漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기
どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、さらに悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。
そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。
毎週金曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、ノアとカナリアのことで憂鬱なセザール。着飾ったカナリアの首に自分が贈ったネックレスがあるのを見た彼は、嬉しくなり頬を赤らめる。セザールの大型犬のような振る舞いを可愛く感じるカナリア。
二人はグレイシー主催のパーティに参加する。グレイシーはカナリアのドレスを褒める。カナリアがデザインし、イザベル・アランが仕立てたと説明すると、その店は避けたはずのグレイシーの店ということが判明する。
買収したのだと話すグレイシーに、強奪したのかと聞き返すセザール。険悪な雰囲気になるセザールとグレイシーに、原作と全然違うと困惑するカナリアなのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
全話一覧はコチラ
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」37話のネタバレ
グレイシーとの挨拶を終えたカナリアとセザールは、4年ぶりにダンスをすることに。
踊り方を覚えているかと彼女が聞くと、身に付いたものはそうそう忘れない、お前こそ大丈夫かと聞き返すセザール。
カナリアは、もちろん、セザールがいない間どれだけノアとダンスをしたことかと言うので、セザールはカナリアの腰に手を当てると、急に体を傾けさせた。
倒れるところだったじゃないと驚くカナリアに、だから支えたのだと言うセザール。
あなた朝から少し変だよ、仕事が忙しいのと聞くカナリア。
彼は、さっきもそうだがお前は言葉に気を付けた方が良い、ノアとお前のことが社交界でどのように噂されているのか知っているのかと言う。
セザールはその噂を聞いたのかと気づいたカナリアは、でも事実とは違うのだと呟くと、わかっている、と彼は力を込めて答えた。
しかし皇宮にはどんな些細な弱点でも見つけ俺を引きずり降ろそうとしてくる者が沢山いる、その標的がお前になれば危険だろうと言う。
セザールは護衛騎士を送るほど私を心配してくれているのに、セザールの味方だと散々言っておいて足手まといになるなんてと、自分の至らなさを思うカナリア。
切ない表情のカナリアは、ごめんと呟く。
お前が謝ることはないと言う彼は、敵が多いのは俺だからと言う。
原作を知っているからと油断していた、噂好きな貴族達の前での言動は気をつけなければいけなかったのに、その噂を聞いたセザールはどんな気持ちだったのだろう、それでも彼は私を信じると言ってくれた、と辛い気持ちになる彼女。
そして、聞きたいことがあるのだけど、報われないかもしれないのに信じ続けるのは虚しくないかと問う。
セザールはカナリアをぐっと引き寄せると、報われなくてもいいと思ったから信じることにしたのだと、彼女の目を見て話す。
彼の言葉は告白のように聞こえ、胸をうたれたカナリアは泣きそうになった。
何故なら自分はこの小説のヒロインじゃないからだ。
その後カナリアは、気合を入れ直すためかワインを一気飲みし、宮殿に戻るころにはすっかり出来上がっていた。
大酔っ払いのカナリアを抱えるセザール。
イーサンは自分がやると申し出るが、セザールは大丈夫だと答える。
何を勘違いしたのか、私の護衛をいじめるなとカナリアがセザールをポコポコ叩く。
カナリアが暴走するので、セザールは彼女をお姫様抱っこでとっとと運ぼうとする。
何故か抱き上げたら大人しくなった。
彼女を抱いて寝室に向かうセザールを見た侍女らは、二人のラブラブぶりが素敵とときめくのだった。
セザールはカナリアをベッドに寝かせると、彼女の専属メイドに後を任せようとする。
するとカナリアが寝ぼけながら、私は本当にあなたの味方だ、あなたに幸せになってもらいたいと言うので、彼は、わかっていると答える。
だから必ず皇帝にならなければいけない、力を沢山得なければいけないと話すカナリア。
彼女は彼を手招きするので、何かまだ話があるのかとセザールは近づく。
すると彼女は彼の首に手を回し抱きついた。
いい子ねと言い、彼の頭を撫でる。
セザールは耳まで真っ赤になったが、少し和らいだ表情になる。
翌日飲み過ぎでカナリアは記憶をなくしていたので、このことはセザールだけが知るカナリアの黒歴史になったのだった。
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」37話の感想
セザールは流石主人公ですね。例え報われなくても信じ続けると、格好いいことを言いました。鈍いカナリアでも、少しは心に響いたようです。
ですが原作通りに進むのなら、彼女も報われない恋心を抱くことになるので、必ず傷つく羽目になるそんな危ない橋を渡れないですよね。
同じピッコマの漫画「彼女が公爵邸に行った理由」も、小説の原作に転生し男主人公と親しくなるけど、正ヒロインがいるから気持ちを受け入れることができないという内容なので似ていますよね。
男主人公の方は、主人公が好きでたまらないのに、受け入れてもらえないという。正ヒロインが他にいるから、という系の話は「捨てられた皇妃」もそうですね。
セザールはああは言ったものの、内心かなりぐらついていたので、今回彼女に抱きつかれて少しは気持ちが落ち着いたでしょうか。でもオスカーがまだひっかき回すだろうから心配ですね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに