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無料漫画アプリ・ピッコマ、LINEマンガで連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다
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漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」72話のネタバレ
アタナシアは、以前のように毎朝クロードに挨拶するようにした。
自分が指示したことだと知ったクロードは、言い返せない。
ルーカスがクロードの状態を整えてくれたので、よく眠れたように見える。
一時しのぎとのことだったが、それでも少しは記憶を失くす前に戻ってきているようだ。
アタナシアがいるので、侍女たちは以前のように、テーブルにケーキを並べ始めた。
甘いものが嫌いなクロードは顔をしかめる。フィリックスが用意させたそうだ。
その様子に気まずいアタナシアは、お茶を口にする。
それはリペ茶で、久々の花の香りに彼女は微笑む。
クロードはそんなアタナシアを長々と見つめ、そのお茶が好きなのかと言うので、良い香りだから好き、飲むと口の中で花が咲くようだと答えるアタナシア。
その答えは、かつて愛した女性の姿と重なり、クロードは頭痛を起こす。
自分は何を考えようとしていたのか、もう二度とと思い、アタナシアを睨みつけようとするが、アタナシアはクロードを無視してケーキにがっついていたので、毒気が抜かれる。
がっついてるところをじっと見られていることに気づいたアタナシアは、焦ってしまい、パパもどうぞとケーキをクロードの口にねじ込む。
以前の癖がでてしまったのだ。
クロードは、苦手な甘いものを口にしたため、真っ青になる。
フィリックスは吹き出すのを我慢する。
クロードは、二人ともすぐに部屋から出るように命じ、アタナシアはやってしまったと後悔するのだった。
一方、ジェニットは黒髪の紳士とともに、アルフィアス公爵とお茶を飲んでいた。
アタナシアが皇室に戻ったことを報告したのだ。
ちなみに公爵は、アナスタシウスのことを仮名のパターソン子爵と呼んだ。
公爵が姫の様子を尋ねると、ジェニットは、宮廷魔法使いが戻ってきたので少し良くなったようだと答える。
アナスタシウスが魔法使いに反応したので、ルーカスという魔法使いがしばらく離れていたが戻ってきたのだと説明するジェニット。
皇帝も少しだが健康になって良かったと話しているうちに、ジェニットの先生が来る時間になったので、彼女は退室する。
アナスタシウスは、せっかく姫がこの屋敷に滞在しているうちに、手を打つつもりだったが機会を逃したなと言う。
公爵は、アタナシアがこの屋敷にいたことを初めて知り、しかもジェニットとイゼキエルもそのことを知っていたと聞き、混乱する。
何故知らなかったのだと笑うアナスタシウスは、愕然とする公爵に、知ったところで公爵ができることはない、彼女は魔法を使えるからだと言う。
公爵は目頭を押さえながら、どうせわざと黙っていたのだろう、だからこの男は信用できないと思う。
起きてしまったことはさておき、問題は姫が戻ってきたことで、ジェニットがこれまで通り皇帝に重宝されるかわからないことだ。
そしてアナスタシウスは、ルーカスがもう世界樹から戻ってきたことが気になっていた。
ただクロードの記憶が戻ったとはジェニットが話していなかったので、記憶喪失はクロードが狙ったことではなかったが、あのルーカスでさえ取り戻せないものだったのかと考える。
そして、それならと何かを思いつく。
魔塔にいたルーカスは、何だか嫌なものを感じ取る。
そして魔塔に、黒髪の男(アナスタシウス)が侵入していたことに気づくのだった。
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」72話の感想
まだまだ以前のように仲良し親子にはなれないですが、敵意がなくなっただけでも良かったですね。さすがルーカス、頼りになります。
ルーカスがいなければ、クロードは家族の愛を失ったまま、呪いで体が蝕まれたまま、孤独に死んでいました。
アタナシアが戻ったことで、フィリックスも侍女の方も、いつも通りケーキを用意しているあたりがいいですね。さらにフィリックスはチクチク小言をいいますし。
クロードは居心地悪そうでしたが、ケーキを口に突っ込まれても怒らないところをみると、かなりアタナシアに対して気を許している気がします。
ただダイアナの記憶だけは黒魔法が関わっているので、記憶が蘇りそうになるたびに、頭痛が起きてしまうようです。アタナシアはダイアナによく似ているので、今後もアタナシアと接触するたびに苦しむのは変わらないようですね。
アタナシアが戻ったことで、計画が狂ってしまったアナスタシウスとアルフィアス公爵。
公爵に至っては、アタナシアが屋敷に寝泊まりしていたことを、一人だけ知らなかったという裏切られっぷり。意識が宇宙にまで飛んでいましたね(笑)
アナスタシウスの方は、てっきりクロードの記憶喪失にも関わっていたのかと思いきや、偶然だったようです。
ではただアタナシアの魔力暴走だけが目的だったのでしょうか。膨大な魔力をもつアタナシアを暴走させて、アタナシア自身を殺し、それでクロードに精神的なダメージを与える。これでアタナシアという邪魔者を排除、クロードを慰める目的でジェニットを近づけることができるという計画ですかね?
アナスタシウスがルーカスを知っていたのは、ルーカスが昔の皇帝達の面倒をみていたのを、皇族の記録か何かで知ったのでしょうか。何故ルーカスが世界樹に行ったことを知っているのでしょう。
不滅の意味を持つアタナシアが、死んでも異次元や過去に転生できたように、復活の意味を持つアナスタシウスもまた、記憶を持ったまま転生を繰り返しているからこそ、ルーカスの存在や世界樹に行ったことなど知っているのでしょうか。
もしそうなら、アナスタシウスは幸せな結末を迎え無い限りor 完全に諦めない限りは、何度も復活してきそうな気がしますね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに