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無料漫画アプリ・ピッコマ、LINEマンガで連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다
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漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」79話のネタバレ
クロードはかなりの努力家だと、ルーカスが言うのだが、アタナシアはピンとこない。
でも確かに補佐官などおかずに一人で執務をこなし、各行事にきちんと正装しているところを見れば、単なる暴君だとは思えない。
かといってクロードを表現するとしても、自分の父としか言いようがない。
そんなことを考えながらクロードを見つめていたので、クロードに何だと訊かれてしまう。
勉強がわからなくてと誤魔化すと、クロードは自分の机から、横づけされているアタナシアの机に向かい合うように移動した。
そして勉強を教えてくれ、年齢のわりにはできる方だと言ってくれるクロード。
最近クロードはアタナシアに良くしてくれるが、記憶が戻ったわけではないようだ。
冷遇していた罪悪感だろうかとも思う。
クロードはアタナシアに、ここまで勉強しなくてもいいのではないかと言うと、アタナシアは、できると面白いし、褒めてもらえるからと、ニコっと笑いながら答える。
クロードは、少年時代に兄に勉強を褒めてもらったことを思い出す。
アタナシアが、勉強は好きかと聞いてくるので、好きでも嫌いでもないと答える。
それはパパが最初から何でもできるからだ、パパのようになりたくて最近ルーカスから魔法を教わっているが、パパが猛練習したからできるのだと言うのだけど、想像ができないと話すアタナシア。
ふと、最近練習している魔法を見せるといい、教科書を浮かせた。
だが暴走し、ページが吹き飛び、クロードに何枚かぶつかる。
紙が無残にも散らばったので、気まずくなり謝るアタナシア。
クロードは魔法で紙を戻すと、魔力を押し込めるのではなく包み込むように使うのだと教える。
言われた通りにやってみると、成功した。
ありがとうとアタナシアが微笑むと、クロードも微笑む。
クロードの笑顔を見て、目を開くアタナシアは、パパの娘ですしと言うと、クロードは記憶が蘇っていないのに頭痛が起きてしまった。
あまりの痛みに、邪険にアタナシアを追い払う。
その夜、クロードは酒を飲みながら、自分の戻らない記憶について考えていた。
アタナシアのことは覚えていない。
記憶の中にあるのは、血まみれのおくるみに包まれた赤ん坊だが、その子を認めようとは全く思わなかった。
だが殺すこともできず、感情を失くしその存在を忘れるために、禁断の術にまで手を出したのだ。
完全に捨てたはずのその子供がどうして傍にいるのだろうか、何度も追い払っても、諦めることなく、自分を見つめてくるアタナシアを思う。
それは、どんなに脅されても私は陛下のものだから立ち去らない、とクロードに全く折れることなく微笑むダイアナの、不埒な部分までそっくりだと思うのだった。
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」79話の感想
アタナシアもクロードも努力家ですね。しかもアタナシアは勉強を楽しんでいるので、もっと伸びそうですね。
それはさておき、クロードが随分と父親らしくなりました。記憶を失って以来、あれほど柔らかく微笑んだのは初めてではないでしょうか。
幸せな時間は頭痛で中断されてしまいましたが、アタナシアはホッとしたでしょうね。ずっとこのまま続けばいいのですが。
クロードは黒魔法に頼らなければいけないほど、ダイアナを愛していました。原因となった赤ん坊を殺してしまえば、ダイアナの犠牲が無意味になってしまうので、相当辛かったでしょう。
不慮の事故でダイアナを失ったのならまだしも、ダイアナにクロードは選ばれなかったと思ってしまうと、選ばれたアタナシアが憎くて仕方ないでしょうね。
でも、そこまで思い出していても、やはりアタナシアは愛しい存在のようです。以前の幸せな記憶は失われてしまいましたが、また新しく思い出を作っていくことができそうで何よりです。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに