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無料漫画アプリ・ピッコマで連載中の「緑陰の冠」原題・녹음의 관
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漫画「緑陰の冠」60話のネタバレ
ルミエは、眠る妹の頭を撫でながら、これまでのことを考えていた。
妹を治療してくれるとアルカに騙され、殺さなければ殺される不法闘技場に入れられ、いくら戦っても妹リリーに会わせてもらえず、遠くから見るだけだった。
そんな中、助け出してくれた女性は、自分に何も求めなかった。
だが、人が他人に親切にするのは見返りがあるからだと思い、ラチア領に向かうこと、ラチアの女領主の話は闘技場まで聞こえてきたことから、おそらく正統な後継者である弟を始末して欲しいということだろうと考えた。
貴族殺害は重罪で処刑されるので、ルミエはリリーの手をぎゅっと握りしめるのだった。
一方、ランは風邪をひいてしまい、しばらく休んでいた。
夕方になって湯あみをすると、ユスタフの執務室を訪ね、昨晩の失言(ユスタフが何よりもラチアを大事にしているのに、ラチアを軽視した発言をしてしまったこと)について、頭を下げて謝罪した。
だがユスタフは、ランの性格をわかっているからと微笑したので、ランはよくわからないものの、少し気持ちが楽になった。
ラチア領へは翌日出発することになり、ランがルミエ達も連れて行って良いか聞くと、ユスタフは許可した。
ありがとうとランが微笑むと、何故かユスタフはランにデコピンし、本人も何故したのかわからないと言う。
ランが咳をすると、ユスタフは、自分もランを心配するのだと言う。
執務室から出たランは、ユスタフが昨晩怒ったのはランを心配していたからだとようやく気付き、何か見落としている気がしたものの、自分を心配してくれる存在がいることに嬉しくなるのだった。
漫画「緑陰の冠」60話の感想
アルカに騙されたルミエは、ランが助けてくれたのは何か裏があるのではないかと疑い、まさかの方向に。ランが最も望まないことですよね。
これまでのルミエの環境では仕方のない考えですが、どんな思い出リリーの手を握り覚悟したのでしょう。ランとしてルミエ達を救ったつもりですが、当人はまだ死の恐怖と戦っています。
おまけに、ユスタフもルミエのことを信用できないだろうから、この青年二人の仲はギスギスしますよね。
ランの方は、前回ユスタフと言い合ったせいで、気まずくなってしまいましたが、何のことなくいつも通りの関係に戻れてよかったですね。
ユスタフの方は、自分がランを心配していることを、ようやく理解してもらえました。この二人がすれ違っているのは、モヤモヤするので良かったです。
ランはユスタフの思いを半分は理解してはいないので、まだまだこれからですね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回も楽しみですね