漫画アプリ・ピッコマにて独占配信中の「外科医エリーゼ」
原作 yuin氏、漫画 mini氏の韓国発、ナイチンゲールをイメージした主人公を描いた、大人気の恋愛ファンタジー漫画です。
──地球ではない世界でわがまま放題の皇后だったエリーゼは、己の傲慢さから夫である皇帝のリンデンに火刑に処されてしまう。その後、地球に転生した彼女は、前世での過ちを反省し、人を助けるために天才外科医として成長する。しかし飛行機の墜落事故により、2度めの死を迎える。すると今度は1度目の人生に戻り、処刑される10年前に転生するのだった──
毎週水曜日に最新話が更新されます 。
前回のあらすじは、今後も起こり得るニコラスの奇策に対し、リンデンもまた計画を進めていた。一方、愛しいエリーゼにはなかなか会えないでいた。
彼女は巡回治療を行い、敢えてリンデンを避けていたからだ。
このままではいけないと思う彼女の所に、兄のレンが現れ、悩みの対処法を教える。そして銃は絶対肌身離すなと、彼女に念押しするのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「外科医エリーゼ」最新話75話のネタバレ
フランソエン共和国側。
絶対にこの作戦を行わなければならないのかと、ファビアンは不安そうにニコラスに聞く。
何が問題なのか、他にいい方法でもあるのかと、帝国を憎むニコラスは聞き入れない。
そして、例の囮を呼んでこいと彼が命じ、ピエール中尉という若い青年がファビアンに連れられてやってきた。
ニコラスは、このような命令を下したくはないのだが、自由と平等を成し遂げる大義のために、死んでくれと言う。
笑顔のニコラスには、何の罪悪感もないようだ。
ピエールは当たり前だが、死にたくはなかった。
だが、断ったところで命などない。
ニコラスは嬉々として、今回の作戦をピエールに説明する。
絶望し青ざめるピエール。
その後、準備は順調にすすみ、ニコラスは気まずそうなファビアンに、本当の目的は野戦病院のあるプラバだと語るのだった。
夜、ピエールは馬で帝国軍陣地を走っていた。
二軍団に無事に到着することができれば、この計画は失敗となるので、彼はなんとしても先に進みたかった。
だが、共和国軍の伝令がいるぞと帝国側に見つかってしまい、銃で狙われる。
馬が銃撃を受け、落馬するピエール。
ピエールは震える手で、何かのメモを口に入れる。
それを見た帝国軍の兵士は、手紙が飲み込まれる、早く止めろと叫ぶ。
死にたくない。
ピエールは震えながら銃口を自分の顔にもっていき、自身の頭部を撃ちぬいた。
茫然とする帝国軍は、明らかに重要な手紙を持っていたに違いないと、腹を切って手紙を取り出すと判断する。
そしてその内容は、リンデンのいる司令部まで届いた。
ニコラスにまた足元を掬われるところだったと、その内容を重要視する司令部。
親愛なるレオ将軍へ、と始まるその手紙には、予定通り帝国軍に両面合同攻撃を仕掛けるということと、作戦実行日について記されていた。
司令部の一人が、その情報を利用して敵の進軍方向を予想し、先に待ち伏せして一気に攻めようと提案する。
手紙に書かれていた実行日までそう時間もなく、遠くの部隊を動員することは難しいので、プラバ司令部を守る守備兵を動員しようという話になった。
帝国軍3軍を攻撃するために、共和国側は10万の兵士を動かすので、この司令部まで攻撃する余力はないだろうと。
その案にはマッカイル元帥も納得し、リンデンに意見を聞く。
リンデンも同じ考えであり、そうであればあの計画を実行する必要はないと言う。
だが本当にこれでいいのか、状況は完璧だが嫌な予感がすると考える彼。
しかしそんな勘だけで、この絶好のチャンスに兵を送らないわけにはいかなかった。
リンデンは、エリーゼにも話してみようと考えるのだった。
その後、彼女に会いに野戦病院に行ってみるとまたもや不在で、応対したグレアムに、帰りは明日の夜か明後日になるようだと言われる。
一度考えを聞いてみたかったのだが、明日には兵を動かさなければならず、仕方なくリンデンは司令部に戻る。
一方エリーゼは、逃げてばかりでは進まないと、馬に乗って帰ろうとしていた。
だが彼女は間に合わず、夜明けには、リンデンは兵を引き連れ出征するのだった。
漫画「外科医エリーゼ」最新話75話の感想
ニコラスは一体何のために戦争をしているのか、本人も迷走していますね。完全に私怨で進めており、無駄にまわりの命を奪っていきます。
大義のために、と言われはしたものの、そこに大義はなく、ただ利用されただけのピエールの命。戦争中なので、はかなく散った命は沢山あるのでしょうが、ピエールはニコラスの私怨に巻き込まれただけなので、ただただ悲しいですね。
ピエールの命と引き換えに、帝国軍を動かすことに成功したニコラス。もし、リンデンがエリーゼに会えていたのなら、ニコラスの計画は失敗していたかもしれません。
ここでエリーゼがリンデンから逃げ回っていたことが、このような彼女自身のピンチにつながるとは。リンデンが完全に移動する前に、彼女と合流できるといいのですが。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに