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無料漫画アプリ・ピッコマで連載中の「緑陰の冠」原題・녹음의 관
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漫画「緑陰の冠」30話のネタバレ
ラン達は扉から屋敷に戻ったので、新年の宴が始まった。
ランは、今の借金を元本と利息を全額返した。
債権者らは、どこからこのお金が出てきたのか知りたがっていたが、もちろん教える気はない。
来年には、領地民にプレゼントを渡せる、大掛かりな新年の宴ができるだろうと、ランは考えた。
新年の宴が始まり、皆思い思いに楽しんでいた。
ランは強い酒に酔ってしまい、椅子に腰かけぼんやりしていたので、ユスタフが水を持ってきた。
ユスタフは、スーツがないからアカデミーの制服を着ていた。
ランは、母のおさがりのドレスだったので、丈が短かった。
ランの母は、新年会に合わせてドレスと装飾品を新調していた。
この贅沢は、遠いため皇宮の新年の宴に参加できない故の埋め合わせだった。
他の家臣に比べ、流行を追うようになったため、財政が破綻したのだった。
それも魔石が売れれば解決できる。
ランが水を口にすると、ユスタフはグラスを回収し、ランをダンスに誘った。
ランが、ダンスが下手だと言うと、ユスタフは、自分がリードするから大丈夫だと言う。
フロアに出て体を寄せると、ユスタフの背の高さを実感する。
そしてユスタフの足を踏んでしまい、本当に不器用だと呆れられる。
ユスタフとの会話で、彼がラチアを大事にしていることを実感したラン。
逆にユスタフに、ラチアをどう思っているのか聞かれたランは、伝統と格式ある名家なのはわかっているが、どうしても重要ということではないと答える。
ユスタフが、自分からラチアをとったら何が残るかと訊くと、ランは、イケメンと答えたので、ユスタフは笑う。
ランは、ラチアはユスタフのものだ、誰もユスタフから奪うことなどできないと言う。
奪われるつもりはないとユスタフも言う。
ラチアに属する全てはユスタフのもの、これは幼少期から母に叩き込まれたものだった。
そして、愛する父に冷たくあしらわれた母は、大声で笑ってはいけない、軽率に走ってはいけない、泣いてはいけない、ラチアの当主として感情を出してはいけない、威厳をみせろと、夫への復讐かのように何度もユスタフに言いつけた。
ユスタフは、ランとのダンスで、両足をしこたま踏まれた。
ランとユスタフがダンスを終えると、今度はブレイン卿がダンスを誘った。
ランはその誘いを受けるのだった。
漫画「緑陰の冠」30話の感想
ブレイン卿の足がピンチに。
それはさておき、無事新年の宴を迎えたラチアですが、ランとユスタフの関係が少し変化してきましたね。
ユスタフの心境の変化でしょうか。まだはっきりと自覚はしてなくても、ランが特別になり、ランには特別に思ってほしいようです。
ユスタフが感情に乏しい人間になってしまったのは、母の呪いのような言葉を日々受けていたからのようですね。
その言葉の中で、ユスタフの芯になっているのが、ラチアに属する全てはユスタフのもの、ですね。
そのラチアの中にランが含まれているなら、彼はランを誰にも奪われないよう、自分の手元におこうとします。
ユスタフにとって、ラチアであることが何よりも大事なのですよね。領主として正しいあり方なのでしょうね。
まとめ
・封印も借金返済も済み、ラチアでは新年の宴が開かれた
・ユスタフに誘われダンスを踊るランは、ラチアはユスタフのものだと言う
・ユスタフの母は幼いユスタフに、領主としての在り方を復讐のように言い聞かせていた
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回も楽しみですね