漫画アプリ・ピッコマで連載中の「盗掘王」漫画3B2S、脚色Yuns、原作sanji-jiksong、原題도굴왕
現代に出没した神の墓。その中に存在する遺物は、人間に異能力を与える。異能力によって大金を得る者、世界を手に入れようとする者が現れ、そして次々と遺物を奪う「盗掘王」が現れた。しかし彼は利用するだけ利用され、捨てられる。カラスの異物と契約し15年前に生き返った彼は、過去の知識や記憶を活かし、様々な遺物を得て復讐の道を進む、アクションファンタジー漫画です。
毎週金曜日に2話ずつ、最新話が更新されます。
前回のあらすじは、墓の入り口を開けた遼河。激しい爆発音と光が生じたため、CIAと中国発掘団の二人が慌てて入口へと向かう。
遼河は、さくさくと先へ進み、追ってくる二人には墓の罠を発動させ排除。そして遺物のある部屋にたどり着く。そこは金の斧銀の斧の寓話の遺物だった。
物語をなぞって、湖にナイフを落とす遼河。墓の罠を乗り越え、遺物に関する試練を乗り越えると、遺物の主人になり、遺物から特殊な能力を与えてもらうことができる。
だが、遺物は本来人間を害するものなので、接触時間が長くなればなるほど、健康を損なう。そのため、希少な医療系遺物の所有者が、より権力をもつ。遼河が大河原会長にこき使われていた理由もそれである。
今回は遺物にいいように使われるのではなく、支配力で屈服させてやると、現れた遺物の化身である巨大な白蛇に、ナイフを突き立てる遼河なのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「盗掘王」7話のネタバレ
痛がり悶える白蛇に、支配力を注ぎ込む遼河。
素質がないと、遺物を扱えず、遺物に支配されふりまわされてしまう。
素質は3つ有り、1つ目は遺物と友好関係を築き協力する親和力、2つ目はカリスマ性で遺物を制圧し従わせる支配力、3つ目は主人と遺物が先天的な才能や関係で結ばれた(音楽家と楽器の遺物のような)適合力である。
ほとんどの人間は、最も容易に遺物の能力を得ることができる親和力をベースに、能力を引き上げた。
だがその代償は高く、遺物と親しくなればなるほど瘴気で体が蝕まれた。
今回の人生では親和力は使わずに、支配力だけで屈服しようと考えたのだ。
服従しろ、屈服しないなら破壊すると、遼河は白蛇を脅す。
人間どもは我らの力が欲しいのではないかと驚く白蛇。
そして根負けした白蛇は、光ったかと思うと、金の斧、銀の斧の遺物の姿へと変わった。
墓攻略を経験した者の称号獲得、盗掘屋基本スキル;墓発掘Fランクが活性化、とウィンドウが通知してくる。
これで盗掘屋基本スキルの3つを獲得でき、残すところあと1つだ。
さらに、卑劣な遺物脅迫者の称号を獲得、遺物支配力A+に増加、遺物親和力D-に減少、に変更されたとウィンドウが出る。
この程度で脅迫者かよと、いるであろうカラスに文句をつける彼だが、親和力を上げるつもりはないので気にすることではない。
見つけた池だ、との声がし、罠にはめたアメリカと中国の二人がここまで辿り着いたことに気づき、遼河は身を隠す。
劉は早速、いでよ遺物と言って、花瓶を湖に落とした。
しかしもちろん何も起こらない。
影で彼らを見てニヤける遼河だが、彼らとは付き合いが長くなりそうな予感がする。
厄介だからこの機会に殺ってしまおうかと、物騒な考えがわきたち、遺物のナイフを握ると、ナイフの詳細が書かれたウィンドウが現れた。
C級遺物であるエジプト葬儀師が宿ったナイフは、消耗遺物であるため、残り使用回数54/100と書かれている。
もう半分も残っておらず、これはよく考えろというカラスの警告かと気づいた遼河は、殺すのをやめた。
その頃、うんともすんとも言わない湖を前に、預言者に言われた通りに遺物を水に入れたのに、何故何も起きないのかと劉が騒いでいた。
リンダに、やはり中国には予言を扱う遺物所有者がいるようねと指摘され、慌ててごまかそうとする劉。
とにかく、誰かが先にここの遺物を持ち帰ったようだということに気づいた彼ら。
すると遠くから物音が聞こえ、そっちにいるに違いないと、彼らは走り出した。
その音は、遼河が小石を投げて、敢えて発生させた音だった。
彼らが離れたのを確認し、金の斧に墓を閉じるよう命じる。
すると洞窟内が揺れ始め、あたりが崩壊し始めた。
遼河は墓の出口であるマンホールから、無事に脱出。
マンションの方に戻ってみると、あの大きな山は跡形もなく消え、正気に戻った人々はそれぞれの自宅へ戻っていった。
遼河も剛と合流し帰宅。
一方、なんとか脱出できた劉は、上司との電話で、実は今回先手を打つ日本人がいることが予言されていたことを知る。
何故そんな一番大事な情報をくれないのかと訴える劉に、上司は、予言遺物・未来記の所有者が、またもや漢字が読めなかったためだと話す。
そして、その日本人について、世界を呑み込む者だという、ただ事ではない予言が出ているから気をつけるようにと言うのだった。
その頃、夕食を終えた遼河は、パソコンで情報収集していた。
言語学スキルを獲得したおかげで、あらゆる言語の情報を得ることが出来た。
しかし、まだ遺物について知れ渡っている時期ではないので、これといって有益な情報はない。
大河原会長やTKBMの情報も調べてみるが、大した情報はない。
剛に、TKBMや大河原会長について何か知っていることはないか聞くが、大企業の社長がシアンギャラリーのような小さな会社のインターンに会うわけないだろうと、言われる。
シアンギャラリーは辞めてしまったが、大河原会長のことを調べるのに利用できそうだと気づいた遼河。
あれこれ言う剛を無視し、作戦を練り始める彼なのだった。
漫画「盗掘王」7話の感想
遺物と友好関係をもって所有者をなると、遺物の悪意と瘴気に体が蝕まれてしまうようです。
では支配力をもって屈服させれば、瘴気は発生しないのでしょうか。親和力を使うよりは、軽減されるのかもしれないですね。
白蛇を脅し、見事遺物を入手した遼河ですが、善悪の感情がどこか麻痺してしまったのか、劉やリンダを殺そうかと考えます。
これは遺物の影響なのでしょうか。それとも、過去の人生での経験のせいで、心が荒んでしまっているのでしょうか。邪魔になるかもしれないから殺そうだなんて、なかなかに物騒な主人公です。
また、中国側には予言系の遺物所有者がいることが判明しました。相当な能力ですが、若い子のため、漢字が読めないという欠点が。せっかくの予言スキルなのに、活かしきれておらずもどかしいですね。劉は遺物を失い損の結果になってしまいました。
さて、未払いの給料をカツアゲし、会社の経営者をタレコミで逮捕させたという、問題のシアンギャラリー。まだ会社として成り立っているのでしょうか。遼河はここをどうにか利用するようですが、大企業と潰れかけのギャラリーがどう接触するのか謎ですね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに