漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」
どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、悪妻のあまり皇帝になった夫に処刑される設定の妃として、生まれ変わってしまった主人公が、生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。
毎週金曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、セザールと仲良くなりたいカナリアは、彼に皇宮の外へ連れて行ってもらう。途中はぐれてしまうが、彼を信じて待つ彼女に、セザールの心境が変化するのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」8話のネタバレ
皇宮生活も5年経ち、カナリアは皇子妃としての生活に、完全に慣れた。
騎馬でノアに勝つカナリア。ノアは体を使うのが得意ではないようだ。
南部戦線が、バーバリアンのせいで苦戦しており、17歳になったセザールが出征することになるようだと、ノアは話す。
これは原作通り、皇后の策略での出征だった。
セザールを心配するノアを、兄を信じて、セザールは必ず勝って英雄になるのだと、励ますカナリア。
そんなカナリアを、ポジティブだよねと、ノアは突っ込む。
原作では、セザールは戦場で度重なる勝利をあげ、英雄になる。
帝国を脅かすバーバリアンを倒してくるのだから、皇帝に寵愛され、正式な皇太子になり、ハッピーエンドを迎えるのだが、教えてあげたくても言えない。
兄が信じられないなら、この姉を信じてと笑うカナリア。
夜になり、セザールとカナリアは同じベッドで読書をしていた。
あの皇宮をでた日から、彼と彼女は親しくなったものの、夫婦としてではなく、男友達に近い感じで仲良くなった。
仲良くなったはずなのに、出征の話はしないのかと、ムッとするカナリアは、自分から切り出す。
何故知っているのかと焦るセザールに、随分前から知っていた、私は妻なのだから、夫の出征話くらいは自分から伝えるべきじゃないのと、カナリアは怒る。
隠すつもりはなかった、決まったことだし、前もって話せば気を使うと思ったと答える彼に、別に気にしませんよと煽る彼女。
セザールは悲しそうな笑顔になり、そうだ気にするなと言う。
カナリアは、勘違いしているようだが、どうせ戦争で勝って無事に帰ってくるから心配していないのだと話す。
英雄になって戻ってきたとき、凱旋式で着るマントが必要だろうから、待っている間紫色のマントを作っておくわ、と。
セザールはクスっと笑い、言葉だけでも有り難い、お前の裁縫は期待してないがなと言う。
主人公はいつだって勝利するものだが、たった17歳で戦場に送られるなんて辛くないわけがないと、セザールの横顔を見つめていた彼女は、セザールの肩に手を回し抱きしめる。
心配しないで、全部うまくいくからと。
なんだか彼の肩がすごく凝っているようなので、マッサージしてあげようかと、彼女が肩を揉もうとすると、顔が真っ赤になった彼はいきなり離れる。
そしてそのまま、何も言わず部屋から出ていく。
私が何か変なことでも言ってしまったのかと、カナリアが聞くも、震えた声で、今日はもう先に寝てくれと、ドア越しに話すセザール。
まさか泣いてるのと聞くと、彼は違うと即否定する。
強い否定は肯定だと察した彼女は、ストレスのせいだと思い、知らないふりをし、先に寝ることにした。
ドアの向こうのセザールは、顔を真赤にしたまま、自分の感情を押し殺していたのだった。
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」8話の感想
5年の年月があっという間に過ぎ、原作の一大イベントである、セザールの出征イベントになりました。
その間、カナリアはセザールと皇后の間をうまく渡り歩いていたのでしょうか。また、ノアは皇后の腹黒さと無縁で、純粋なまま育っているようです。
カナリアは、平和な離婚のために、セザールと仲良くなる必要があるのですが、順調に仲良くなり、友人としての立場は確保できたようです。
カナリアは彼と別れるつもりなので、夫婦としては仲良くなることはおそらく本人も積極的に考えていないのでしょうが、セザールは違いました。
カナリアは男友達の関係だと考えていますが、彼は女性としてちゃんと認識しているようですね。気心がしれた、ずっと自分の味方でいてくれる、かけがえのない存在です。
彼女に抱きつかれ、どうしていいのかパニックなったセザールは、普段冷静にみえてもお年頃の子のようですね。
戦争が始まるので、しばらくセザールとカナリアが離れることになるのではと思うのですが、二人の関係がどのように変化していくのか楽しみですね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに