくなり、立ち上がったリア。

でも、こんな時間に行って大丈夫なのかといきなり不安になり、ドランステに聞くと、彼は思いっきり笑い出した。

自分の父親なのに何を言ってるんだと。

当然の一言だったが、嘘のようにためらいがなくなった。

そう、自分の父親なのだ。

突然夜中に現れたリアに、宮中の者たちは皆驚いたが、そんなことは関係ない。

自分が会いたいのだ。

そしてカイテルの部屋のドアを開けると、カイテルはワインを飲んでいるところだった。

こんな時間にどうしたと聞くカイテルの姿に、こみあげるものがあり、抱き着くリア。

さっきまでは誰かの腕の中で思いっきり泣きたかったのだが、こうしてカイテルに抱きしめてもらうと、不思議とそんな気持ちはどこかに行き、心が落ち着く。

それにしても、カイテルはなぜこんな遅い時間まで起きているのだろう。

リアと一緒に寝ているときは、毎晩すぐ明かりを消して横になったのだが、今では夜更かしをするようになったのだ。

リアはカイテルを散歩に誘う。

カイテルは浮かない表情をしたが、彼女にもう寝るのかと聞かれると、ふうと息をつき少し口元が緩む。

行くぞ、とカイテルはリアを連れ、散歩に出かけるのだった。

漫画「皇帝の一人娘」157話の感想

自分の母親が不倫し妾になり、自分を全く見てくれなくなったら辛いでしょうね。しかも父親は暴力を振るい、虐待をします。アシシに逃げ場はなかったようです。

では、その不倫先が自分の友人の親であったらどうなのか。

親は親、子は子で、それぞれ独立した個人ですので、リアが思うほど酷いわだかまりは無いのではないかと思うのですが、どうなんでしょうね。

別にカイテルがアシシの母親に溺愛されていたわけではないですし、むしろ親に放置され、アシシと同じ寂しい孤独な日々を送っていました。そんな二人が互いをどうこう思うとは考えられないですし、ドランステの言う通り、リアの考えすぎで、受け止めきれないのであれば、関わることではありません。

二人ともいい大人ですしね。

アシシも、リアが純粋に聞いてきたから答えただけで、他意がないのは理解しているはずです。当時のことを思い出し辛い気持ちになったかもしれませんが、彼が乗り越えるものなので、リアはただ支えてあげればいいのではと思いますね。

さて、突然カイテルに甘え、散歩に誘うリア。

やはり甘える相手は父親であるカイテルなのですね。日々悪態をつきながらも、しっかり父子していますね。二人でどのような会話をするのでしょうか。

リアが早くいつも通りになるといいですね。


次回のエピソードはコチラ

それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに


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