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無料漫画アプリ・ピッコマ、LINEマンガで連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다
ある日突然、小説の中の姫に生まれ変わってしまった主人公。しかも実父に殺される運命の姫に。血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。
毎週日曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、アタナシアはフィリックスを、赤血の騎士といじる。
その後、眠っているクロードの頭にラフリエの花をさすイタズラをするが、突然彼が目覚めたため、それを外すのに一苦労する。その際、クロードやアタナシアを殺意を持って傷つけると、苦しんで死ぬ魔法がかかっていることを知る。
その後、自分専用の図書館へ行くと、なぜかイゼキエルが侵入していた。無断侵入はアタナシアも同じと言われ、彼女は何も言えなくなるのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」38話のネタバレ
アタナシアは、公子は御父上そっくりですねと言い、機嫌が悪くなる。
まずいと思ったイゼキエルは、無礼を詫びる。
次から間違って入ってはいけない、今日から警備を強化しますという彼女に、彼は、わかっています、今日のような幸運はもうないでしょうからと言う。
幸運という言葉にキョトンとする彼女。
イゼキエルは、もしかしたらと来てしまったが、待ち望んでいた人が目の前に来てくださるとは思ってもいなかったと話す。
そして、失礼でなければ近くに行ってもいいでしょうかと言うので、アタナシアはどう答えていいかわからず固まる。
イゼキエルが一歩足を前に踏みだすと、既に十分失礼ですと、いつの間にかアタナシアの後ろにいたルーカスが断った。
お姫様は許可していない、歩みを止めなさいというルーカスに、イゼキエルは、塔の魔法使いか、身分を明らかにするべきではと言う。
ルーカスは、皇室に所属しているので、陛下とお姫様以外の指図は受けないと答える。
公子は既にお姫様に無礼を働いている、お姫様が寛大に罪に問わないと言うので、このままここで退くべきだと言い、イゼキエルを牽制する。
優しいカリスマと孤高な黒狼の対決だと思うアタナシア。
まるで君には無許可でここに入る権利があるかのように言うじゃないかとイゼキエルが指摘し、私にその資格を問い詰める権利があるのかと、ルーカスが言い返す。
アタナシアは割って入り、ルーカスは出入りを許可されているから素性を明らかにする必要はないことと、イゼキエルのように自分を心配してくれたことのだと話し、仲裁しようとする。
イゼキエルは、その魔法使いが、数年前に僕の代わりにお姫様の話し相手に決まった人物かと聞くので、アタナシアがルーカスをチラっと見ると、なんとも言えない笑みを浮かべていた。
イゼキエルは、今日はこれで失礼しますと言う。
アタナシアとすれ違いざま、お姫様の図書館には興味深い本が多いですねと言い、彼女に本を手渡す。
その際、彼女の指に触れ、お茶会に招待される栄光を僕にもお与えくださいと、耳元でささやき、去っていった。
なんだあいつはと不機嫌そうなルーカス。
アタナシアが受け取った本は何だと、パッと彼女からとりあげる。
本のタイトルは、窈窕たる淑女の甘い契約恋愛、という恋愛小説だった。
アタナシアは顔を真っ赤にし、私の本じゃないと言い、彼から奪い返そうとするが背が足りない。
さっきの男が興味深いと言っていた本がこれかと言われ、こっそり隠して読んでいた本をイゼキエルが見つけたのかと、アタナシアはさらにパニックになる。
ルーカスはさらに、本棚にあった恋愛関係の本のタイトルを読み上げる。
アタナシアが返してと騒いだので、図書館警備の騎士が何事かと慌てて駆け寄ってきた。
するとルーカスの持っていた本から、バサッと別の本が落ちた。
とんでもないタイトルの本を前に、顔真っ赤で固まるアタナシアと、コメントに困る騎士達。
ルーカスは、これはどういう意味なのかわかるかと、騎士達に話を振り、困らせた後、先ほどの客が置いていったようだという。
それより無断侵入を許してしまったことについてお姫様に言うことはないのかと釘を刺す。
青ざめる騎士達。
ルーカスは騎士達をみっちり叱った。
その後、外にでて二人で歩く。
ルーカスもドアから入ってきたのかと聞くと、ドアなど不要だという。
イゼキエルがかなり気に入らないようだと指摘すると、いけ好かないと言うルーカス。
イゼキエルにそんなこと言うのはあなたが初めてなんじゃない、と言うアタナシアに、お前まで侍女やお茶会の女のようにあの男が気になっているのか、お前の年齢を考えろよと言う。
どういう意味かと戸惑う彼女。
アタナシアは、もしかしてイゼキエルに嫉妬しているのか、容姿端麗で賢くオベリアの誰もが知る花婿候補、あまりにも完璧すぎるから嫉妬しているのではと言うと、俺の方が賢いし格好いいけどとルーカスは返す。
イゼキエルは帝国に3つしかない公爵家で、さらにその中でも肥沃な領地を持つ家の令息だと言うが、それぐらいなら俺の勝ちだと謎の自信。
でも背もイゼキエルの方が高いじゃないと言うと、ルーカスは一瞬で青年の姿になった。
アタナシアに合わせて子供のふりをしているだけだという。
アタナシアは、他の人が見たらどうするのか、早く元に戻ってと騒ぐが、これが元の姿だという彼。
だがアタナシアがポコポコ叩くので、彼は少年の姿に戻った。
驚きすぎてドキドキするアタナシア。
彼女は、今度からイゼキエルのことを話すのは、やめようと思うのだった。
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」38話の感想
ルーカスとイゼキエルが出会ってしまいました。
早速アタナシアの奪い合いが始まっております。イゼキエルは自分の気持を自覚していますが、ルーカスはよくわからないイライラのまま、イゼキエルにきつくあたりましたね。
ルーカスがイゼキエルに嫉妬するようになったのは、26話からですね。
イゼキエルはその柔らかい容姿とは裏腹に、かなりグイグイいくタイプなので、うかうかしているとアタナシアはそのまま押し切られそうですね。まさか指に触れていくとは思いませんでした。この強かさ、お父さんそっくりですね。
今回の展開だと、将来のアタナシアの恋人はルーカスになるのでしょうが、イゼキエルver.の展開も見たいですね。どんどんと翻弄されるアタナシアの物語も面白そうです。
アタナシアは、隠していた恋愛小説を皆にバラされ、非常に恥ずかしい思いをしました。フィリックスを赤血の騎士とからかい過ぎたので、自分に戻ってきたのでしょう。そのあたりバランスが取れていて面白いですね。
ちなみに、本のタイトルの窈窕(ヨウチョウ)ですが、美しく奥ゆかしいという意味です。アタナシアもこのような恋愛小説を読むのですね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに