漫画アプリ・ピッコマで連載している「皇子よそなたの願いを叶えよう」
作画 Ant Studio、原作 Mokgamgi(황자, 네 무엇이 되고 싶으냐?)、韓国発の恋愛転生漫画で、ファンタジー小説家が自分の小説内に転送される物語です。
毎週木曜に最新話が更新されます
前回のあらすじは、真夜中の森で二人きりという状況で、カイトに求められる妄想をしてしまうバソ。不自然に彼を拒否し、木から落ちてしまう。とっさに庇ってくれたカイトが下になり、お互い無事で済んだが、カイトに好みではないとハッキリ断られるバソなのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」11話のネタバレ
お風呂に入るバソ。
カイトに好みの女性ではないと言われたことで、女にもてないから見る目がないんだと彼女はイライラする。
頭にきて、水面を思いっきり叩いたので、少し離れたところにいた侍女が驚く。
バソは、忙しいだろうからここから離れていいと言うが、ペラトの命令のため離れることはできないという。
そうであれば落ち着かないから、いっそ近くに来てと言うも、彼女はしぶる。
なので入浴中の魔女の肌やお湯を触ると美しくなれると適当なことを言う。
大喜びでくる侍女。女二人仲良くおしゃべりすることができた。
その侍女のドリスに、何故この城にはカイトの母親のラウ・ブルスト女史がおらず、カイトしかいないのか聞くと、なんと第一皇子のオートンが彼女を自分の城に連れて行ったのだという。
天地がひっくり返ってもあり得ないことが起きたと、ドリスは語る。
最有力皇帝候補のオートンとラウは犬猿の仲であり、いくら城が広くてもいずれ遭遇し険悪な状態になるだろうにと。
皇子であるカイトが皇帝になることを望んでいるラウにとって、オートンは目の敵なのだ。
バソは考え込む。もともとカイトの冷酷さを表現するために新しく登場させたラウには、オートンを接点がないはずだった。何故そのような人間関係ができたのだろうか。
森にいたあの魔物もそうだが、彼女が作ったものではない設定ができ始めている。
まるで物語が自ら動き始めたかのように。
入浴の時間も終わり、そろそろ支度をするようドリスに言われる。
ドリスは、自分はお召し物を選ぶのが得意だと言い、彼女にぴったりな貧乳と短足をカバーできるドレスを用意したと嬉しそうに言う。
なんともいえない気持ちになるバソなのだった。
カイトの執務室にて、カイト、ペラト、バソが集まった。
ペラトがまとめる。
カイトを皇帝にするには、バソの元の世界の道具が必要であり、彼女が元の世界に帰らねばならない。
そして以前使用したシンクホールは塞がってしまったので、もう一つのある場所を目指さなくてはならない。
それはどこなのかと、カイトが急かす。
こうなった以上他に方法はないからと、彼女は全てを話すと言う。
そして羊皮紙に、皇国の略図を書くバソ。
そして第二皇子ヴァインの城を指差し、この城の下に次元移動できる地下洞窟があると話す。
実は小説をまともに読んでなかったカイトは驚く。
にわかには信じられないカイトとペラト。
その洞窟は転生したヴァインしか知らないことだからと教える彼女。
ペラトは、転生ということはヴァインの身体には他の人物がいるのかと驚き、尋ねる。
ヴァインについては、仕事中毒だった男性がクビになり、失望して泥酔状態で山に入り遭難。寒さをしのぐために入った洞窟で意識を失い、目が覚めたときにはペアラッセンの第二皇子になっていた、という設定なのだと、バソは簡単に説明する。
ペラトは、皇宮で第二皇子が行方不明になった事件を思い出し、そのときではないかとカイトに話しかける。
ヴァインが大嫌いだった剣術の授業から逃げ出し、そのまま見つからず国中大騒ぎになった事件。
騎士団まで動員して捜索し、ようやく東の森の洞窟にて、頭部をケガし倒れているヴァインを見つけることができたのだった。
その東の森の洞窟が、次元移動できる場所なのだ。
バソは、だから皇帝から領土を下賜されたときに、皆が欲しがっていた南の領土を第一皇子に譲り、ヴァインは東を選んだのだと説明する。
皇族の城の中で、最近建てられたものがヴァインの城であり、彼は城の工事を直接指揮していた。道理で、と納得するペラト。
その道を守るために、洞窟の上に城を建てたようだ。
その洞窟は、ノルデンの森のシンクホールのように突発的にできたものでなく、元々あったものだから少し性質が違うと彼女は言う。
それでも一番可能性がある場所はそこなのだ。
バソはそう答えながらも、あの場所よりは良いと、もう一つ見当がついているようだった。だが彼らには伝えなかった。
カイトは、その道がまだ残っている確証はあるのかと聞き、壊されてないならそのまま残っているはずと答える。
そしてバソは、今すぐ第二皇子の城へ出発しましょうと呼びかける。
なぜかうなだれる男性陣。
まさか第二皇子の城にまで行けないほどカイトの状況が悪いのかと、焦るバソ。
ヴァインとは仲がよかったんじゃと彼女が理由を尋ねると、ペラトが、カイト様は短気だからとこぼす。
カイトは頬を赤らめながら、向こうが先にケンカを売ってきたんだと言い訳し始めた。
ヴァインが過ちを犯し、離婚した分際で何故無関係の俺に、とカイトは呟く。
離婚!?
バソは衝撃の事実を知ったのだった。
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」11話の感想
面と向かってカイトに振られた感じになったバソはイライラしてますね。あれだけことあるごとにドキドキしてたのに、自分だけ盛り上がってたのかと、結構ダメージが大きそうです。
そして仲良くなった侍女のドリスに、貧乳で短足だと、悲しいかなアジア人には避けては通れないことを言われてしまいます。悪意がないのが余計悲しいですね・・・。
前日に話していた、次元移動できるもう1箇所の場所が明らかになりました。
ですが、そうやすやすとは進まないようです。
主人公キャラがまさかの離婚。しかも有責のようです。不倫でもしたんですかね。
それがどうカイトにのしかかってきたのか不明ですが、カイトが怒って関係がメチャクチャになったため、ヴァインの城には行けない模様。
自分の短気のせいだからと、顔を赤くして言い訳するカイト。かわいい悪役ですね。
いきなりなんだかしょうもないことで先に進めなくなった一行。打開策はあるのでしょうか(笑)
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに