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無料漫画アプリ・ピッコマ、LINEマンガで連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다
ある日突然、小説の中の姫に生まれ変わってしまった主人公。しかも実父に殺される運命の姫に。血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。
毎週日曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、クロードが席を外している間フィリックスと踊るアタナシア。フィリックスの足も踏む。
もしや今クロードはジェニットと会っているのかと不安になるアタナシアを楽しませようとしたのか、フィリックスは社交の場に彼女を押し出す。挨拶に疲れ切ったアタナシアは、会場を出てクロードのもとへ。
終わってもいないのにアタナシアが出てきたので、誰かが娘を傷つけたと思い、クロードは激怒。アタナシアは、パパと一緒にいたかったからと言い場を治める。
二人でエメラルド宮に戻ることにし、これならジェニットに会わずに済みそうだと思っていたら、ジェニットがアタナシアのリボンを持って現れたのだった。
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漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」33話のネタバレ
アタナシアを呼び止めたジェニットだが、皇帝に挨拶するのをし忘れたので、クロードに挨拶しなおす。
クロードがどう反応するか気が気でないアタナシアは、見つけてくれてありがとうと言い、さっとリボンを受けとる。
ジェニットは自己紹介がまだだったと微笑むと、ジェニット・マグリタだという。
マグリタはアルフィアス公爵が預かっている子だなと言うクロードに、私の話を聞いたことあるのですかと目をキラキラさせて聞くジェニット。
クロードは無関心そうにも関わらず、それでもずっとキラキラした笑顔を絶やさないので、アタナシアは、さすが本物の主人公だと驚く。
アルフィアスの元で育ったせいか大胆だなとクロードは言う。
ジェニットを見つめ何かに気づいたクロードは、なるほどそうかとほくそ笑む。
帰るぞと言い、クロードはジェニットに背を向ける。
アタナシアは、クロードをキラキラした目で見つめるジェニットが気になるが、クロードにさっさと来いと言われたので、急ぎついていく。
フィリックスは、お姫様がお疲れのようですので、馬車まで支えて行こうかと提案するが、クロードに10歩離れるよう注意される。
そうして外にでると、床で踏まれ汚れているからと言い、クロードは先ほどのリボンを投げ捨てた。
アタナシアが、でもと言うと、欲しいものがあるなら何でも言えばいい、より良いものを与えてやるから惜しむことはないと言う。
つい気持ちを探ってしまうほど自分が神経過敏になっているせいだろうか、クロードが何を考えているのかわからないと思い俯く彼女。
クロードはアタナシアから、じゃあねパパ、と言われたことを思い出していた。
何故あんな表情をしてそんな言葉を言ったのかと。
彼女が去ったあの後、アルフィアス公爵がクロードに挨拶しに近づいた。
アルフィアス公爵は、お姫様がデビュタントを迎えられて感激だ、初めてお会いしたときはあれほど小さかったのにと言う。
アタナシアの小さな手で、この手を握られたことを思い出すクロード。
公爵は、陛下がお姫様をエスコートしたことで会場も賑わっている、もし陛下に他の王子様やお姫様がいても同じように大切にしてくださったでしょうと言うので、クロードは無駄な仮定だなと冷ややかに一瞥する。
そして、あの子が二人にならない限りはそんなことしないと言うクロード。
アルフィアス公爵は少し考え、私の姪も今日デビュタントを迎えたので、この曲の後にご挨拶して宜しいでしょうかと尋ねる。
しつこく言っていたあの子のことかとクロードが返すと、そうですアルフィアスが保護していた子ですと言う。
アルフィアス家で実の娘のように面倒をみていたなんて、らしくないことをしたものだとクロードは冷笑する。
公爵は、お姫様ぐらいの年代の子は傷つきやすく多感なので、大人が理解できない部分も多いでしょう、お姫様も同年代のご友人がいた方がいいのではと提案する。
思慮深く聡明なお姫様なので口にはされないでしょうが、寂しく思われているのでは、もちろん陛下は全てご存知でしょうがと言う。
クロードは、ただでさえ会場の音がうるさいのに耳障りだ、下がれと命じる。
公爵は粘るも、何故下がらない、娘との時間を無駄にされたくないと言い、公爵を睨み、引き下がらせた。
そして現在、馬車に乗り込んだアタナシア。
クロードは、馬車のステップに足をかけると、14歳の誕生日と今日のデビュタントおめでとうと言った。
14歳のデビュタント祝いの言葉もパパから最初に聞きたいとおねだりしたときのことを思い出し(27話)、アタナシアはプっと笑う。
パパ遅刻だよ、もう他の人からお祝いの言葉聞いたよと彼女が言うと、じゃあキャンセルしようかというクロード。
アタナシアは朗らかに笑うのだった。
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」33話の感想
ジェニットは、腹黒そうなアルフィアス公爵のもとで育ったにも関わらず、邪心を一切感じさせない純粋な子のようです。
クロードをあんなにキラキラした目で見れるのは、ジェニットだけではないでしょうか。アタナシアも周囲から見れば、あのように純粋な笑顔をクロードに向けているのかもしれませんが。
クロードは、アルフィアス公爵がフェネロペの子を保護していたことに気づいたようですね。兄と浮気して彼を捨てた元婚約者、その子供である姪っ子を見て、彼はどんな気持ちなのでしょう。フェネロペについては23話に詳しく書いてあります。
今の彼には、愛した女性との愛する娘がいるので、目に入らないでしょうね。アルフィアス公爵が何を言おうと雑音でしかありません。
でもそんな大事な娘に、お別れのような言葉を言われ、かなり気にしていたようです。そのせいか、エメラルド宮に戻る前にアタナシアを祝いましたね。それだけ大事な存在なのです。アタナシアも原作設定にとらわれず、クロードに向き合えるといいですね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに