無料漫画アプリ・ピッコマで配信している、アクション&転生&ファンタジーの漫画「帰還者の魔法は特別です」原作Usonan、漫画Wookjakga ( 귀환자의 마법은 특별해야 합니다 )
人類を襲った最悪の災害・影の迷宮にて、最後まで生き残った6人のうちの1人デジール・アルマン。ラスボスの討伐に失敗し、人類は滅亡。死んだはずの彼は何故か13年前に転生。いずれやってくる影の迷宮に備えて、強い仲間を集め運命に抗うファンタジー漫画です。
毎週木曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、過去でのジョードとのチェス経験から、デジールはジョードに勝利する。
デジールからの頼みは、魔法石をエンチャント加工無しで使えるようにする技術の、スポンサーになってもらうことだった。初めは疑っていたジョードだが、不可能を可能したデジールの技術に驚き、快諾した。
その後、待っていたロマンティカとプラムと合流したデジールは、ジョードが観光していけと貸してくれたクレジットカードで、アルテイア観光を楽しむのだった。
束の間の休息だったが、一つ目の影の世界発生まで残り13日となるのだった。
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漫画「帰還者の魔法は特別です」46話のネタバレ
へブリオン帝国の首都ドレスデンにある、パグマン教授ことニフレカ公爵の別荘にて、ブルームーンパーティの激励会が行われていた。
ブルームーンパーティをまとめるパグマン教授は、集まった大勢の貴族たちを前に、ブルームーンパーティが三年連続で魔塔から学園最強だと認められ、支援をもらえることになったことを話す。
そして今後はヘブリオン学園で歴史上最も強いパーティになり、そのパーティは最も偉大な貴族達だけで埋め尽くされることだろうと言い、会場を沸かす。
偉大な帝国と貴族の未来に乾杯しましょうというパグマン教授や、沸き立つ貴族たちを冷めた目で見つめるアゼスト。
着飾ったアゼストは会場の端にいたのだが、彼女を見つけた令息らに取り囲まれる。
皆彼女に近づきたいと考えているのだ。
そこへ、入学試験のメンターとメンティーとして先に会う約束をしていたと言うエルハイム・トリキンシーが現れ、彼女を連れ出す。
二人はベランダに出る。
パーティが気に入らないようだ、俺も同じ気持ちだと言うエルハイム。
アゼストは、あなたは平民を嫌っていると思っていたが意外ですと言うと、個人的にはそうだが公の場で、あそこまであからさまに表現することはないはずだ、ニフレカ教授は何を考えているのかと言い、呆れるエルハイム。
アゼストは、貴族である優越感、いつ追い越されるという恐怖心を刺激し、人々が熱狂させ統制できるように、計算して動いているのだろうと話す。
その例がドネータ・ハーデンであり、彼はいずれニフレカ教授のようになるだろうと。
エルハイムは、そこから教授は何を得るのかと聞くと、勢力集めがいかに重要かはご存知ではと言うアゼスト。
もちろん知っているがまた同じことを繰り返そうとしているのではと気になるのだと、エルハイムは話す。
パグマン教授の家門・ニフレカ家は、12年前帝国で内戦が起きたとき、現皇帝ギルティアン・ジェドゥガ・F・ログフェロスを支持した5つの貴族のうちの1つである。
当時伯爵だったニフレカ家領主ブラハム・ニフレカは、内戦から首都を奪還するのに大きく寄与したため、公爵となったのだ。
あのときブラハムが主導した処刑で、平民だけでも8万人は殺された。
共和党に協力したという疑いがあれば、平民なら老若男女問わず大虐殺を起こした一族なのだ。
ベランダで休む二人のところへ、噂の主、ニフレカ教授がやってきた。
エルハイム目当てで色々なところの令嬢が来ている、特にレッドウェン家の令嬢は必死に君を探していたぞと教授に言われ、エルハイムはレディーを待たせてしまったようだと言い、会場へ戻ろうとする。
すれ違いざま、教授に肩を掴まれるエルハイム。
口は災いのもとだ、余計なことは言わないほうが言いトリキンシー、と警告される。
家門名で呼び捨てにするのかと教授に呆れるエルハイムは、肝に命じますといい、教授の手をパッと払いその場を去る。
あのような話をべらべらしゃべるとはなんと無礼なと、エルハイムのことを愚痴る教授に、彼は事実を述べたまでですというアゼスト。
君は事実を述べる前に私との関係を考えるべき、国を救ったニフレカ一族と、偉大なログフェロス皇家の関係をなと教授は言い、アゼスト・ログフェロスと彼女を呼んだ。
アゼストの目が険しくなる。
教授は、家門というのはそれにより個人の位置や地位、関係まで全てが決まる、切っても切り離せないものだ、特に結婚などと言い出した。
アゼストは激高し、辺りが冷気で満たされる。
すごいマナだが、君と私の一族は緊密な関係にあるのだから、余計なことは言いふらすものではない、それが事実であっても広まっていいことなどないという教授。
今日のパーティーが台無しになれば責任をとってくれるのかと言う教授に、意味のないパーティーなどとため息をつくアゼスト。
ブルームーンパーティが魔塔に認められたことを知らせる場だそうだが、デジールのパーティは申請日を逃し志願すらできなかった、勝手に申請期間を変更し、彼らに知らせなかったのはあなただろうとアゼストは睨む。
恐れているのですねという彼女の言葉に、そもそも君がデジールに勝っていればそんなことをする必要はなかった、全て君のせいだ、敗者の分際でそのようなことを言う資格はないと、怒鳴りちらす教授。
アゼストは教授を心底軽蔑し、パーティとはこの程度の物なのか、パーティとはもっと、とデジールパーティの信頼しあっている様子を思い出す。
ブルームーンを辞めてしまえと言いたいところだができないだろう、君と私の一族の関係がある限り、辞めることなどできるはずがないだろうと、アゼストを怒鳴り続ける教授。
アゼストはそうだなと言うと、願い通りブルームーンパーティを辞めてやるといい、ブルームーンパーティのバッジを外し、床に捨てた。
家門の鎖など私の位置などどうでもいいと言い、アゼストはその場を去るのだった。
漫画「帰還者の魔法は特別です」46話の感想
エルハイムは3話に登場したのですが、かなり小物感溢れるキャラクターでした。
ですが今回はかなり成長し、落ち着いた美青年へと変貌しています。3話のときはあからさまに平民のデジールを見下していましたが、すごい成長ぶりですね。メンター云々がなければ、誰だかわかりませんでした・・・。
これほど変化を遂げていれば、犬猿の仲だったラドリアとの関係も変わっていそうですね。
それはさておき、パグマン教授は平民を大虐殺したニフレカ一族だということがわかりました。ドネータのように先代から平民にかなりの嫌悪感をもっていそうですね。
見下し搾取する→反乱を起こされ殺される→憎みさらに搾取する→というふうに終わりがない憎悪の道を進んでいる貴族たち。アゼストは差別意識はないですが、意外にもエルハイムは冷静でしたね。そのような貴族が増えればいいのですが。
アゼストはまさかの皇族でした。キングスクラウンという家名はすごいなと思っていましたが、皇族だったからそのままつけた名のようですね。
パグマンが結婚と言った瞬間、アゼストが激高していましたが、もしかしてアゼストの婚約者としてパグマンが決まっているわけではないですよね。年も離れすぎているし。
デジールに姑息な嫌がらせをし、実力を評価せず見下し続ける、おまけにアゼストに責任をなすりつけ怒鳴り散らす教授を見限った彼女は、ブルームーンのバッジを捨てました。これで正式にデジールのパーティに加わるのでしょうか。
まとめ
・ブルームーンは魔塔に認められたとパグマンがパーティーを開いたが、デジールのところは、パグマンが姑息な手を使いパーティーが開けないようにした
・内乱の際、平民であれば老若男女問わず8万人も大虐殺したニフレカ一族はパグマン教授の家門であり、ニフレカ一族が守ったログフェロス皇家の子孫がアゼストであった
・家門のつながりを強調し、平民を見下し怒鳴り散らすパグマンと、彼のブルームーンパーティを見限ったアゼストは、ブルームーンを辞めることにした
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに