無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「捨てられた皇妃」
漫画 iNA氏、 原作 Yuna 氏の韓国漫画です。
主人公のアリスティアは、神のお告げの子とされ皇后となるべく育てられたものの、別の少女が現れ次位である皇妃に落とされる。そして愛する皇帝には虐げられ最後には反逆罪に問われ処刑される。
しかし神によって時間が戻され、自身の9歳の子供時代へと転生し、悲劇の運命を回避するべくやり直すという、転生がベースの恋愛ファンタジー作品。
毎週土曜日に最新話が更新されます
前回のあらすじは、転生後の人生の夢を見る彼女。
転生前と違い孤独ではなく、ルブリスの接し方も違った。目覚めた彼女はアレンディスからの手紙を読む。今は周りに彼女を支えてくれる者が何人もいるから、現実から目を背けないで頑張って欲しいと書かれた、彼からの優しい言葉。
自分が変われば未来が変わる。アリスティアは前へ進むことにした。
一方カルセインは、彼女への気持ちと自分の不甲斐なさを感じ、悔やんでいたのだった。
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漫画「捨てられた皇妃」最新話57話のネタバレ
悩む様子のカルセイン。
近くにいたアリスティアは彼と少し会話するものの、彼はなんだか愛想がない。
カルセインは、彼女の体調を心配する。いつもなら軽く冗談をいいそうなものだが、あまりに違う彼の態度に、彼女は違和感を抱く。
夕方、領地を出発するためカルセインと並んで馬車に乗るが、彼は窓の外ずっと眺めており様子がおかしい。
何を考えているのだろう。
アリスティアは、彼に伝えたいことがあると話を切り出そうとする。
すると馬車が揺れ、アリスティアがバランスを崩す。
とっさにカルセインが彼女を支え、二人の顔が近づき、驚く彼女。
どうやら数日前の雨でできたぬかるみに馬車の車輪がはまってしまったようだ。
引き上げるのに時間がかかるため、少しその辺を散歩するようケイルアンは彼女に促す。
カルセインとアリスティアは、ススキの黄金色が美しい草原を歩く。
夕焼けと相まってより美しく輝き、アリスティアは感動する。
アリスティアはあれこれ話すが、カルセインのノリが悪い。
領地に到着する前に話しておきたいことがあったのだが、今日の彼には話しかけづらかった。
ふとカルセインがアリスティアの名を呼んだ。
なぁにと振り返る彼女は、夕焼けの光に包まれより美しく見えた。見惚れる彼。
カルセインがちゃんと名前を呼んでくれるのはこれが初めてだと微笑む彼女に、彼は心を決め、大事な話があると切り出した。
顔を少し赤らめた彼が何かを言おうとした瞬間、使用人たちから出発の声がかかる。
すぐに行くねと返事した彼女は、カルセインの言葉を続きを聞こうとするが、何でもないと彼は言葉を引っ込める。
アリスティアの方こそ練習場でも話したそうだったし、何か話があるのではないかと彼に聞かれ、彼女は二か月間練習を休みたいとお願いする。
わかったと素っ気ない彼の返事。
怒ってるのかと気にするアリスティアに、自分の練習時間が足りなかったからちょうどよかったと答えるのだった。
その言葉に少し寂しく感じる彼女。
彼女のために今まで自分の時間を犠牲にしてくれてたのかと、友人の足手まといにならないようにしようと思い直す。
ラス公爵邸に着き、ケイルアンはカルセインにアリスティアの剣術練習を長い間みてくれたことに礼を言う。
カルセインは、また二か月後に会おうと、彼女を見送る。
彼女の馬車がそこから去ると、自分の軽率な行動を悔やむ。
今の自分にはその資格なんて無いのに、何を先走っているのかと。
夕陽に照らされ剣の峰のように輝く、彼女の美しい銀の髪を思い浮かべる。
しかしすぐるブリスに言われた言葉を思い出し、険しい顔つきになる彼。
今に見てろ、俺を目覚めさせたのを後悔させてやると心に誓うのだった。
漫画「捨てられた皇妃」最新話57話の感想
彼が好意を抱き、さらにアレンディスが恥を忍んでまで頼んできたアリスティアを護ることができず、カルセインは自分を責めます。
そのせいで素っ気ない態度を彼女にしてしまうカルセイン。
それでも輝く彼女を前にして、思わず告白しそうになります。
あのまま告白できていればどうなったのでしょうか。
アリスティアは返事ができず、平行線になりそうではありますが、意識はするでしょうし、カルセインとアリスティアに深い縁というものができるかもしれないですね。
ビタのせいで、ルブリスとアリスティアにできてしまった縁のように。
個人的には、彼女を傷つけ曇らせるルブリスよりは、明るく(今回は暗かったですが)彼女を元気にしてくれるカルセインと結ばれて欲しいです。
カルセインの家は第一騎士団長、アリスティアの家は第二騎士団長ですので、釣り合いもバッチリです。おまけに二人共騎士を目指しています。
要所要所でルブリスが出てくるので、あくまで彼女のお相手はルブリスなのだろうなとは思うのですが、せめてこの漫画版だけでもカルセインENDにならないかなと切に願っております。
異世界からひとりぼっちで転送され、家族も友人からも引き離される美優が、ルブリスにすら相手にされず寂しい最後とか可哀そうすぎるので、ルブリスは美優と結ばれて欲しいですね。
今回、少し距離をとることになったアリスティアとカルセイン。
彼女はこの2ヶ月で一体何をしようとしているのでしょうか。最近全然登場しなくなったアレンディスの現在も気になるところです。
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに