漫画アプリ・ピッコマ、LINEマンガで連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다
ある日突然、姫に生まれ変わってしまった主人公。しかも実父に殺される運命の姫に。血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。
毎週日曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、ボートに乗ったクロードとアタナシア。
彼女は、湖の透明な蓮に魅入られるように、ボートから身を乗り出し、湖の中に落ちてしまう。溺れた彼女はクロードに助けを求めるが、彼の無関心で冷たい瞳を見て、この男は助けないのだと絶望する。
そのまま、湖の底から伸びてきた触手に足をからめとられ、引きずり込まれる。そうなってからクロードは彼女を助けるが、アタナシアは見捨てられた恐怖しかない。
やはり逃走資金を貯めて、ここから逃げ出そうと決める彼女はストレス軽減のために、チョコを食べようと、厨房に忍び込むのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」11話のネタバレ
物音で振り向いたアタナシアの腕を、いきなりガッシリと掴まれて、彼女は悲鳴をあげる。
掴んだのはリリーだ。
今、ルビー宮の外が大変なのだと呼びにきたのだという。
そこにはたくさんのメイドがおり、アタナシアに仕えることができて光栄だと挨拶する。
そして、驚く彼女の前に膝間づいたのは、皇帝の護衛騎士フィリックス・ロベイン。
彼は、本日よりアタナシアの仮・護衛騎士に任命されたのだと言う。
湖に落ちても助けてくれなかったクロードが何故と、アタナシアはポカーンとする。
フィリックスは、何はともあれ姫様を大事にしているのだと微笑む。
今クロードは、アタナシアの正式な護衛騎士を熟慮しているので、短い間かもしれないが、よろしくお願いしますと彼は言うのだった。
クロードは元々いたルビー宮のメイドを交代して、新しいメイドにしたため、アタナシアが懐柔したハンナとセスがいなくなってしまった。
ムスっとするアタナシアに、今日の晩餐は姫様と一緒に過ごしたいと陛下が仰ってましたと、フィリックスは笑顔で話す。
思いもしないイベントにアタナシアとリリーは固まる。
いっそもう一度生まれ変わりたい彼女。
ちなみに、湖の真ん中生えていた蓮の花は、人を魅了して湖に落としてから養分を吸うという、恐ろしい魔法の植物なのだと、フィリックスが教えてくれた。
それを黙って見ているなんて、なんてひどい父親なのだろう。
その後、晩餐のために、リリーがアタナシアを着替えさせようとするが、あんな男のために着飾りたくないと思った彼女は拒否する。
困ったリリーは、フィリックスからも何か言ってもらえないかと言うが、どんなお洋服でもかわいい、陛下もそう思うはずだと、ほんわかした返答をする。
結局アタナシアは、寝間着にうさぎ柄のエプロンをつけたような格好で、クロードのところに行くことになった。
フィリックスはアタナシアを抱きかかえたまま、クロードの部屋の前まで連れて行く。
アタナシアは、何故パパの宮殿には他の騎士や、メイドがいないのかと聞くと、何でもご自身でなさることを好まれるので、使用人がいないのだと説明するフィリックス。
そして騎士がいないのは、その必要がないからだと言う。
フィリックスをお兄ちゃんと呼ぶアタナシアに、自分のことはフィリックスかロベインと呼び、敬語も使わなくていいと彼は話す。
フィリックスがクロードに声をかけても、全く返事がないので、どうやらお昼寝中らしい。
これは好都合と、アーティ帰る、と言ってみたが、中に入って姫様が起こして差し上げれば喜ばれると言われ、そのままアタナシアだけクロードの部屋に入れられた。
フィリックスは何を考えているのかと、真っ青な顔になるアタナシア。
ドアを押しても開かない。
さっきのドアの開閉の音で目覚めたのでは、私がわざわざ起こさなくても勝手に起きるよねと、彼女はひとまず、物音を立てないように部屋の中を歩く。
寝室はとてもシンプルで、ベッドもドアからすぐ見える場所にあり、あとはソファーとテーブル、チェストがある程度である。
前皇帝は贅沢三昧だったと聞いたが、この部屋で過ごしていたわけではなさそうだ。
壁面一面の巨大な金の地図を見つけ、その豪華さに感動する彼女。
この地図一つあれば、金のろうそく立ても、金のガラガラも必要ないようだ。
向こうの壁にかかっているものも金だろうかと、金ピカ好きの彼女のテンションが上がる。
様々な金の額縁の肖像画。その中に、壁に掛けられず、床に置いたままでガラスにヒビが入った女性の肖像画があった。
誰かわかりそうだが、いまいち思い出せない。
悩んでいると、自分のすぐ脇のソファーに、クロードが寝ていることに気づいた。
何故ベッドじゃなくてここで寝ているのかと驚く彼女。
童話に出てくる王子様のように、穏やかで美しい寝顔のクロード。
このまま永遠に眠っていてくれないかなと思いつつ、一応彼女は彼の頬に手をのばすが、彼はぐっすり眠っていた。
そんなクロードを前にして、彼女の中に湧き上がる感情。
一発殴ってみようかな、アタナシアは無言で彼を見つめ、拳を握るのだった。
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」11話の感想
厨房での物音は、リリーが駆けつけた音でしたね。彼女にガシっと掴まれていますが、アタナシアは、こっそり袖口にチョコを隠しています。なんというチョコ執念(笑)
クロードの手配で、新しいメイドと護衛騎士フィリックスがやってきました。何故前のメイドを交代したのでしょうかね。ルビー宮のメイドは、貴族ながら階級の低いものばかりだからでしょうか。
やってきたフィリックスは天然なのか、アタナシアとクロードの親子愛を期待して、彼女に無理難題を提案します。
恐怖そのものでしかないクロード相手に、アタナシアは困惑しますが、皇帝の部屋が金製品まみれと知ってテンションがあがり、部屋の中を走っています。アタナシアは面白い子ですね。
そして思いついた、彼を殴るという発想。少し触ったぐらいでは起きないようですが、果たしてどうでしょうか。彼女も大胆不敵ですね(笑)
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに