漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」
どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、悪妻のあまり皇帝になった夫に処刑される設定の妃として、生まれ変わってしまった主人公が、生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。
毎週金曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、戦場へ行くセザールの勝利を祈願する宴会が開かれる。セザールが死ねば用済みになるカナリアに、令嬢達はもうゴマすりは必要ないと、彼女に嫌味を浴びせる。
ぐったりした彼女にさらに追い打ちをかけたのが、原作の正ヒロイン・グレイシー。小説内と違ってかなりきつい性格だった。
原作通りであれば、この宴会でセザールとグレイシーが恋に落ちるイベントがあるので、自分は必要ないと思ったカナリアは一人でテラスへ息抜きに。しかし何故かカナリアのもとにセザールが来たのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」10話のネタバレ
なんでセザールがここにいるのと、思わず聞いてしまうカナリア。怪訝な顔になるセザール。
小説通りなら、今頃グレイシー・ランカスターと仲良く会話しているはずなのに、もしかして自分の記憶違いだったのだろうか。
先程までランカスター令嬢と楽しそうに話していたから、私のところには来るとは思わなかったと、彼女が言い訳すると、ヤキモチ妬いたのだと思ったセザールはご機嫌になる。
それは違うからと心の中で突っ込む彼女。
セザールはそんな彼女に近づき、抱きしめた。
お前が言ったように、必ず勝利して帰ってくるから、皇宮から追い出される心配などしなくて良いという彼。
何があっても必ず帰ってくると、セザールは切なげな表情で、彼女に伝える。
今まで私のことを心配してたから、グレイシーとも話さず私のところへきたのだろうか。
原作にはないことだが、カナリアもセザールを抱きしめた。
主人公だから強いと思い込んでいた彼が、すごく震えていたからと。
宴会の1週間後、セザールがついに出征する。
馬にまたがり、城門をくぐろうとする彼を、その屋上から見送るカナリア。
彼はカナリアの姿を見つけると、笑顔で出発するのだった。
そして南部戦線、帝国軍部隊では、騎士らが服装をきちんとしろだの会話していた。
皇子が指揮官としてこの部隊にくるのだから、きちんとした格好をしなければいけないと話すその面々は、セザールの傭兵仲間だった。
そこへ現れるセザール。
皇宮の外でのセザールの呼び名はシャンなので、シャンがどうしてここにと、傭兵らは驚いた。
服が他の騎士と違うシャン。
お前もこの部隊に志願したのかと聞く傭兵ジャックス。
同じく傭兵仲間の隻眼のミラーが、ようこそ皇子と跪いた。
皇子ってどういうことだと騒ぐ彼らに、今まで事情があって身分を隠していたが、俺がこの帝国の第一皇子セザール・ド・レマン・クラインだと名乗る。
セザールは、話が長くなるかもしれないが、今から全て説明すると、話し始めるのだった。
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」10話の感想
原作とは違い、グレイシーのところでなく、カナリアのところに来たセザールは、彼女を抱きしめました。彼女を大切に思うのと、自身を奮い立たせるためでしょうか。
必ず帰ってくると、噛みしめるように繰り返し発言してましたので、いくら主人公とはいえ、戦場にいくのは恐ろしいのでしょう。
唯一原作を知っているカナリアがポジティブなだけで、他の者は悪い方向へ考えているようです。それだけに彼女の存在はかなり有り難いのでしょう。
そして彼が合流した部隊は、皇宮の外で一緒に剣術の稽古をした、傭兵仲間でした。イーサン、ラヤ、ジャックス、そして隻眼になってましたが、ミラー。7話でその面々が登場していましたね。皆そのまま5年成長したようです。
実力のあるメンバーが集まったので、この部隊は順調に進みそうですね。
しばらくカナリアは皇宮で一人になってしまいますが、どのような生活を送るのでしょうか。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに