漫画「俺だけレベルアップな件」25話のあらすじと感想!ネタバレ有り

漫画アプリ・ピッコマにて連載している「俺だけレベルアップな件」

現実世界に突如として現れる異世界とのゲート、それに入りモンスターを討伐する覚醒したものハンター。ハンターはゲートでの戦闘で対価を得るが誰しもが強者ではなく、主人公の旬は人類最弱兵器と呼ばれる有様。そんな彼がとあるダンジョンがキッカケで一人だけ成長していくストーリーです。

もとはkakaopageで連載している韓国漫画です。毎週金曜日に最新話が公開されます。

前回のあらすじは、生き残るためにハンターとして、トカゲの右京らを殺すことにした旬は早かった。あまりの惨劇に諸菱は嘔吐。

2人はダンジョンをクリアし、外に出た。一方、アメリカにいる右京の弟は、理由もなく涙が流れるのだった。

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漫画「俺だけレベルアップな件」25話のネタバレ

ハンター協会にて、犬飼課長が部下に話しかけられる。どちらも旬の魔力の再測定を行った人物だ。

この間のC級ダンジョンで8人の死亡者がでたが、生存者がD級E級の2人だけで、逃げ出したわけではなく、ボスを倒して出てきたのだという。

D級の諸菱賢太はかなり高価な装備をつけていたのでC級ボスなら倒せないこともなかったが、そもそもボスがジャイアントアラクネー系だったので熟練パーティなら苦戦するはずがなかった。

それなのに8人も死んだのだ。

そしてもう一人の生存者が、二重ダンジョンでも生き残った水篠旬だったと部下は説明する。

犬飼は、あの日使った魔力測定用魔法石はA級モンスターから取れた最高級のもので測定にミスがあったとは考えられない。

旬が生き残ったのはただの偶然ではと流す。

再覚醒は滅多に起こるものではないため、測定は一度で十分と。

部下もはじめはそう思ったのだが、今回戦士した1人があの右京将人ハンターの兄・右京隼人だったため、気になったのだと説明。

それを聞いた犬飼は、確かに引っかかると考え込むのだった。

一方、旬は自宅にて珍しくフライドチキンを買って食べていた。

妹はケチな兄が買ってくるなんて珍しいとチキンを頬張る。

旬は酒を口にするが、システムがアルコールをデバフと感知し解毒するので全く酔えない。

二重ダンジョンでシステムがくれた報酬、「愚かな者の勇気」を思い出す。


──大呪術師カンディアルからの祝福:祝福により健康な日々を送ることができる。

・一時効果:損傷した身体の回復

・持続効果:あらゆる疾病・毒性・異常に対しての免疫を作り、睡眠時には再生能力を大幅UPさせる


あらゆる毒性に免疫がつくことに気づき、突然部屋に戻る旬。

妹はそんな旬を、鍛え始めてから見た目も性格も別人みたいと思うのだった。もしくはダンジョンで何かあったのかと。

旬は部屋で1人になると、カサカの毒を取り出した。

飲むと被物理ダメージ20%減少だが、永久的筋肉の損傷で筋力ステータスがマイナス35になるものだ。

この副作用も解毒されるのではと、迷わず飲み込む旬。

そして読み通り解毒され、欲しい効果だけ得られた。

そこへ妹が顔を出し、諸菱という人物から電話だと伝える。

諸菱は旬をカフェに呼び出した。協会に知り合いがいる諸菱は、旬の連絡先を調べたようだった。

諸菱は、旬は命の恩人だと話しかける。旬もまた、魔法石を全部譲ってもらえて1800万円(税金分差し引いて)の収入になったので、助かったと話す。

そして諸菱が黙ってくれているおかげで何の支障もないと、青く目を光らせる旬。

諸菱はゾクっとしたが、右京たちが先に殺そうとしてきたのだから正当防衛だとフォローする。

そして心の中では、旬は不正登録者であり関わってはいけない人物だと理解していた。それでも・・・

用件を聞く旬に、攻撃隊を組もうとしていると言う諸菱。

旬は全部聞かず断る。ボンボンの遊びに付き合うつもりなはいと席を立つ。

すがる諸菱は、20回、いや19回だけといい、報酬もたっぷり払うと頼み込む。

旬は諸菱に、ハンターはモンスターのみならず人すら簡単に殺してしまう、あんな目にあってもまだ懲りないのかと呆れる。

だが旬は諸菱の言いたいことに気づき、ギルドマスターになりたいのかと聞くと、はい、と答える諸菱。

立ち去ろうとする旬にしがみつく彼は、ギルドマスターの免許が欲しいのだと話す。

ハンターであればギルドマスターになることは難しくなく、レイド20回以上経験していればいい。

この前ので1回済んでいるので、残りは19回だ。

諸菱は諸菱建設の次男で、会社のためにギルドマスターになろうとしていた。

ダンジョン内は危険ではあるが、魔法石マナ石以外にもモンスターの死骸ですら様々な資源になるため、全てが宝の山であった。

それを狙い、企業所属のハンターに攻略させ利益を得るため、諸菱の父はギルドを作ろうとしていたのだ。

S級ハンターをギルドマスターに起用し、副マスターに諸菱の兄をおき企業のように回そうとの計画だが、マスターの権限が大きすぎて、いくら諸菱の兄が副マスターとしていようが、摩擦は避けられないものだった。

諸菱の兄は頭は良くても覚醒者ではないので、マスターにはなれないのでこの案しかなかった。

なので覚醒者である弟の賢太が実績を積み、父親を説得するべくギルドマスターを目指しているのだ。

そこで賢太は、旬が実力を隠していることを秘密にすることを約束。

さらに隠しながらでのレイド参加は仲間が必要だろうと、旬を誘ったのだった。

賢太自身もランクの高いハンターと組むよりは、E級を連れてレイドを無事成功させたという評価がつく方が旨味がある。

賢太は、旬の実力をB級以上と見ていた。

人選びを間違えば命の危険もあるが、冷たく見えても命を助けてくれた旬なら信用できると考えた。

旬は興味を持ったのか、報酬がどれくらいになるか聞く。

それを聞いて賢太が渡してきた分厚いファイルの内容は、旬を驚かせるものだった。

漫画「俺だけレベルアップな件」25話関連の用語解説

ゲート・・・十数年前突如として現れた、現実社会とモンスターの住まう異世界を結ぶもの。空間にぽっかりと青い穴が開く。中にはダンジョンがある。

ダンジョン・・・モンスターの巣窟である、迷宮や迷路、洞窟などのこと。

ハンター・・・ゲート内でモンスター狩りをする覚醒者たちのこと。ハンター教会から給料がでる。また狩りで魔法石を入手することもでき、ランクが高い魔法石は高額で売れる。ハンターは全てハンター協会に登録されている。

覚醒者・・・攻撃型、治癒型等、人間が突然そのような能力を得たもの。魔力の量によりE~S級まであり、Eが底辺。

魔法石・・・モンスターを倒すことで得られる高価な宝石。

マナ石・・・魔法石ほどではないが、売ってお金になる。

バフ・・・使用者に有利なステータス上昇効果を持続的に付与する魔法、スキル、アイテム。

デバフ・・・バフに対して、好ましくない効果を相手に持続的に与える魔法、スキル、アイテム。

不正登録者・・・ハンターのランクはハンター協会が魔力を測定し決めるのだが、稀に魔力を加減できるものがおり、測定時に実際の魔力より少なくし、敢えて低ランクに登録するようにした者。虐殺が趣味の性格に難のあるものが多い。

ギルド・・・共通の目的を持ったプレイヤーが集まる集団をギルド、もしくはクランと呼ぶ。その場限りの集まりのパーティとは違い、長期的なもの。

アラクネー・・・蜘蛛

レイド・・・少人数では倒せない敵を、多数のプレイヤーが協力して攻略すること

漫画「俺だけレベルアップな件」25話の感想

11話に登場したハンター協会の男性たちが再登場しました。1人は犬飼という茶髪の切れ者風の課長です。

今回のことで、旬は不正登録者or再覚醒者としてマークされたんですかね。

右京隼人の名前が出たことがキッカケですが、右京の実力から死ぬことがありえないのか、右京自身が既にきな臭く、協会にマークされていたのか気になりますね。

で、今回新たに大呪術師カンディアルという名前が出てきました。カルテノン神殿のあの神像の名前ではないとは思いますが、システムを作った本人のようですね。システムの目的は未だにわかりませんが、すこし進展しました。

カンディアルの祝福は欠損した足も治すほどの祝福魔法なので、アルコールごとき即分解される旬。いつでもノンアルコールですね(笑)酔いたくても酔えない、ストイックな生活を強いられるのでした。

もう強くなることにストイックすぎて、カサカの毒という紫色の生臭そうな液体を躊躇なく飲み込む旬にびっくりしました。毒性をいくら消されても、生理的に受け付けない人が多いと思いますが、最早旬にはそんなためらいはなく、ひたすら強くなるのみです。

諸菱くんの背景もすこしわかりましたね。会社のために1人頑張ろうとしていたんですね。そこで引き当てた1回目が旬にいたトラブルまみれのレイドです。結果的には、運が良かったのかもしれませんね。旬の実力は計り知れないですし、少なくとも悪人ではないので。

さて諸菱のだした報酬とはどれほどだったのでしょうか。旬にもメリットがある今回の誘い、乗るかどうするのか気になります。


次回のエピソードはコチラ

それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに


猫野: