漫画アプリ・ピッコマで連載している「皇子よそなたの願いを叶えよう」
作画 Ant Studio、原作 Mokgamgi(황자, 네 무엇이 되고 싶으냐?)、韓国発の恋愛転生漫画で、ファンタジー小説家が自分の小説内に転送される物語です。
毎週木曜に最新話が更新されます
前回のあらすじは、握ったバソの両手首を離したくないと思うカイト。一方、ミトラレンの姫を迎えるために城は大忙しで、バソも手伝うようペラトに言いつけられる。彼女に羊皮紙の力を使わせ、カイトのダンスレッスンをさせるのだった。真夜中に二人きりで練習するカイトとバソは、始めはギスギスしたものの、いい雰囲気でダンスをするのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」17話のネタバレ
ペアラッセン第3皇子のメイドであるドリスは、ペラトの命令で魔女の世話を担当している。
始めは、魔女が気難しい老婆ではないか、ドリスをカエルに変えたりしないかと怖かったのだが、実際の魔女は、優しく美しい人物だった。
魔女が城に来てからというもの、彼女の明るさに城に活気が出てきた。
その中でも、いつも重々しく気難しい表情ばかりしていたカイトが、魔女のおかげで表情豊かになり、一番変化があった。
出先をきちんと報告しろだの、人質だと自覚してるのかだの、毎日のようにバソと口喧嘩をするカイト皇子。
カイトにあのように話す人物は今までいなかったし、あの皇子にこれほど多彩な表情があるというのも初めて知った。
さらに、最近はもっと興味深いことも見つけたのだとドリスは思う。
ドリスが仕事のために同僚と廊下を歩いていると、外にカイトの隙を狙うバソが目に入った。
隙ありとバソが襲いかかるが、ひらりと躱すカイト。バソは顔面からすっ転ぶ。
無鉄砲すぎるとカイトに言われ、今度こそとムキになるバソ。
そんな二人のいつもの光景を目にして、同僚はすぐ立ち去るが、ドリスはカイトが嬉しそうな表情をしていることに気づいた。
二人は剣術の稽古を日が落ちるまで続け、二人はクタクタだった。
全くカイトに勝てないバソは、願いと違うとイライラする。
戦いには経験が必要だから、技術だけでは俺に勝てないと説明するカイト。
それでもカイト相手にピンピンしているとこを見ると、願いが効いてないわけでもなさそうだと言う。
次こそと、諦めないバソのおでこを指で押し、今日はここまで、そのまま横になって休めと、彼女を寝転ばさせるカイト。
カイトもバソのすぐ脇で横になる。
彼があまりにも近いので、意識してしまい恥ずかしくなったバソは、起き上がって部屋に戻ろうとする。
しかしカイトが、少しだけでいいと、彼女の腕を掴み回すと、カイトの腕に頭を乗せる格好になったバソ。
顔が真っ赤になり、変な笑いがでるバソに、カイトは地面が冷たいから腕を貸すだけだと言う。
そしてあれを見てみろと、夜空を見るように促す。
天の川がキラキラを広がる夜空に、バソは感動する。
彼女の横顔を見つめるカイトは、以前皇室の晩餐会でカイトが頭からスープを被る羽目になったのは、おまえの仕業なのだろうと言う。
嘘はつけず、気まずそうに、うんと返事するバソ。
第一皇子との手合わせでいきなりカイトの剣が折れたのも、本が入れ替わり学者達の前で大恥を書いたのもそうなのかと効かれ、否定できない彼女。
そんな嫌われ者の悪役など、さっさと殺せば良かったのにと言うカイトに、嫌われ者ではないし、自分の作ったキャラクターは全て愛しているとバソは言い切る。
するとカイトは、おまえは良いやつだと言う。
明るくて、温かくて前向き、そして悪役の俺を生かしていてくれてありがとうと。
そんな二人の様子を、ドリスは影からこっそり見ていた。
まさかとは思ったが、このままこの二人に愛が芽生えるのではないかと、興味津々であり嬉しいドリス。
そこへペラトが、何をしているのかと現れたので、ドリスは慌てて仕事に戻る。
ペラトは、ドリスが見ていた方向を見ると、仲良さそうなカイトとバソの姿が。
ペラトの心は何故か曇るのだった。
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」17話の感想
明るく元気で、誰にも対等に接するバソは、カイトにとっても使用人にとっても、温かく大きな存在になったようです。
自分の人生を惨めに思っていたカイトは、いつも気難しい顔をしていましたが、彼女と一緒に過ごすうちによく怒り、笑い、優しい顔をするようになりました。
どんどんバソとカイトの仲が近くなり、ドリスは喜んで眺めていましたが、何故かペラトは暗い表情をします。
自分たちをどん底に落とした魔女であるバソと仲良くするなんてと、彼女を信用出来ず面白くないのか、
ミトラレンの姫と婚約するかもしれないのに他の女性であるバソと仲良くしているのがまずいのか、
自分が色々と苦労しているのに二人は好き勝手してと面白くないのか、と様々な理由が考えられますが、どうしたんでしょうかね。
主人であるカイトが活き活きしているのことが、ペラトの幸せではなかったのか、彼の腹の中が読めませんね。
まとめ
・バソが来てから、カイトや城の中が明るくなってきた
・カイトはバソを認め、ありがとうと伝える
・ペラトは、仲がいいカイトとバソを見て、顔を曇らせる
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに