漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「バトリの息子」
中世ヨーロッパ風の時代に、人喰いとして生まれた若者ミゲルのを始め、彼にまつわる色々な人物の人生を描いた群像劇です。
内容的にはダークファンタジー系です。また鉄の処女という拷問器具で有名な、処女の血を浴びていた実在の人物、エルジェーベト・バトリが母親という設定です。
毎週日曜日に最新話が公開されます。
前回のお話はコチラ
参考までに御覧ください。
漫画「バトリの息子」79話のあらすじネタバレ
山小屋を訪れるマンフレッド。
中にはうつむき椅子に腰かけているミゲルがいた。マンフレッドが出発を告げると、ミゲルは山小屋のベッドに横たわる誰かに、行ってくると伝えた。
老いた魔女は二人に帝都で合流すると伝え、付き人のグントが手伝ってくれるだろうと話す。老魔女は北部と南部の有力者達を繋いだマンフレッドの功績を称える。
自分は繋いだだけで、後は当事者次第と語るマンフレッド。全てがおわったらミゲルのことはどうするのか聞かれ、それもあの子次第と答える。ただミゲルは自分が巻き込んでしまったため、いずれは平凡な生活をしてほしいと話す。
その頃ラバンとアメリエは北部の領民に決起を呼び掛け、南部でもキヨムの妹・ミハユが百姓を大事にしない帝国は終わりだと反乱を促す。
そしてミゲル達は…深夜、フェレンツ邸宅のまで来ていた。
時を同じくしてフェレンツの側近イングマルは、アルグランドを殺した化け物のミゲルのことを考えていた。
そこへ部下が屋敷の離れが燃えていることを報告。誰もいない場所なのに突然燃え上がったため、なんらかの企みとみて消化班以外はイングマルが引き連れ、書斎にいるフェレンツのところへ向かう。
公爵が書斎にいるときは邪魔されるのを嫌うことを部下が気にかけるが、ミゲルが人間でないことを知っているイングマルは理由を説明しようとする。
そこへ現れたのはマンフレッド。イングマルの後ろで悲鳴があがると、部下に扮したグントが一人殺害し笑む。
書斎では薄闇の中、椅子に腰かけているフェレンツの真後ろにミゲルが立っていた。イングマルじゃないなと言われ返事するミゲル。
待ち望んでいた瞬間を慎重にしろよと言われたミゲルは、目を緑に光らせ牙を剥いたのだった。
漫画「バトリの息子」79話の登場人物
ミゲル・バトリ・・・エルジェーベト・バトリの一人息子で人喰いの人間ならざる者として生まれる。見た目は美青年。もともと緑の目をしているが、人喰いの能力を発揮するときは光る。母親の仇であるフェレンツ一味に復讐をしている。
マンフレッド・・・ミゲルの父、キヨム・バトリの側近でありキヨムの弟のように育ってきた密偵。キヨム父に頼まれたキヨム、キヨムに頼まれたエルジェーベト、どちらもフェレンツから守ることができず復讐のためにミゲルを巻き込ませる。
魔女・・・ミゲルのような人間ではない者等、一般の人が認識できない境界の外を認識できる女性たち。年齢層はバラバラ。境界の外の力を少し借りて使うことができる。
グント・・・魔女団のお付きの男。スキンヘッド。
イングマル・・・フェレンツの側近で、マンフレッドの所属していたノルンベルトギルドを惨殺したことがある。隻眼の壮年男性。
フェレンツ公爵・・・全ての元凶。自身の生い立ちから、試練に打ち勝ち自身の殻を破ることで人は成長できると信じ、戦争を起こしている。彼の綿密な計略によって、キヨム、エルジェーベトらが死んだ。
アメリエ・・・以前ミゲルがお世話になった、エルジェーベトと仲が良かったオギスト男爵の娘。ミゲルの秘密を知っている。今は北部のラバン子爵の妻。
ラバン子爵・・・アメリエの夫。信仰心が強く、献金ばかりせびる今の帝国教会のやり方に疑問を持っていた。大主教ベルナールのせいで領地が危うくなったが、ミゲルの暗躍で助かる。
ミハユ・・・キヨムの妹。南部の豪商の両親、兄ともに死亡しているので、その生き残りであり現在南部の実力者。マンフレッドの説得で動くことに決めた。
漫画「バトリの息子」78話の感想
ついにミゲル達がフェレンツの屋敷に侵入しました。
出発の際、ミゲルが話しかけていたのはやはりキイラでしょうか。ずっと寝込んでいるようですが、毎回目から血を流しているので心配です。大丈夫なのでしょうか。
マンフレッドはミゲルに普通の暮らしをと考えているようですが、ミゲルは普通の食事がとれません。魔女団に依存し続けるか、誰かが匿うしかないですよね。年齢的にマンフレッドは父親世代ですので、ずーっと面倒みてあげるわけにもいきませんしどうなるのでしょう。
そしてマンフレッドの働きかけで、北部と南部が手を組み、帝国に反旗を翻すようですね。これからボロボロとフェレンツの足元が崩れていくのか、フェレンツは乗り切るのか全然読めません。それだけ彼は強い存在です。
そんな彼は今窮地にいますが、コメントからして大物っぷり。何か策があるんでしょうね。ミゲルがまたフェレンツに捕まってしまうのだけはやめてほしいですね。大主教も、イプセンも、アングランドも、フェレンツに協力した悪役達は皆殺されてしまい、彼には後がなさそうなのですが、まだまだ何か隠していそうな強者フェレンツ。流石ですね。
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに