ピッコマで配信している、アクション&転生&ファンタジーの漫画「帰還者の魔法は特別です」
原作 Usonan ( 귀환자의 마법은 특별해야 합니다 )、漫画 Wookjakga 。
──人類を襲った最悪の災害・影の迷宮にて、最後まで生き残った6人のうちの1人デジール・アルマン。ラスボスの討伐に失敗し、人類は滅亡。死んだはずの彼は何故か13年前に転生した──
毎週木曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、ヘブリオン学園のトレーニングセンターへ行く3人。やはりここでも差別され、貴族の豪華な設備に比べ、平民の設備はボロい上にねずみまみれ。
プラムは失神。ロマンティカはデジールに抗議するも彼は絶対に折れないので、彼女が折れる。いつしかロマンティカは彼を認めるようになったのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「帰還者の魔法は特別です」16話のネタバレ
先程掃除した小部屋の隣に、体育館のような広い空間があり、そこを訓練場兼事務所として使う予定だと説明するデジール。
彼は荷物から、バレーボールサイズのボールを取り出す。
そしてロマンティカにボールを差し出すと、今の彼女に必要なのは魔法を使う速度だと言う。
入試試験のときも速いことは速っかたが、それは才能のない魔法使い基準であり、アルファクラスになら同程度の生徒はたくさんいるのだった。
ロマンティカはこれから、そのアルファクラスの生徒達よりも不利な条件で戦わなければならないので、さらに能力をあげる必要があった。
彼女は、そう言うのなら短期間でレベルが上がる方法でもあるのかと聞くと、デジールはボールを使って無詠唱魔法を身につける訓練を行うと答える。
無詠唱など無理に決まっていると困惑する彼女だが、デジールは十分可能だと話す。
一般的な魔法は詠唱が必要だが、無詠唱になれば呪文を唱える必要がなくなり、その分速く魔法を発動できる。
理論上は可能かもしれないけどと、デジールの持論にイライラするロマンティカ。
彼は、その無詠唱できる人物を見たことがあるので、できないわけじゃないと言う。
実はその人物は、転生前のロマンティカ自身なのだが。
乗り気でないロマンティカに、嫌なら卒業まで石みたいなパン食べればと皮肉る。
ロマンティカはふうっと息を吐くと、気持ちを入れ替え、彼にやり方を教わるのだった。
デジールはロマンティカの足元に、チョークで円を書いた。
そして離れたところにも円を書き、ボールを投げずにその円に移動させるんだと説明する。
周りの気流を操りボールを動かすのである。
やってみると答える彼女に、デジールは微笑む。
気流を操るなどと、簡単に口にしたが、本来は人間に空を飛べと言うほど突拍子もなく難しいことなのはわかっていた。
だが、ロマンティカなら必ずできる。
これさえマスターすれば、ランク1の魔法であれば容易く無詠唱で発動できるのだ。
ボールとにらめっこするロマンティカに、さっき掃除中に魔法を使っていたのを思い出すようデジールはアドバイスする。
木箱が重くて、ウィンド・ストームを使って動かしていたのだ。
風で何かを動かすような感覚があっただろうとデジールは言うが、彼女が思い出したのは勢いがよすぎて木箱がバラバラに砕け、彼が怒ったことだけだ。
とりあえず、やってみる彼女。
風で・・・風よ、動け
ボールの周りの気流が変わり、それがほんのすこしボールに当たり、コロンとボールが動いた。
嬉しそうなロマンティカ。その調子だと褒めるデジール。
そして次はプラムの番だ。
プラムは何をすればいいのか、わくわくしながら彼に尋ねる。
剣士として完成しているプラムに、魔法使いであるデジールが教えることは何もないと言う。
アルファクラスの中でも、プラムほどの剣士は多くはないだろう。
しかしそれには条件があり、プラムが大剣でなく細剣を使う必要があった。
転生前のプラムは、シルバーのレイピア1本で敵陣に斬り込み、その剣さばきは一際目立っていた。
そしてデジールは、何故細剣を使わないのかとプラムに尋ねる。
途端にプラムの表情がサッと変わり、うなだれる。
細剣を使っていたことを説明する必要があるかと聞くプラム。
パーティの戦力に関わることだから知りたいと、はっきり答えるデジール。
プラムはぎゅっと握っていた拳をゆるめ、そうであるなら一緒に来てくれるかと、デジールに言うのだった。
漫画「帰還者の魔法は特別です」16話の感想
ロマンティカの潜在的な強さについては、入試試験のときのアゼストも感づいていたように、同学年ではトップクラスでしたね。
そんな彼女は、転生前は無詠唱で魔法が使えた貴重な人物らしく、 世界的に見てもかなりの強者だったようです。
一般的には無理だと言われている無詠唱も、彼女は始めてすぐにコツを掴めたようです。すごいですね。
パーティメンバーとしては嫌々デジールに従う彼女でしたが、最近では彼に褒められると喜ぶようになってきました。純粋でかわいいですね。
プラムは、体格からしても細剣向きなのに、練習試合では大剣を使い、使いこなせず敗北してしまいました。
それには何か重い理由があったようです。本人は隠しておきたいようですが、憧れのデジールのためならば教える気になったようですね。
プラムの親しい人が細剣の事故で亡くなったとか、悲しいことがありそうですね。デジールをどこに連れていくのでしょう。
次回が待ち遠しいですね。
まとめ
・ロマンティカは、一般的にはできない無詠唱魔法の練習を始める
・プラムが細剣を使わないのには理由がある
・プラムはデジールを、細剣を使えない理由に関わる場所に誘う
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに