漫画アプリ・ピッコマで連載している「皇子よそなたの願いを叶えよう」
作画 Ant Studio、原作 Mokgamgi(황자, 네 무엇이 되고 싶으냐?)、韓国発の恋愛転生漫画で、ファンタジー小説家が自分の小説内に転送される物語です。
毎週木曜に最新話が更新されます
前回のあらすじは、森の中で一晩過ごすことになった二人は、カイト作の大きな鳥の巣で休むことに。作者のバソこと唯が憎いカイトだが、彼女のおかげで国が強くなったこと、弱々しいただの女性であることを考え、彼なりに思いやる。雨が上がり二人で夜空や景色を眺める。カイトは彼女の名前を聞き、彼女はバソと答えるのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」10話のネタバレ
皇子に苗字はないのかと聞かれた唯ことバソ。
唯が描いたこの国では、愛する者に自分の苗字を与える風習があるので、バソの世界でもそうなのかと思ったのだ。
全然違うと否定する彼女に、自分の名前を与えたいと思う程の相手に出会うことは、こんな自分でもロマンチックに感じたのになと話す。
その優しい彼の表情に、顔が赤くなるバソ。
設定上、第三皇子も悪役で目立たなかったとはいえ、第一第二皇子に引けを取らず美形である。
それなのに彼だけキスはおろか女性の手に触れたこともないと設定していたので、申し訳ないと考える彼女。
しかし実は自分と彼が手を繋いだままなのに気づいた。夜空に夢中で自覚していなかったのである。
そーっと手を抜こうとするバソ。
皇子は手を握りしめ、何故自分の人生をメチャクチャに書いたのかと聞いてくる。
さらに彼女の手を引き自分に寄せ、他の皇子にふさわしい相手を与えたのなら自分にもいるはずだと問う。
答えに困る彼女を見て、悪役だから魔物や山賊の相手ばかりでいないのかと自嘲する。
元の世界に戻ったらなんとかするという彼女の顎に手をあて、唇が触れそうな位自分の顔に引き寄せ、お前が責任をとれと耳もとで囁いた。
そして樹上で二人は絡み合い…
・・・とバソが妄想したところで、どうかしたのかとカイトに聞かれ、顔が真っ赤になるバソ。
彼は魔女に会ったからこそ聞きたいと話し始める。
妄想通りの展開になるのではと、バソはドキドキしすぎて挙動不審に。
バソの顔があまりにも赤いので、具合が悪いのかとカイトが近づこうとする。
近寄らないでと振り払うバソは、勢い余って樹から少し落ちた。
パニクるバソは、カイトのようなイケメンにキスはおろか浮いた話を一切書くことなく独身にしてしまって悪かったと叫び謝る。
エッチなことをしたいなら、体力が持たなくなるぐらい思う存分書いてあげると、妙なテンション。
そんなこと言われたカイトも顔が真っ赤になり、やめろと否定する。
最近は女性向けで逆ハーレムのファンタジー小説が流行っているが、カイトを男性向けのライトノベルの主人公にしようかと提案する彼女。
タイトルは、数百人の后妃に囲まれてしまった件、にしようと言うので、聞いたカイトは呆れて顔が青ざめる。
彼女は、何でもかなえてあげる、皇帝にして絶倫男にしてあげる、だから許して、私だけは対象からはずしてねと、必死だった。
後ろに下がり過ぎて、弱った枝に乗ってしまった。
カイトが危ないと叫んだが間に合わず、バソはそのまま落下してしまう。
咄嗟にカイトが彼女に飛び付き、彼女の体をかばうように抱き締める。
そのまま二人は落下。カイトらは沢山の枝に体をぶつけながら落ち、泥水に着水。
バソはカイトの胸の上に。怒るカイト。
慌てて起き上がる彼女に、まさか俺がお前を女として見ているとでも思ったのかと言うので、勘違いしてたと気づいたバソは赤面する。
暗い森の中で二人きりだし、カイトは剣も持っているから勘違いしてしまうと言い訳するバソ。
カイトは、自分の好みは大人しく貞淑な女性であり、バソみたいに短髪でジャジャ馬な娘などお断りだと言いきるのだった。
翌朝、城で待っていたペラトの前に現れたのは、全身泥だらけで険悪そうな二人。
ペラトはとりあえずお風呂をすすめるのだった。
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」10話の感想
カイトに赤面してばかりのバソは、妄想で暴走します。かなり意識していますね。
悪役といえば、女性をはべらしていそうなイメージなんですが、なぜかこの小説の悪役カイトは、悪事を働いたわけではなく、濡れ衣を着せられたり馬が突然暴れたりと不運な設定のようです。
ようは主人公の引き立て役でしかないようですね。女性関係でも、皆がふさわしい相手がいるのに彼だけ女性経験ない、かわいそうな人物として描かれていたようです。
悪役と呼んでいるだけで、バソはもともとカイトというキャラクターを嫌っているわけではないようですね。むしろ物語を盛り上げてくれる愛着あるキャラクターのはずです。だから彼の性格はこれだけまっすぐなんでしょう。
そんな愛着もあり、イケメンなカイトに、女として見れないと否定されるバソ。
彼女たちの恋愛は前途多難です。
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに