漫画「皇帝の一人娘」191話のあらすじネタバレと感想

漫画アプリ・ピッコマcomicoで連載中の「皇帝の一人娘」原作YUNSUL(小説・황제의-외동딸)、漫画RINO

毎週日曜日に最新話が更新されます。

前回のあらすじは、ハーベルと分かれ、カイテルとともにアグリジェントに戻ることになったリア。馬車に乗り込むと、これまでの疲れが出て、眠り始める。

起きると何故か馬車の中ではなく、旅館の中だった。そして、リアの伯父だという人物が現れるのだった。

話は変わり、幼い頃のアシシ。帰ってこない母、妻を求めるあまり、息子に八つ当たりし、虐待を繰り返す父。

6歳の頃、母と皇帝の不倫現場を目撃するが、その頃には心が死んでいた。自分の存在を穢れているものだと思いこんでいるアシシは、自分に声をかけてくるペルデルなどの同年代の子供の存在を、重荷に感じるのだった。

詳しくはコチラにてまとめてあります

漫画「皇帝の一人娘」191話のネタバレ

アシシは、いとこのシルビアもペルデルも好きだったが、呪われた子である自分に関わると良くないと思っていた。

隣にいても、苦しめるのではという不安な気持ちにならないのは、カイテル皇子だけだった。

冬の木の根元で座っているときは心が楽になったが、カイテルが隣にいるときに、つい自分のような穢れた存在が神聖な木に委ねてもいいのかと言ってしまう。

カイテルは、誰が委ねても関係ないだろう、とさらっと答える。

その言葉のおかげで、冬の木の傍にいてもいいのだと、ほっとするアシシ。

アシシにとってカイテルの存在は大きく、13歳でカイテルが死亡したという話を聞いたときは、嘆き悲しんだ。

ペルデルは忘れようと言ったが、アシシは忘れることなどできなかった。

ようやく見つけた居場所がなくなってしまったからだ。

父は虐待するたびに、いい子でいろと言った。

アシシにはそれにすがるしか方法がなく、痛みに耐え、我慢し続けたが、ただ愛されない子供だという事実だけが残った。

生きる意味などあるのだろうかと思う。

幸せとは自分には無縁なのだと、いっそ諦めたほうが心が楽だった。

そして19歳のころ、死んだはずのカイテルが、皇宮に戻ってきた。

カイテルは皇宮を血の海にした。

アシシは父のもとへ向かうと、父は母を何度も刺し、殺していた。

これで自分から離れることはないと、怪しげに笑う父。

父は一緒に逝こうと、アシシも殺そうとした。

剣さえあれば、老いた父から身を守ることはできる。

だが、これまでの虐待の経験から、自分は不幸を呼び込む存在だから父と母があのようになったのだと思い、その場で膝をついてしまう。

不幸に慣れていたつもりだったが、目の前の光景には耐えられなかったのだ。

この呪われた生を終わらせるのだと、観念し、うなだれるアシシ。

だがカイテルが父を刺し、アシシを助けた。

アシシに、死ぬな、お前が死ぬ必要はない、目を覚ませ、と言うカイテル。

何故自分だけ生き残ってしまったのかと、涙ぐむアシシ。

そんなもの知るかというカイテル。

アシシは、何をやるべきかは理解した。

そしてカイテルに、両親が犯した罪を償うと言い、騎士として忠誠を誓う。

生きていく理由は無くなったが、まだ死ねない。

アシシはカイテルに、己の命を預けるのだった。

漫画「皇帝の一人娘」191話の感想

アシシの父親は、愛に飢えすぎて狂ってしまったようですね。まさか妻を刺殺していたとは。

家柄はとても良いのに、何の幸せもない家庭でした。母は不倫をし、夫と子を見捨て、父はその鬱憤を我が子にぶつけ、アシシは逃げ場が一切ありませんでした。

何の要求もせず、傍にいることを許可してくれたカイテルだけが、アシシの心の救いだったのに、それすらも途中で無くなってしまいました。アシシが19になるまでは毎日が地獄のようだったでしょうね。

でも今はリアというかけがえのない存在ができ、彼の人生にも光が差し込んでいるようです。

そんなリアは、現在拉致されていますよね。最強のアシシやカイテルの目をくぐり抜け、どうやって拐ったのでしょうか。ここでアシシのエピソードが出てきたので、アシシがリアを死ぬ気で助けるのかもしれないですね。


次回のエピソードはコチラ

それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

猫野: