漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기
どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、さらに悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。
そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。
毎週金曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、その虚弱さのせいで、凱旋式に参加できなかったカナリア。深夜、寝込む彼女を誰かが見舞う。
4日後の、勝利を祝う宴会の日にようやく回復できた彼女。支度をする彼女の部屋に、断りもなく部屋に突入してきた、彼女の兄シェパード・イースター男爵。
皇帝が、セザールをカナリアと離婚させ、グレイシーと再婚させるらしいとの噂がでているのだと、なんとかそれを阻止するよう彼女をせっつく。
妊娠すればいい、お前は不妊かと妹を詰り、しまいには彼女を殴ろうとするシェパード。
それをセザールが止め、シェパードを追い出す。
セザールは、ただいまと言い、涙ぐんでいた彼女を後ろから抱きしめるのだった。
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漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」21話のネタバレ
セザールに抱きしめられたカナリア。
凱旋式に行けなくてごめんねと言うと、彼は気にするなと答える。
ずーっと抱きしめられたままなので、そろそろ放してほしいと彼女が言うと、彼は彼女の顔を両手で挟んで、自分の方を向かせた。
苦労したのは俺の方なのに何故お前が寝込むのか、この前よりはマシになったが顔色は良くないなと言うセザール。
この前とは、深夜に額に手を乗せてきたのは、セザールだったことがわかったカナリア。
なんで寝ている人の顔を触るのよと突っ込む彼女に、シラを切ろうとする。
心配になって様子を見に来たのでしょうと、彼女はからかい、図星だったためセザールは顔を赤くする。
セザールは、もう体調は大丈夫なのか、今日は何故こんなに化粧が濃いのかと、あれこれ聞く。
彼の手におしろいがびっしりつき、顔色が悪いのではなく、化粧が濃いから白いのかと呟かれる。
顔色が悪いからおしろいを沢山塗って、化粧が濃くなっただけよと説明するカナリア。そこのところは間違ってほしくない。
さっき泣いたせいで化粧が崩れたようで、直すついでに薄くしてもらえとセザールに言われる。
顔色悪いから無理というカナリアに、化粧するよりすっぴんの方がマシだという彼。
解釈すると、すっぴんも可愛いという意味だが、それはないと、心のなかで否定する彼女なのだった。
夜になり、セザールの勝利を祝う宴会が開かれた。
貴族の視線を浴びるカナリア。
華麗に凱旋した皇子と、もうすぐ離婚されそうな彼の妻は、人々の好奇心をそそるには十分なネタだった。
セザールと腕を組み、会場を進むカナリア。
セザールがパートナーになるのは久しぶりだ。
彼がいない間は、彼の弟ノアがパートナーになってくれていたが、ノアに婚約者がいなくて幸いだった。
そこへ、皇子、とセザールに声をかけ呼ぶのは、彼の側近の騎士たちである。
その中にいたラヤは、カナリアと目が合い、軽く会釈をする。
気さくに会話する、彼と側近達。
セザールは、カナリアを彼らに紹介する。
なぜかミラーに凄まれるカナリア。
他の者も、彼女が凱旋式に出席しなかったから今回も来ないと思ったが、さすがにマズイと思ったのではと、ヒソヒソ話す。
それが聞こえたカナリアは、やはり自分は周囲に良く思われてないことを実感してしまう。
ミラーは、9年前、皇子が自分達との約束を破って、急いでどこかに行ったことを思い出すと言う。
ジャックスが、あの時手を繋いでいた女の子が彼女かと、口にする。
まさか全部見ていたのかと冷や汗を流すセザール。
何故今まで黙っていたのかという彼に、あの当時あまりにも皇子が可愛らしくてと笑うミラー。
セザールを子供扱いするなんて、みんなすごく仲がいいのねと思うカナリア。
ミラーは、一緒に来て頂きたいところがあると、セザールに申し出る。
彼はカナリアに、一人でも平気かと聞き、彼女が勿論と答えたので、ここで待っているようにと彼女に告げ、ミラーらとその場を離れた。
大事な用のようだったで平気なフリをしたのだが、正直なところ、ジロジロ見られてばかりなので、平気ではない彼女。
気にしたら負けだからと、食事に集中する。
そこへ、姉さん一人で寂しそうだねと、ノアがやってきた。
別に寂しくない、食事を楽しんでいるだけだとムキになって答えるカナリア。
すると、周囲から、第二皇子とカナリア妃は随分仲が良さそうだ、カナリア妃の後見人は皇后陛下、夫君の出征中のパートナーは第二皇子だった、ただの仲にはみえないと、ヒソヒソ話が聞こえてきた。
ノアは拳を握りしめたので、気にしないようカナリアは声をかける。
そんなわけにはいかないと怒る彼。
そこまで私のことを心配してくれるのかと感動するカナリア。
だが、僕にだって好みがあるんだと、カナリアとの恋話がでるのは心底迷惑だったからだった。
ムっとしたカナリアは、ノアのほっぺをつねる。
子供扱いするな、私にとってあなたは一生子供だとやりとりする姉弟。
それを見た周囲は、あんなスキンシップまでと、さらに誤解を深める。
カナリアとノアは、人がいないところに移動することにする。
カナリアは、セザールにここで待つように言われたが、まぁ大丈夫かなとあまり気にかけることなく、その場をあとにするのだった。
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」21話の感想
カナリアはやはり、凱旋式を欠席したことで、周囲に誤解されていました。
そしてセザールがいない間のパートナー代わりとして、第2皇子ノアが4年もの間一緒だったため、ノアとの仲を噂されてしまいます。
仲睦まじい姉弟のようにコミュニケーションを取る二人ですが、それが良くない方へと。さらにセザールに待っていろと言われたのに、噂話がひどいので二人で移動します。
これはあとでセザールが傷つくのではないでしょうか。
周囲から見れば、皇后の手先のカナリアと、皇后の実子ノア。
次期皇帝であろう英雄セザールと、国の有力者の令嬢グレイシー・ランカスター。
この組み合わせがしっくり来るのでしょう。
カナリアは勿論、セザールとグレイシーの結婚を望んでいますが(本心ではないでしょうが)、セザールは全然違います。カナリアが愛しいのに、周囲はそれを認めないし、カナリア自身もフラフラと行動が読めません。
今回のノアと二人でカナリアが移動したことで、どんな誤解が生まれてしまうのか、セザールはどうするのか、次回が気になりますね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに