ピッコマで配信している、アクション&転生&ファンタジーの漫画「帰還者の魔法は特別です」
原作 Usonan ( 귀환자의 마법은 특별해야 합니다 )、漫画 Wookjakga 。
──人類を襲った最悪の災害・影の迷宮にて、最後まで生き残った6人のうちの1人デジール・アルマン。ラスボスの討伐に失敗し、人類は滅亡。死んだはずの彼は何故か13年前に転生した──
毎週木曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、学年別の昇級戦にて、ベータクラスからのTOP30入りを果たしたデジールのパーティ。
かつてないこの事態に、アルファクラスの担当教授であるパグマンは怒り、何が何でも平民のデジール達をつぶすと、自身がまとめるアルファ最強のブルームーンパーティに命じる。
リーダーはデジールと戦ったことのあるアゼスト。同パーティには、それぞれ因縁のあるドネータや、パーシヴァルがいるのだった。
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漫画「帰還者の魔法は特別です」24話のネタバレ
デジール達は図書館に来ていた。
事件年表、プリビウス時計塔の構造、1218年の歴史についての考察、という3冊の歴史書を用意するデジール。
彼は、今日からは訓練をやめ、歴史の勉強をするという。
休めると思ったのに、歴史の勉強と聞いて、大声をだすロマンティカ。
次の昇級戦の舞台は影の世界5級のため、事前に歴史事件を知っておく必要があると、デジールは説明する。
影の世界をクリアすると魔法石が手に入るが、魔法石の中には、クリアした影の世界の情報がそのまま入っており、昇級戦に使われる影の世界は、その情報をもとに作り出されるのだと言う。
作られるということは、コントロール可能だと言う彼。
入試試験のときに痛みを抑制したような、安全装置も作ることができるのだと。
そのようにできることは色々あるが、本質的に影の世界が扱う事件や、クリア目標には手を加えることができないため、歴史的知識が必要だと話す。
そこまで聞いたロマンティカは、歴史は長いのに、この3冊で大丈夫なのかと聞き、デジールは、出そうなものをピックアップしただけだと答える。
その山が外れたらどうするのよと、彼女は呆れつつも本を読み始めた。
デジールは、その本を全部読んでから、要点をまとめて提出してほしいと言う。
ロマンティカもプラムも気乗りしなそうだ。
さすがに自分は未来から来たから、どの影の世界が出るかを知ってるとはいえず、押し付ける形になってしまったと、やや申し訳ないデジール。
その後、静かに読書を続ける彼ら。
かったるいロマンティカは、ふと向かいに座っているデジールとプラムを見ると、何故かプラムがデジールの隣で緊張している。
ロマンティカはにやけると、プラムに、最近デジールにべったりしすぎではないかと、こそこそ話をする。
顔を赤らめるプラムに、なんだか最近急に距離が縮まったようだねと指摘する彼女。
彼が今身に着けているループタイも初めて見るものだし、ひょっとして私が知らないうちにデートでもしたのと、突っ込む彼女。
図星のプラムは、不自然に話を逸らす。
さらにそれを指摘して、白状しろと、彼の脚をつま先で軽く小突き始めるロマンティカ。
机がガタガタ揺れ、笑顔でイラつくデジール。
ロマンティカがあまりに揺らすので、彼女の手元にあった本が床に落ちた。
ゴトンという音に、思わず大声を出す彼女。
デジールは、本読もうな、と笑顔ながら怒りのオーラを放つ。
床に落ちた本を、ロマンティカが拾おうとすると、さっと誰かが先に拾ってくれた。
彼女が礼を言いながら見上げ、その人物を確認すると、思わずゲッっと声がでてしまう。
本を拾ってくれたのは、アゼストだった。
アゼストに手渡された本を、ふんだくるように受け取り、乱暴に机に投げるロマンティカ。
ロマンティカは、ここには何しにきたのかと、彼女に聞くが、アゼストは無視。
そのままデジールの真向かいに座り、久しぶりだ、と声をかける。
デジールは、二ヶ月ぶりだね、ブルームーンに入ったのはいい選択だねと、笑顔でアゼストに話しかける。
どのような点が合うと思うのだと、彼女が聞き返すと、どちらも最強な点だと答える彼。
アゼストは、残念ながら今は違う、と言い、彼を見つめる。
デジール・アルマン、お前がいるからだと。
彼女は、何故ここに来たか言おうとすると、宣戦布告しにきたのだろうと、先に言われる。
戦う前にライバルへの礼儀としてする、アゼストらしいよ、と何もかもお見通しのデジール。
お前は私を本当によくわかっているのだなと言う彼女は、彼の言う通り、デジールをライバルとして考えていると話す。
光栄だと笑う彼。
そのような皮肉を言われても仕方ない、あの日デジールを過小評価した自分が間違っていた、謝る、と言い彼女は席を立つ。
しかし、もう負けない、次は全力で倒してみせる、と彼に宣言する。
デジールは微笑み、その調子でどんどん強くなってくれと考えていた。
あの入試試験の日、無理して彼女に立ち向かった理由は、彼女の闘争心に火をつけるためだったのだ。
影の迷宮での勝敗は、アゼストにかかっている、だから今よりもっと強くなってほしいのだ。
去る彼女に、彼は言う。
共に戦えることを楽しみにしていると。
漫画「帰還者の魔法は特別です」24話の感想
入試試験の時(7話)、かなりズタボロになりながらもアゼストに勝ちましたが、やはり無理をしていたようですね。
それだけアゼストは規格外の強さのようです。デジールは人類を救うべく、彼女も育てようとしています。ロマンティカ、プラム、アゼスト。彼が今後育てようとするメンバーは他にもいるのでしょうか。
また、パーティーメンバーだけだと、いつものゆるい、おちゃらけた雰囲気になって面白いのですが、プラムはデジールを尊敬しすぎて、乙女のようになってしまいましたね。
ロマンティカもデートしたのかと、恋バナのような感じになってますし。女の子が二人いるようなパーティーになりましたね。平民の上、こんなキャピキャピしたパーティーに負けるだなんて、貴族の面々は堪らないでしょうね。
さて宣戦布告しに来たアゼストですが、いよいよTOP30の生徒たちが争うシングルランカー戦が始まりそうですね。ロマンティカが以前心配していましたが、アルファの中にポツンのベータが混ざる形になるので、集中して狙われそうです。
その中で無事勝ち上がっていけるのか、ロマンティカやプラムはどのように強くなったのか、気になりますね。
まとめ
・次の昇級戦に向けて、訓練を中断し、図書館にて歴史の勉強を始める
・アゼストがデジールに、宣戦布告しに来る
・影の迷宮での勝敗はアゼストが要なので、デジールは敢えて彼女を焚き付けたのだった
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに