漫画「盗掘王」99話のネタバレと感想!あらすじまとめ

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無料漫画アプリ・ピッコマで連載中の「盗掘王」漫画3B2S、脚色Yuns、原作sanji-jiksong、原題도굴왕

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漫画「盗掘王」99話のネタバレ

リチャードは、少しでも協力してもらえないかと、電話で三橋に頼んでいた。

すぐに第4の墓を攻略してもらえれば、盗作の話題など消えると思ったからだ。

だが三橋は、私共も準備が必要、リチャード教授にも解決すべき問題があるのではと言い、盗作の話を指摘した。

リチャードは、とにかくあれはデタラメだからと適当に誤魔化そうとするが、共同発掘の邪魔になるものは解決しましょう、また後で連絡しますと言われ、電話が終了。

その発掘で盗作の件を消そうと思ったのにと焦るリチャード。

一人では何もできないと思っているのか、私の人脈を総動員すれば問題ないと、怒りで興奮しながら、飛行機に乗り込むのだった。

一方遼河たちは、シリアを離れ、久しぶりにニューヨークまで戻ってきた。

その後、ニュース、ラジオ、新聞とあらゆるメディアの取材を受けた。

エドワードの人脈も活用し、リチャードが弁明する機会から逃れないようにしたのだ。

遼河の記憶が正しければ、リチャードは犯罪者で探偵になる劇的な人生を生きた、フランソワ・ヴィドックの鏡仮面の遺物を持っている。

フランソワ・ヴィドックの話は、多くの作家にインスピレーションを与え、怪盗ルパンやジャン・バルジャンのように有名なキャラクターの元となった。

彼は変装のプロだったので、この遺物を使えば、対象と全く同じように偽装することができるのだ。

しかし欠点もある。

柳の画風を偽装するには、柳に変身しなければならないのだ。

だからリチャードは絶対に人前で絵を描かない。

今もうるさく言ってこないのは、ヴィドックの遺物をもっていることに間違いないようだ。

一通り取材を受けた遼河達は、一旦休憩に。

昼食をとっていると、柳はこれで本当にうまくいくのでしょうかと言い、不安そうだ。

そこで遼河は記事をチェックする。

どれも悪いことは書いてないのだが、一番初めに取材を受けた記事が消されていた。

リチャードが手をまわしたようだ。

苛立つ遼河は、すぐ次のインタビューへ。

しかしインタビューしたにも関わらず、すぐ削除されたり、記事が載らなかったりすることがあった。

リチャードも本腰いれて反撃し始めたのだ。

リチャードが反論する記事も公開されるようになった。

そしてその影響力もかなりのもので、ただわけもなく有名になったのではなかった。

説得力のある反論をしたわけではないが、奴の主張は人々の注目を浴びた。

遼河はこのままではだめだと考え、ライバルの悪い噂を流す、マリーアントワネットの首飾りの遺物を使うことに。

フランス革命で処刑された女王マリーアントワネットは、国難に関わらず、高価なダイヤモンドのネックレスを買おうとしたという汚名を着せられた。

そのような逸話が残っているので、悪意ある噂を流すにはうってつけだ。

問題は、対象を直接見なければならないこと。

そこで雪を呼び、リチャードを直接見ることができる位置まで潜入しろと命じ、首飾りを渡す。

リチャードもどんどんと取材を受けているので、雪が取材陣に混ざることは難しくない。

そして翌日には、成功したと連絡が入った。

早速ネットのニュースを見てみると、暴言や飲酒運転、セクハラまでリチャードの悪い噂であふれていた。

だが、盗作についてのことではなかったため、色々な悪評が増えた分、盗作がぼやけてしまった。

これではだめだと、遼河は落胆する。

すると、1通のメールが届いた。

面白かったから少し助けてやるという内容だ。

その奇妙なメールが届いてからほどなくして、リチャードの盗作疑惑が再び報道されるようになった。

さらに奇妙なことに、中国やヨーロッパまでこの話題が広まり、世界的なニュースになった。

柳はどうしてこんなことがと驚いていたが、遼河にもわからない。

ただ一つ思い当たるのは、風聞王ウェイド・ハルマン、全てのメディアを掌握した男のことだ。

過去、権力者達が隠していた情報まで暴くことのできた人物だが、あらゆる捏造と扇動も気にしない奴だったので、善人ではない。

遼河に協力したのは、遼河がリチャードを攻撃しているのが面白かったからだ。

ひとまずは、こちらにとっては絶好の機会じゃないかと、遼河はニヤっと笑うのだった。

漫画「盗掘王」99話の感想

リチャードは三橋をアテにしていましたが、目論見が外れてしまいましたね。

確かに盗作疑惑のある人物と組んで、いらぬ詮索を受けたくはないでしょう。この点では、変に三橋が絡んでこなくて良かったですね。

そんな中、遼河達は多くの取材を受け、盗作を主張しましたが、リチャードの方がキャリアと名声があるので、思うほど成果は出ず。

そこへ、新たな王・風聞王というのが名前だけ登場しました。王はわりと多いのですね。何故か楽しんでくれ、強力してくれましたが、でっちあげもする人物なので、この王もかなりの問題人物なのでしょう。

さて、リチャードの遺物フランソワ・ヴィドックは、実在の人物です。鏡仮面は映画ヴィドックを参考にしたのでしょうか。この漫画は、色々な歴史上の人物が登場して面白いですね。


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それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

猫野: