漫画「目覚めたら怪物皇太子の妻でした」最新話37話のあらすじネタバレと感想

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漫画アプリcomicoで連載中の「目覚めたら怪物皇太子の妻でした」原作 Jang Namu 、作画 Hagwa(STUDIO WOOGII)、原題 괴물 황태자의 아내가 되었습니다

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漫画「目覚めたら怪物皇太子の妻でした」最新話37話のネタバレ

リチャードの母は、ロウム族の奴隷だった。

ロウム族は千年以上前の西大陸の主だったゼルカン帝国の皇族だったのだが、贅沢におぼれ民衆を弾圧していたため、彼らの行為に怒った光の女神がフィリップに力を与え、彼らを追い出した。

ゼルカン帝国が崩壊しアステリック帝国が建国されると、ロウム族は奴隷になり、千年以上経っても蔑まれる対象だった。

カシル公爵は、妻が妊娠すると美しい奴隷に手を出し、そしてリチャードが生まれた。

初めは奴隷として育てたが、リチャードが聡明だったため、息子として認めた。

リチャードは喜び、母の身分を解放してもらうために一生懸命勉強しようと思った。

ある日、母が病に冒されたとき、リチャードは母が止めるのも聞かず、医者を呼ぶように公爵に願った。

するとタンシノルという疫病を疑われ、母は公爵家の人間によって外に引きずり出されて殺されてしまった。

リチャードは倉庫に閉じ込められ、タンシノルでないとわかってからようやく解放された。

その後、リチャードはタンシノルについて調べ、その疫病はロウム族から広まったこと、伝染力と致死率が高いこと、体に黒い斑点ができ吐血もあることから、呪いの継承者の症状と似ており、第2の呪いと呼ばれていたことがわかった。

そして、母がそのタンシノルではなかったことを知った。

ロウム族が病気になると、人々はその疫病だと思い込み殺害しようとするのだ。

だから母は止めたのに、自分が母を殺してしまったのだと、リチャードは絶望した。

その日以来リチャードは変わり、カシル公爵とその家族への復讐と、皇帝の座を手に入れ、自分を見下していた者たちを跪かせることを決意したのだった。

アンシアはリチャードに近づき声をかけ、その木の花がキレイだと言うと、彼はロウム族の女性が埋葬されている墓だと話す。

原作ではダイアナにすら打ち明けなかった、ロウム族という言葉を彼が口にしたことに、アンシアは驚く。

アンシアが、知っている女性かと尋ねると、彼は否定し、タンシノルにかかって死んだと聞いただけだと答える。

アンシアが、自身のハンカチを木の枝に巻き付けたので、リチャードは顔を顰め、何をしているのかと言う。

ロウム族の葬儀のマナーだと聞いたのだが、してはダメなのかと訊き返すと、リチャードは、タンシノルがなんなのかわかっているのかと凄む。

アンシアは、知っているが、ロウム族だというだけでタンシノルだと疑い殺すこともあるそうので、実際にタンシノルであったかはわからない、それにたとえその病気であったとしてももう病原体はいないでしょうと話す。

リチャードが、女神の呪いが移ると脅しても、アンシアは、そのようなことは信じないと言い、ハンカチをきつく結び直そうとした。

するとリチャードはアンシアの手を掴み、周囲から怪物にも優しい聖女だと称えられて浮かれているのか、それとも本当に勘違いしているのかと怒鳴るのだった。

漫画「目覚めたら怪物皇太子の妻でした」最新話37話の感想

リチャードはまだ若いのに、なかなか悲惨な人生を送っていました。

母のために良かれと思ってとった行動が、母の命を奪うことになるなんて、幼い彼にはわからなかったでしょう。

母がきちんと説明するか、周囲に教えてくれる人がいればよかったのですが、運が悪かったとしかいいようがないですね。

そんな体験をしたからこそ、アンシアに振られ続けるみっともない思いをしても、なんとしてでも地位を得たかったのですね。

アステリック帝国民からすれば、テステオンは悪人ではないでしょうけど、奴隷として蔑まれてきたロウム族やリチャードにとっては、憎む対象なのでしょうね。

だからテステオンを騙して命を奪えたのでしょう。自分がかつて母のためにと家族愛で動いたように、テステオンの家族愛を利用したのは皮肉でしょうか。

リチャードは、ダイアナには言わなかったことをアンシアには言ったようですが、呪われた皇太子ですら受け入れる彼女に、何かの期待する気持ちがあったのかもしれないですね。


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それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回も楽しみですね

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