漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」20話のあらすじと感想!ネタバレ有り

漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기 

どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で、脇役であり悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。

そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。

毎週金曜日に最新話が更新されます。

前回のあらすじは、メイド達の手を借りながら、不慣れな刺繍で凱旋式のマントを作り上げたカナリア。

南部に送り届けられたマントのあまりのできの悪さに、セザールの側近はバカにしていると怒るが、セザールは本当にカナリアが手作りしてくれたのだと嬉しそう。

凱旋式が近づき、憤るエブゲニア、カナリアに会いたくてたまらないセザール、そしてセザールと離れる未来に憂鬱になるカナリア。

それぞれが色々な思いで当日を迎えるが、カナリアは体調を崩し、凱旋式に出席できなくなってしまうのだった。

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漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」20話のネタバレ

カナリアは、凱旋式当日にも関わらず、体調を崩し寝込んでいた。

新婚初夜のときもそうだったが、かなりか弱い体質なのだ。

魔法や剣術等の特殊な才能をくれとは言わないが、せめて丈夫な身体が欲しいところだ。

本当に体調が悪いのだが、タイミングが悪すぎて陰口を叩かれそうである。心底悔しいカナリアなのだった。

深夜、寝込む彼女のおでこに、冷たい手が乗る。

誰かと気になったものの、眠いのでそのまま眠る彼女。

カナリアの体調が回復したのは、凱旋式から四日後の、皇子の勝利を祝う宴会の日だった。

彼女はアニーに支度してもらうが、厚化粧しても顔色が悪いのは隠せなかったようだ。

本当にこれがベストなのかと、突然部屋に入ってきたのは、カナリアの兄シェパード・イースター。

彼女の顔をバカっぽいからブスだとけなす。

彼女は、ここは自分の宮殿なので、いくら家族でも黙って入るのは困ると注意すると、追い出されるかもしれないのに、そんなこと言っている場合かと、シェパードは怒鳴る。

カナリアは皇子妃、シェパードは男爵で身分に差があるのに、タメ口の兄にイラッとする彼女。

体調不良で凱旋式を休んだから知らないだろうが、皇帝はセザールを離婚させて、ランカスター公爵令嬢と再婚させるつもりだという噂が出回っているのだと、シェパードは彼女の肩を乱暴に掴む。

もう第一皇子は、蔑まされる皇子でなく、皇帝から最も信頼される皇子に変わったのだと言い、カナリアをバカ呼ばわりする。

何が何でも皇子を繋ぎ止めろと怒鳴り続けるシェパード。

カナリアは、この兄や一家に呆れるが我慢し、皇帝がそう望むのであれば、自分ができることは何もないと諭そうとする。

シェパードは、いくらなんでもすぐ離婚とは言わないはずだと、カナリアに妊娠するよう言いつける。これはお前のためだと言って。

いい加減頭に来た彼女は、笑わせないで、欲張りすぎたと、タメ口で言い睨んだ。

私が離婚されたら、イースター家と皇室の縁が切れるから焦っているだけで、私のことなんて微塵も心配していないだろう、ただ皇后の兄となって権力を得たいだけなのだと指摘する。

皇后の座には興味ないから、皇子が離婚を要求したら応じるつもりなのだと、兄を拒否するカナリア。

皇子に離婚されたら修道院に閉じ込められ、お前の人生は終わるのだ、とにかく妊娠しろとうるさいシェパード。

カナリアは心の中で、自分は悪の脇役でしかない、原作通りにするにはセザールとグレイシーが再婚しなければならないのだと思っていた。

そして何より、セザールの足を引っ張りたくないのだ。

彼のために皇宮から消えるしか無い、彼女はそう考え、暗い表情になる。

シェパードは、月経はきちんとあるのか、そっち系の問題でもあるんじゃないかと、ひどい言葉を彼女にぶつける。

人としてあまりに最低な奴なので、怒鳴ってやりたいが、何故か涙が滲んでくる彼女。

すると部屋の入口で、腕組みしている彼の姿が目に入った。

カナリアの頬を涙が伝う。

シェパードは、彼女が別の方を向いているので、俺と話しているときに余所見するなと、手を振り上げ彼女を叩こうとする。

他人の夫婦関係に口出しする資格はないと思うがと、その腕を止めたのはセザールだ。

彼はシェパードを振り払うと、出ていってくれと言う。

慌てて出ていくシェパード。

セザールとカナリアは、互いの正面に立つ。

見ない間に随分背が伸びたと、本物のセザールを見て感慨深い彼女。

自分の目に涙が溜まっていることに気づき、カナリアは慌てて彼に背を向け、目をぬぐう。

すると、セザールは彼女の後ろから手を回す。

ただいま、と彼は彼女を抱きしめるのだった。

漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」20話の感想

カナリアはかなり身体が弱いようですね。そのせいで、夫の晴れの舞台である凱旋式に出席できませんでした。このことで、何やらまた噂されそうだと彼女は悔しがってましたが、トラブルにならないといいですね。

セザールは愛しいカナリアが参加できなかったので、さぞガッカリしたとは思うのですが、こっそり病気で臥せっている彼女を見舞ったり、抱きしめたりしてその気持に変化はないようです。

カナリアの兄、イースター男爵が初登場しました。さすが娘を売る家だけあって、兄も妹を使い甘い汁を吸おうとカナリアをなじり利用しようとします。結婚前に、このような家で過ごしてきた期間は、なかなか心労が耐えなかったのでは。

しまいにはカナリアに手をあげる兄。セザールがナイスタイミングで現れ止めてくれました。さすが主人公。

ようやく再会できた二人。彼女はセザールを見て温かい気持ちになるようですが、彼に離婚を申し出るのでしょうか。

グレイシーとの再婚話も出てきたので、二人の関係に変化はあるのでしょうか。気になりますね。


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それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

猫野: