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無料漫画アプリ・ピッコマ、LINEマンガで連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다
ある日突然、小説の中の姫に生まれ変わってしまった主人公。しかも実父に殺される運命の姫に。血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。
毎週日曜日に最新話が更新されます。
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漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」58話のネタバレ
夕方になり、町の灯りがつき始めた。
アタナシアは、付けていると願いが叶うと言うブレスレットを、ジェニットにプレゼントする。
あのリボンのお返しのつもりだ。
ジェニットは目をキラキラさせて喜ぶ。
そろそろ戻ることにし、付き添ってくれた黒髪の紳士に礼を言い、彼女らは帰る。
別れ際、アタナシアはその紳士をチラっとみる。
その黒髪のせいか、ルーカスに少し似ていると感じた。
もう帰らなければいけないのが残念だというジェニットに、花火を見たことないから今度は花火を見に行こうと誘うアタナシア。
ジェニットは満面の笑みだ。
まばゆい笑顔で、少し前まで地獄のようだったが、お姫様が来てから天国のようだと言う。
今日の秘密のお出かけを、微笑ましい気持ちで締めくくることができて、アタナシアも嬉しいのだった。
その頃ルーカスは、まだ世界樹のところにいた。
大人しくサッサと出せばいいのに、時間のムダだったじゃないかというルーカス。
この程度であればいいかと、彼は白く光る枝を入手した。
ルーカスは微笑むと、待っているアタナシアのために、また長い時間をかけて帝国へと移動を始めるのだった。
世界樹が泣いたため、帝国に雨が降った。
ジェニットが部屋で、降りしきる雨を眺めていると、物音が聞こえた。
しばらくでかけていたイゼキエルが屋敷に帰ってきたのだ。
彼は消えたお姫様のために、あちこち探しまわっていた。
ジェニットはついさっきまでお姫様と一緒だったが、絶対に秘密だと言われていたため、イゼキエルに教えることができず良心が痛む。
ふとアタナシアからもらったブレスレットを見て、照れる。
ジェニットにとってアタナシアは、温かく優しく、悲しいときには魔法のように支えてくれる有難い存在だった。
だから、イゼキエルに罪悪感を抱いても、彼女との約束は絶対に守らなければと思う。
そうしておけば、お姫様はずっと自分だけのお姫様になってくれるのだろうか。
たった一人の姉妹であるお姫様とは、皇宮にいるときよりも仲良くなれたと感じる。
すると、アルフィアス公爵の書斎から、揉めるような話し声が聞こえた。
公爵が、外出は控えるように言ったではないですか、状況を理解していないのですか、と怒っている。
ぼやく相手の男性。
そしてドアが開き、男性とジェニットの目が合った。
その人物は、あの黒髪の紳士なのだった。
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」58話の感想
アナスタシウスはアルフィアス公爵とつるんでいましたが、とうとう屋敷でジェニットと遭遇してしまいましたね。
ジェニットは驚き、公爵は焦ったのでしょうが、当の本人は特に動揺はしていないようです。一応血の繋がった自分の娘なので、愛しく思うこともあるのでしょうか・・・?
彼のせいでジェニットの運命は捻じ曲げられているので、せめてジェニットを道具とだけ見るのではなく、多少の愛情を持ってもらいたいものですね。
そんなジェニットに寄り添ってくれているのは、アタナシアです。
原作では自分の立場を無意識に奪っていく存在なので、これまでアタナシアは彼女を避けていることも多かったですね。でも今では立場が逆転した申し訳無さか、純粋に慕ってくれる彼女への愛着か、どんどんと二人の関係が変わっていきます。
このまま運命が変化していき、どうにか二人共幸せになれる道があるといいですね。
そしてようやくルーカスが戻ってくるようです。時間がかかるようなので、すぐには登場しないのでしょうけど、これでやっとクロードの記憶が戻るのではないかと期待できます。
もしクロードの記憶が戻ったら、これまでアタナシアにしたことで、また酷く混乱しそうですね(笑)
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに