漫画「この結婚はどうせうまくいかない」54話のあらすじと感想！ネタバレ有り

無料漫画アプリ・ピッコマで連載しているロマンスファンタジー漫画「この結婚はどうせうまくいかない」

原作：CHACHA KIM、作画：Cheong-gwa、原題：이 결혼은 어차피 망하게 되어 있다

毎週金曜日に最新話が更新されます。

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漫画「この結婚はどうせうまくいかない」54話のあらすじ(ネタバレ有り)

カッセルは生涯独身で、貴族社会のルールに反する問題児でありながらも、オルテガの利権の象徴である帝国一の海軍を持っていた。

その当時のイネスは26歳、その年の春にカッセルは深刻な怪我で除隊したのだが、それまでは少しの非難はされつつも、バレンシア海戦での英雄だと呼ばれていた。

その人気は、彼の従兄オスカルによりも高く、オスカルは疎ましく思っていた。

そんな過去の夢をみていたイネスは、いつの間にか涙を流していたので、心配したカッセルは謝り、自分を見てほしいと言う。

イネスは、カッセルの口から愛の言葉を聞いてしまったこと、最後にまた戻って来たカッセルを見て安心したことに、自分の気持ちか耐えきれず、涙を流したのだった。

夢の中で、カッセルがボロボロの皇太子妃を支えていた。

自殺は昔から神が禁じ、人間にとって大きな罪の一つだが、皇太子妃が塔から飛び降りて全身ボロボロになったとして、自殺だと言い切れるものはどれだけいるだろうかと、支えてくれる彼を見てぼんやり考える。

カッセル自身の体はぞんざいに扱うのに、イネスのことは過剰に心配するので、夢の中の彼がとても悲痛な表情をしているの理解できたのだが、よく考えてみれば、これは現実の世界のカッセルではなかった。

何故か夢の中のカッセルは、記憶よりもずっと痩せていた。

イネスはこのカッセルに、オスカルに妻の監視をするように命じられたのかと言うと、カッセルはそうではないと答えたが、ではこんな時間にここを訪れたのは偶然なのかと指摘する。

オスカルはカッセルをとても毛嫌いしているので、イネスが少しでもカッセルと言葉を交わすだけで、その日の晩はずっとイネスを犯し続けるのだと教えると、カッセルは憎悪を抱く。

カッセルはイネスに溢れそうになる思いを抱いていたが、イネスは、溢れそうならば飲み込めば良いと言う。

イネスは、カッセルがイネスを愛するあまり、名前を呼ばれるだけで気持ちが浮き沈みし、いつも不幸な目をしていることに気づいた。

イネスはカッセルに、オスカルがカッセルを憎むあまり、戦場で死ねば良いとわざわざ戦地に送っているのだと教え、オスカルを捨てることがカッセルが生きる道だと教える。

早く切り捨てれば輝く未来が待っている、その終止符は主君の妻を奪うことだと言うと、カッセルは、そうやって自分を価値のない人間だと言うのはやめろと言う。

イネスは、カッセルをもったいない人だと思った。

オスカルは自分に最も影響を与えるものを嫌悪し恐れる愚かな人間だから、自身の忠臣を自らの手で斬り捨てる。

そのような間抜けな男が治める帝国を望むのかと言うと、カッセルは、ただ殿下(イネス)に死んでほしくないだけだと返した。

イネスは、こうして夢でみた前世を、じっと思い返すのだった。

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漫画「この結婚はどうせうまくいかない」54話の感想

オスカルはダメダメですね。

オスカルがイネスに執着するのは、カッセルが彼女を愛しているからのようです。もちろんイネスの血筋もあってのことですが。

カッセルはイネスを愛していました。イネスもわかっていました。何故今回の計画に彼を使おうとしたのか、感情を飲み込むしかできない者同士だからでしょうか。

イネスも彼を前世から愛していることを自覚しましたね。

前世のカッセルはオスカルの犠牲となり、生涯独身で、英雄としてのその身も壊されました。

イネスが今世の計画にカッセルを選んだのは、オスカルから解放させたかったのかもしれません。無自覚でも彼を愛していたので、カッセルを自分の計画の踏み台にするのではなく、自分が踏み台になろうとしていたのではないでしょうか。

過去を見て、カッセルとイネスの関係性が少しずつわかってきましたね。

しかし、記憶よりも夢の中のカッセルが痩せていた、というのは何でしょうか。よく見てみたら、という意味でしょうか。

本当は前世から愛し合っていたようなので、今世こそ幸せになってほしいですが、亡き息子のことを思うと複雑ですね。

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それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回も楽しみですね