漫画「捨てられた皇妃」29話のあらすじと感想!ネタバレ有り

無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「捨てられた皇妃」

漫画 iNA氏、 原作 Yuna 氏の韓国漫画です。

──主人公のアリスティアは、神のお告げの子とされ皇后となるべく育てられたものの、別の少女が現れ次位である皇妃に落とされる。そして愛する皇帝には虐げられ最後には反逆罪に問われ処刑される。

しかし神によって時間が戻され、自身の9歳の子供時代へと転生し、悲劇の運命を回避するべくやり直すという、転生がベースの恋愛ファンタジー作品──

毎週土曜日に最新話が更新されます

前回のあらすじは、遠征に行くことになったアレンディスは、アリスティアの額にキスし、出発する。父ケイルアンも第二騎士団も遠征に行ってしまい、屋敷に一人残された彼女は、数日はなんとかいつも通りに過ごせたものの、剣術を教えてくれるものがいないので、練習に行き詰ってしまった。

気分転換にとリナに誘われ、市内にでかけた彼女は、鍛冶屋に寄った。そこに現れたのは真っ赤な髪の元気な少年。せっかちでわんぱくなその少年と、アリスティアが見ようとした剣は同じで、二人は顔を見合わせるのだった。

詳しくはコチラにてまとめてあります

全話一覧はコチラ

漫画「捨てられた皇妃」29話のネタバレ

少年はアリスティアに、お前も剣に興味があるのかと尋ねる。

初対面なのにすごく無礼な口のききかただと思いながらも、アリスティアは、はい、と返事をする。

少年はじろじろと彼女を見ると、剣術を習い始めてからどれくらい経ったのかと聞く。

それならこれがいいんじゃないかと、レイピアを彼女に手渡す少年。彼女の体格には先程の剣は重すぎるのだと。

そのレイピアは軽くて、父が彼女にくれたものに似ている。

買うつもりがないが、彼女が一応礼を言うと、少年は満足そうだ。

女子は普通剣術をやろうとしないし、触るのすら嫌がるのに、変わってるなと彼に言われる。

なぜなら手にマメができるから。そう言われて自分の手を確認するアリスティア。

なるほど、剣術を習っていることはマメで気づかれたようだ。

アリスティアは、父が騎士なのだというと、うちも父上も兄上も騎士なんだと言う少年。自分もいずれ騎士になるのだと。

首都で活躍する第一騎士団に入るつもり、しかも最年少騎士の記録だって更新できそうなんだと、鼻高々だ。

最年少騎士、燃えるような赤い髪、ガラスのような透き通った青い瞳、そんな彼の情報からアリスティアはハッと気づく。

カルセイン・デ・ラス公子

と彼女が呟くと、自分のこと知っているのか、これだから天才は辛いよなと、嬉しそうなカルセイン。

この少年が、ラス公爵の次男で帝国一の天才剣士かと驚くアリスティア。

思っていたよりずっと、知性が欠落していてちゃらんぽらんに見えた。

もし剣術の練習で困ったことがあれば、いつでも俺を訪ねてこいと、カルセインはノリノリだ。

カルセインが手を貸してくれるというので、練習に行き詰まっていたアリスティアにはまたとない申し出だった。

そこらの先生より教えるのがうまいから、ぐんぐん上達するぞと、彼の自尊心はどんどん伸びる。

お前の名前は、と彼に聞かれたので、アリスティアが答えようとすると、カルセインの付き人が店に駆け込んできた。

勝手にいなくなるのはやめてくださいとあれほど、と大声で彼を注意する執事に、大声で返答するカルセイン。

カルセインもうるさければ、その付き人もうるさいようだ。

そして、絶対に来いよな、と彼女に言い残し、颯爽と店から去る彼なのだった。

その後、屋敷で剣術の練習を続けるアリスティアだが、やはり誰の助言もない状態では途方にくれるばかりだった。

いざ誰もいなくなってみて、いかに騎士団らの存在が大きかったかがわかる。

そしてせっかくだしと、カルセインを訪ねてみることにするアリスティア。

ラス公爵邸に着いた彼女は、ラス公爵夫人に迎えられた。

侯爵が出発する前に剣術の指導を委ねられたことは聞いていると、ラス公爵夫人は言い、カルセインが来るまでしばし待つよう言う。

ツンツンした態度のラス公爵夫人は、アリスティアが嫌いなのか、以前から何故か彼女に冷たい。

そこへ、母に呼ばれたことで叱られると思ったのか、気落ちしたカルセインがやってきた。

アリスティアがいることに気づくと、テンションがあがり喜ぶカルセイン。

カルセインはアリスティアの肩をポンポン叩き、天才の力を借りたくなったかと喜んでいると、ラス公爵夫人にちゃんと挨拶するよう注意される。

彼女はモニーク家の令嬢なのよ、と夫人が紹介し、アリスティアもきちんと挨拶する。

しかしカルセインは急に静かになり、なんの反応もしなくなった。

そして、よく見れば銀髪だ、モニーク一族以外には銀髪はいなかった、と彼は呟く。

つまり、お前は皇太子妃かと、突然冷たい表情になるカルセインなのだった。

漫画「捨てられた皇妃」29話の感想

アリスティアが台風のような人、と評したように、騒ぐだけ騒いで、去るときはあっという間だったカルセイン。

実はこの漫画に出てくる花婿候補の中で、裏表がなく一番好感が持てるのが彼です。アリスティアに鼻高々に自慢するところなど、少年らしい少年で、なんだかホッとする人物ですね。

一見ちゃらんぽらんですが、彼女の手のマメや、体格にあった剣をさっと選ぶところなど、剣についてだけなのかもしれませんが、それなりに才覚があるようですね。

アリスティアとすぐ打ち解けそうなカルセインでしたが、彼女がモニーク家令嬢だと知ると急に態度が変わりました。

ラス公爵夫人は、もともとアリスティアに冷たかったようですし、ラス家とモニーク家で何かあるのでしょうか。ラス公爵本人や、長男カイシアンは普通に接してくれたのに、どういうことなのか気になりますね。


次回のエピソードはコチラ

それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

猫野: