漫画アプリ・ピッコマ、LINEマンガで連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다
ある日突然、姫に生まれ変わってしまった主人公。しかも実父に殺される運命の姫に。血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。
毎週日曜日に最新話が更新されます。(今回の話はコミック版からです)
前回のあらすじは、クロードのはからいで、メイドの交代と仮・護衛騎士フィリックスがアタナシアにつくことになった。
クロードと晩餐することになり、フィリックスからクロードの部屋へと連れて行ってもらうが、皇帝はお昼寝中。
起こしてあげれば喜ばれると、アタナシアをクロードの部屋にねじ込むフィリックス。困惑した彼女だが、部屋の金製品にテンションがあがる。
ソファーでぐっすり眠っているクロードをみつけ、一発殴ってみようと考えるのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」12話のネタバレ
この男を殴る機会なんて早々ない、湖のことも含めて殴らせろと、アタナシアは両手を振り上げた。
しかし袖口から、厨房でこっそり入手したチョコが飛び出し、クロードの頭に落ちた。
目を開けるクロード。
驚きで固まったままの彼女と目が合う。
彼女は振り上げた両手を、スッとクロードの胸におき、ねんねねんね・・・と子守唄を歌って誤魔化した。
国民なら誰でも知っている子守唄だが、クロードは知らないらしい。
パパおはようと、愛嬌たっぷりの笑顔で挨拶するアタナシア。
ぐっすり眠れたと聞くと、フィリックスが入れたのかと聞き返される。
クロードはため息をつき、髪をかきあげる。
だらしなく羽織った白いローブから、彼の筋肉質な上半身が露わになり、思わず視線をそらす彼女。
寝起きでけだるそうなクロードは、晩餐はこの部屋に用意させると言うのだった。
テーブルにつく二人。
顔色がいいな、とアタナシアに話しかけるクロードに、彼女は、パパもキレイと答える。
内心、湖に落ちて苦しんでいたことを知っているくせにと、彼女はイライラ。
それでもプランBのため、プランCを実行するのだと、笑顔を維持する。
今日も相変わらず、クロードは美しく光り輝いていた。
テーブルに並んだのはステーキを中心にした料理で、特別にアタナシアが食べそうなものを用意させたのだという。
クロードは食事をとらず、頬杖をつき、アタナシアを正面から眺めていた。
アタナシアは、ナイフで一生懸命ステーキを切り分けようとするが、力みすぎてナイフとフォークを弾き飛ばしてしまう。
きちんとした礼儀作法を学べ、明日人を送るというクロード。
もう少しまともな教育を受けろと言われ、アーティ頑張ると答える。
そして晩餐の間、クロードに正面から見続けられるという、苦行をする羽目になるのだった。
疲れきったアタナシアは、ルビー宮に戻った後、リリーに子守唄を歌ってもらい眠りにつく。
その頃クロードは、アタナシアが落としたチョコを、指でつまんで眺めていた。
アタナシアの髪や顔は、彼女の母ダイアナにそっくりで、彼はダイアナを思い出していた。
ダイアナに似てるからか、無礼じゃないのかと、クロードの後ろに立っていたフィリックスに問う。
確かにダイアナ様は簡単に忘れられる方ではないですよねと、フィリックスは言うが、あんな女、後1年もあれば完全に忘れられたはずだと答えるクロード。
フィリックスは複雑そうな顔をするが、気を取り直し、アタナシア様との晩餐は楽しまれましたか、本当にかわいらしい姫様ですよねと、笑顔で話す。
かわいらしいという感情は、とうの昔に忘れたのだと、クロードは答える。
フィリックスは、部屋の隅にある、ガラスが割れたままの女性の肖像画を見つめる。
ダイアナとは違い、茶色い髪の女性の絵。
クロードは休みたいと言い、フィリックスに下がるよう指示する。
退室したフィリックスは、クロードがそうは言っても、まだその中に残っているはずだと思う。
いつか、あなたにも明るい光が差し込むときがきますようにと、クロードを気遣うのだった。
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」12話の感想
クロードは心が壊れてしまっているようで、その傷をなんとかしたいと、フィリックスの判断で、アタナシアを無理やりクロードの部屋にねじ込んだようですね。
ダイアナの髪に触れる手の描写があったので、あれはクロードですね。ダイアナを恐らく愛していたのでしょう。彼女が死んでしまい、ショックのあまり、彼女の死を止めることができなかったルビー宮の人々を処刑してしまったのでしょうか。
彼女が遺した赤ん坊であるアタナシアは、彼女の死を思い出すから、敢えて関わらないように、今まで放置していたのかもしれません。
ダイアナが死ぬまでは、クロードにもそれなりの感情があったのかもしれないですね。だからフィリックスは、彼女にそっくりなアタナシアを積極的にクロードに関わらせようとしたのかもしれません。想像ですが。
では、部屋に置いてあった、もう一人の女性の絵は何なのでしょうか。ガラスは割れているものの、捨てずに置いてあるので、彼女も彼の愛した女性の一人なのでしょうか。
とりあえず、一発殴らずに済んで良かったですね(笑)
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに