漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」53話のあらすじと感想!ネタバレ有り

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漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기 

どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、さらに悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。

毎週金曜日に最新話が更新されます。

前回のあらすじは、カナリアはイーサンとジャックスの手を借り、膨大な資料の中から、たった1通の手紙を見つけだす。

定例議会当日、カナリアはラヤと兄カイルを応接間に呼び出し、見つけ出した手紙をラヤに見せるのだった。

定例議会では、グレイシー、セザールとも目標を達成し、あとはカナリアがベオンヒルト家を説得するのみだった。だがなかなか現れないので、セザールが皇帝に頼み、議決の順番を入れ替えてもらう。

カナリアなら絶対にやってくれると、セザールは固く信じているのだった。

詳しくはコチラにてまとめてあります

漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」53話のネタバレ

カナリアがラヤに見せたもの、それはカイルがラヤの代わりに戦争に行こうとした内容の手紙だった。

カナリアらが一生懸命探していたのは、この出征を志願する手紙のことだ。

原作の内容ではこうだ。

あの事件以来、カイルはラヤに罪悪感を抱くようになった。

父らがラヤを戦争に送ると決めたとき、カイルはその償いの為、弟の代わりに戦争に行こうと決心し、皇室へ手紙を出した。

だがそのことを認められないベオンヒルト家の大人達は、ラヤの出征の日までカイルを監禁したのだ。

そうしてラヤは予定通り南部戦争へ。

無事帰還した弟が、皇子宮で笑顔で過ごしているのを見て、過去のことを言い訳し許しを請うより、弟から憎まれて生きる方が自分の背負うべき運命だとカイルは思ったのだった。

ラヤは、どうして兄が私の代わりに戦争に行こうとしたのだと言うと、カイルは、気づくのが遅かったが、伯爵の座よりお前が大事だったのだと言う。

言い訳でしかないが、あの時は何の力もなく、家の決定を変えることができなかった、だから今までのように俺を憎んでくれてかまわないと話す。

ラヤは、自分の臆病さゆえに、兄の気持ちを知ろうともしなかったことを悔やむ。

そして、兄を憎んでなどいない、自分の存在が兄を傷つけると思って距離を置いていただけだ、兄を憎んだことなど一度もないと、気持ちを打ち明ける。

カイルは、では毎回授業をさぼって邸宅を抜け出ていたのも、怪しい連中とつるんでいると皆心配したのも違うのかと驚く。

怪しい連中とは、当時の若きセザールやミラー達のことだ。

ベオンヒルトの兄弟は、互いに勘違いしていたのだなとガックリする。

カナリアは、誤解が解けてよかったと安心する。

悪役で脇役である自分には悲しんでくれる家族はいなかったが、ラヤ卿には大事な家族がいることを知って欲しかったのだ。

彼らはカナリアに礼を言い、この恩をどうお返しすればいいかと言う。

では私を助けて欲しいと頼むカナリア。

夕方になり、定例議会はとうとう例の法案の議決まで順番が進んでしまった。

ベオンヒルト伯爵は来なかったかと、暗い表情になるセザールとグレイシー。

だが会議室のドアが勢いよく開き、カイルが現れた。

一方カナリアは、疲れ切ってソファに横になっていた。

近づいてくる足音で目を覚ますと、目の前にセザールが。

結果はどうなったのかと聞くと、彼は微笑み、勝ったと教える。

カナリアは感激し、彼に抱き着き押し倒す。

ゆっくりと倒れてくるカナリアの唇が、セザールの唇に重なりそうになり、セザールはドキドキする。

だが唇は一瞬掠めただけで、カナリアはセザールの顔の脇まで倒れこみ、眠り始めた。

眠気が限界だったようだ。

カナリアをベッドに寝かせるセザール。

自分のために昼夜問わず働き続ける彼女を、好きにならないわけがないと思う。

自分も疲れたので、少し休みたいと、彼女の脇でうたた寝する。

深夜、カナリアが寝返りを打つと違和感が。

何故かセザールが、自分のベッドで一緒に眠っているので、彼女はとても驚くのだった。

漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」53話の感想

ラヤの見送りに出なかったのは、独りよがりなカイルの責任だと思っていましたが、実は違いましたね。

大人たちによって監禁されていたそうです。下手したら二度と会えなくなるかもしれないのに、なんて酷いことをするのでしょうね。

カイルの手紙をカナリアが見つけ出したことで、ラヤとカイルはこれまでずっとお互いに勘違いして生きていたことを知ります。コミュニケーション不足が原因でしたね。無事解消されて良かったです。

そうしてカイルの協力を得ることができ、法案を通すことができました。原作の流れをガラっと変えることに成功しました。

このために多忙な毎日を送っていたカナリア達。カナリアは喜びながら眠りに落ちました。もともと体力がある方ではないので、限界だったようです。

セザール一人が、もしかしてキスとドキドキしているのが面白かったです。彼はカナリアをベッドに運び、うたた寝しました。今度はカナリアがドキドキする番ですね。初々しい夫婦です。


次回のエピソードはコチラ

それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

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