ブルー初めての空への映画の作品内容のネタバレ|元ネタについても紹介

絶滅危惧種のアオコンゴウインコを題材にした映画「ブルー」。

この作品はラテン雰囲気ただよう、陽気でテンポのいい面白い作品なんです。子供も大人も飽きずに見れる名作なので是非紹介したく、今回作品内容・詳細をネタバレと感想を含めまとめてみました。

3Dアニメ映画「ブルー初めての空へ」とは

2011年公開のアメリカの3DCGのアニメーション映画です。

制作会社は20世紀フォックス、ブルースカイ・スタジオです。ブルー・スカイスタジオはCGアニメーション映画を専門にしており「アイスエイジ」シリーズや「I LOVEスヌーピー」を制作した会社です。

また原題は「Rio」で、物語の舞台であるブラジル、リオ・デ・ジャネイロを指しています。リオ・デ・ジャネイロといえば、有名なリオのカーニバルが思い浮かぶと思いますが、この映画でもカーニバルが重要なイベントとしてでてきます。

インコ達が主役の映画で絶滅危惧種のアオコンゴウインコの他に、オオハシ、キバタンなど多様な種類の鳥達が活躍します。

3Dアニメ映画「ブルー初めての空へ」元ネタのアオコンゴウインコとは

全長55-57cmの大型のインコです。

人間による生息地の破壊(開拓等により)乱獲によって数が著しく減少し、この10年で最速で野生種が絶滅したと言われる鳥です。

繁殖で人工的に増やしたインコを放ってはいますが、効果のほどはまだわかりません。

そんな貴重な鳥を題材にした映画ですが、重いストーリーではないので安心してください。

3Dアニメ映画「ブルー初めての空へ」のストーリー ネタバレ

ブラジルのアマゾン熱帯雨林。そこでは多種多様な鳥達の楽園でした。皆翼を打ちならし、ラテンのリズムで羽ばたき歌い踊ります。

そんな中、1羽のアオコンゴウインコの雛がみなに釣られて踊りだそうと巣から身を乗り出した瞬間、人間による乱獲が始まり、まだ羽ばたくことのできない雛は檻に入れられてしまいます。

ひょんなことから寒いミネソタに住むリンダに拾われ一緒に暮らすことになった雛はブルーと名付けられ、本屋を営むリンダと共に成長し立派なオスのアオコンゴウインコになりました。

飛び方を覚える前に飼われたため、飛べないのですが足とクチバシで器用に動きまわることができるブルー。

リンダの言うことも理解しコーヒーも読書も嗜むインテリインコです。

そんなリンダとブルーのもとへ、鳥類学者のモンテネグロが訪ねてきました。アオコンゴウインコは絶滅危惧種なので、モンテネグロが保護しているメスのインコと繁殖したいとの申し出です。 ブラジルまで移動しないとなのでリンダは始め断りますが、結局は行くことにしたのでした。

ブラジルに到着。今はリオのカーニバル前なので街は陽気な雰囲気です。ケージに入っているブルーは、ニコペドロという小鳥と知り合います。檻の中のブルーを不憫に思うニコ達ですが、ブルーはこれがいいと言い保護施設へと向かいます。

保護施設では乱獲の被害にあい、傷ついた鳥達で一杯です。そのなかに年寄りのキバタンもいます。見るからにみすぼらしく弱った彼に、お大事にとブルーが声をかけると睨まれるのでした。

いよいよメスのアオコンゴウインコとの対面となり、ジュエルという名前のメスのアオコンゴウインコが天使のように舞い降りてきました。

しかし性格は男勝りでブルーは圧倒されます。野生で生活していた彼女はなんとか人間の手から逃げようとしていました。

そんな時あのキバタンが警備を無力化し、ブローカーによるブルー達の拉致計画を実行します。ブルー達は拉致メンバーの少年に拐われてしまいました。

珍しい鳥を盗んでは闇取引をする悪質なブローカーに捕まってしまった二羽。

隙をついて逃げようとしますが失敗。ブルーとジュエルをつなぐ鎖をつけられ、部屋にとじこめられます。そこには他にも盗まれた鳥たちがたくさんいました。

キバタンのナイジェルが様子を見に来て、いかに自分がスターだったか歌いだし他の鳥に意地悪をしていきました。

ブルーは知恵を使い檻を開けます。ジュエルは喜んで羽ばたきでますが、飛べないブルーがつながっているので飛べずに走って逃げることに。ナイジェルが追ってくるのでブルーの知力で逃げ切ります。

一方ブルーが盗まれたことを知ったリンダはビラを配ったり必至に探し始めます。そんなリンダを見て罪悪感を抱いた拉致少年が協力を申し出ます。

逃げた先でオオハシのラファエルと出会います。二羽の鎖をはずしてくれそうなルイスまで案内すると言い仲間に加わります。

さらに道中でニコとペドロに再会し、鳥達のカーニバルに参加します。

歌いながら美しく羽ばたこうとするジュエル。鎖が彼女を止めますが、いつの間にかブルーとジュエルのあいだには絆ができていたのでした。

いい雰囲気になったと思ったら、ナイジェルに脅されてブルーを拉致しにきたケヌゲザルの一団が。鳥と猿でケンカになりますが、ブルーは仲間の助けを借りてまたもや逃げることに成功。

ルイスの所へ到着した一行。実はルイスはブルドッグでした。怯えて暴れるブルー達でしたが、なんとか鎖が切れます。

自由を謳歌するジュエルを見てブルーは落ち込み、彼女を傷つけてしまいます。ジュエルは怒って1羽で飛んでいってしまいました。

そこをナイジェルに襲撃され、ジュエルは捕まってしまいます。ブルーは、彼女を助け出しにリオのカーニバルへ向かいます。

またリンダ達も、少年の助けでカーニバルのどさくさで鳥たちが出荷されることを突き止め、カーニバルに潜入します。

ルイスを使ってカーニバルのダンサーの足元をくぐり抜けていくブルー。

ダンサーに扮しているリンダが見つけ名前を呼びますが、ブルーはジュエル救出を継続します。

彼女を見つけたと思いましたが、それはナイジェルの罠でブルーも檻に入れられてしまいます。不運なことにニコ、ペドロ、ラファエルも捕まっていました。

飛行機に積み込まれ離陸。追いかけてきたリンダは間に合わず悲しみに暮れます。

飛行機の中でブルーは知恵を使って檻をこじ開けます。皆も出してやり、後ろのハッチを開けました。鳥たちは帰れると大喜びで飛び立ちました。

ジュエルもブルーを引っ張って一緒に飛んで逃げようとしますが、ブルーが飛べないと断り立ち止まります。

そこをナイジェルが襲いかかりジュエルの翼が折れてしまい、2羽とも飛べなくなりました。大笑いするナイジェル。

ブルーはナイジェルに消化器をつけ吹き飛ばします。消化器は飛行機のフロントガラスを突き破り、飛行機は故障。

飛行機が傾いたことで、飛べないジュエルは投げ出されます。

ブルーは飛び降り、彼女と運命をともにすることを選びました。

ジュエルは彼の気持ちを受け入れます。するとブルーの本能が蘇り、飛べるようになったのです。

ジュエルを抱えて海原を飛ぶブルー。

リンダの元へ無事戻り、ジュエルはモンテネグロに治療してもらい飛べるようになりました。

こうして2羽のアオコンゴウインコは青空を飛び回ることができたのでした。

物語はここで終わりです。

3Dアニメ映画「ブルー初めての空へ」の見どころ

この映画の見どころは、ブラジル舞台ならではの陽気さ、テンポの良さです。

ストーリーがミュージカルを挟みながらどんどん進むので、飽きることがありません。私の子供もよく口ずさんでいます。

特にこちらのシーンが有名かと思います。

Rio (5/5) Movie CLIP – I Wanna Party (2011) HD

※こちら著作権の関係で動画埋め込みができませんでしたので、リンク先のyoutubeでご覧ください。公式認定の動画なので視聴に問題はありません。

3Dアニメ映画「ブルー初めての空へ」の感想

こちらの映画はDVD化されてから知り、鳥が好きだったので購入しみたのですが、正直パッケージデザインの段階では期待していませんでした。

車の運転中の子供の暇つぶしになればいいと思うぐらいだったのですが、見てみたらとても面白い。ノリ、テンポ、音楽全てが良くて飽きないんですね。

ストーリー上に暗い展開があると子供は怖がって困るというご家庭は多くいらっしゃると思います。特にジブリ作品等は闇を感じるので、幼児は怖がるという話をよく聞きます。

ですが、この作品にはその要素はないので、どの年齢層でも安心して楽しく見ることができます。また、どのキャラクターも魅力的で愛着が湧き、嫌な気分になる要素がありません。

日本では3Dではなく2Dだけで上映など、あまり流行らなかった映画なのですが、実際はとても面白いので見てみて損はないと思います。

まとめ

・絶滅危惧種アオコンゴウインコをメインにした、鳥が主人公の映画

・ラテンのリズムの陽気な音楽、テンポのいい展開が楽しい

・どの年齢層でも楽しく観れるオススメ作品


最初から最期まで楽しい気持ちで観れる映画なので、興味を持たれた方は是非みてみてくださいね

それではここまで読んでくださってありがとうございました。

また次回をお楽しみに

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