漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」
どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、悪妻のあまり皇帝になった夫に処刑される設定の妃として、生まれ変わってしまった主人公が、生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。
毎週金曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、エブゲニアの実の息子・第二皇子ノアを、紹介してもらったカナリア。純真無垢な彼は、セザールとも仲が良かった。
2回目の共寝があるカナリアとセザールだが、彼はさっさと眠ってしまう。カナリアはなんとか彼と仲良くならなければと、考えるのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」7話のネタバレ
カナリアの目標は、穏便な離婚のため、セザールとは仲良くならないといけない。
彼が皇宮から出るのに合わせて、ばったり出会ったふりをしてデートをしようと、彼が通るであろう場所で待ち伏せする彼女。
しかし今日も現れないので、ガッカリした彼女はため息をつく。
そこへ、何故お前がここにいるのかと、セザールが現れた。
皇宮の外へでかけてみたいからと言う彼女に、俺がどうして今日でかけるのを知っているのかと、不審に思った彼は聞く。
3日前から待ち伏せしてただけだと答える彼女に驚いた彼は、面倒を起こすなよと言って、彼女を連れていってくれることに。
風景や町並みを見て喜ぶ彼女。
キョロキョロと興味があちこちに移る彼女の手を握るセザール。
迷子になりたくなければ、黙ってついてこい、という彼。
口は悪いものの、彼女が観光できるように、ゆっくり歩いてくれるので、相変わらず優しい彼だ。
ふと露店に、トルネードポテトが売っているのを見かける彼女。
こんなファンタジーの世界でもトルネードポテトがあるのかと、嬉しくて近くで眺めるが、いつの間にか彼とはぐれてしまっていた。
その頃セザールは、顔を知った貴族が近くを通ったために、気をそちらにとられ、うっかりカナリアの手を放してしまったと焦っていた。
そもそも彼女を連れて来なければよかったと思う彼に、ミラーが声をかける。
今日は傭兵団の皆が集まる日だったのだ。
カナリアだってバカではないから、警備隊に言って皇宮に戻るだろうと、セザールはミラーとともに移動しようとする。
だが、警備隊に助けを求めず俺を待っていたら、警備隊にたどり着くまでに危険な目にあったら、警備隊が彼女の身分を信じてくれなかったら、と彼は不安になる。
時間が過ぎ夕方になり、カナリアは通りに座り込み、セザールを待っていた。
寒いから今からでも警備隊のところに行こうかと考えるが、主人公らしく心が優しいセザールならきっと探しにきてくれると、彼を待ち続けることにする。
そこへ、カナリアと名を呼び、走って息をきらせたセザールが現れた。
彼は、警備隊の所にいかずに何しているのか、お前の身に何かあったら皇宮が大騒ぎになることを考えないのかと、怒鳴る。
でも貴方が探しにきてくれると思ったから、とカナリアは答えるので、俺が探さずに帰ってしまうと思わなかったのかと、きつく問う彼。
そんなはずないでしょ、だって私は貴方を信じているもの、と言うカナリア。
そう言って微笑むカナリアに、セザールは帰ろうと言って彼女の手をとる。
彼女の手をひく彼の表情は、今までとは少し変わっていた。
当時は知らなかったが、カナリアはその日、セザールの心を幾重にもとりまく川の一つを渡ったのだった。
その二人を遠くから眺める、セザールの傭兵団。
大事な用とはあのことだったのか、人にはそれぞれ事情があるものな、とミラーは口元を緩ませるのだった。
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」7話の感想
ついにセザールの心が動きましたね。
カナリアは知ってか知らずか、彼の心が和らぐ言葉をかけています。主人公だから絶対こうしてくれるはずと、彼女は信じ切っていますので、言葉に嘘がなく、それもセザールの心が動いた要因のようですね。
傭兵団の面々はてっきりムキムキな人らがいるかと思いましたが、皆細身の優男系でしたね。そんな彼らは、無表情で二人を眺めていましたが、ミラーはセザールの変化が喜ばしいのか、少し微笑んでいました。
セザールとカナリア。彼が打ち解け、どんどん仲が進展していくのが楽しみですね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに