漫画アプリ・ピッコマにて独占配信中の「外科医エリーゼ」
原作 yuin氏、漫画 mini氏の韓国発、ナイチンゲールをイメージした主人公を描いた、大人気の恋愛ファンタジー漫画です。
──地球ではない世界でわがまま放題の皇后だったエリーゼは、己の傲慢さから夫である皇帝のリンデンに火刑に処されてしまう。その後、地球に転生した彼女は、前世での過ちを反省し、人を助けるために天才外科医として成長する。しかし飛行機の墜落事故により、2度めの死を迎える。すると今度は1度目の人生に戻り、処刑される10年前に転生するのだった──
毎週水曜日に最新話が更新されます 。
前回のあらすじは、伝染病の原因を調べるために、ミハイルは出征。彼を気遣うリンデンに、敵同士には変わらないというミハイル。
そして伝染病がニコラスの企みだと判明したため、リンデンは新聞社を通じて世界に広め、ニコラスは国際的に批判をうけることとなる。
やけっぱちになったニコラスは、憎きエリーゼを捕まえる作戦を思いつくのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「外科医エリーゼ」最新話74話のネタバレ
リンデンの作戦のおかげで、シンフェポリは奪還できそうであった。
ニコラスはシンフェポリにこもったまま大人しくしているらしく、この状況ではいくら砂漠のサソリであっても、打つ手はないだろうと話すリンデンの部下。
果たしてニコラスがこのまま大人しくしているだろうか、また奇妙な策を準備しているのではと、リンデンは考え込む。
だが、奴だけが策を用意しているわけではない。
彼は、あの計画は順調に進んでいるのかと、マッカイル元帥に聞くと、何の問題もなく進んでいるため、この戦争もおわるだろうとのこと。
局地的な戦術能力はニコラスに劣るかもしれないが、戦争の勝敗は大局的な戦略で決まるのであり、この計画が成功すれば戦争はこのまま終結するだろうと、リンデンは前を見据える。
これもエリーゼの手柄があってこそだ。
その彼女は、リンデンがいくら野戦病院を訪れても、戦線の舞台に医師が赴き治療をする、巡回治療にでかけてばかりで会えずじまいだった。
他の者を送ればいいのにと、不満なリンデンは、彼女の代わりにでてきたグレアム教授に、エリーゼに話があると伝えてほしいと言伝を頼む。
そうまでして避けられる理由がわからないリンデンは、マッカイル元帥の前でため息をつくのだった。
その頃エリーゼは、巡回治療により、部隊の騎士達から感謝されていた。
ここで治療しているのは、個人的な事情もあるからと、やや気まずそうな彼女。
こうしてリンデンを避けたところで何も解決しないのはわかっていた。
前世と現在が違うのもわかってはいたが、処刑されたときの記憶が何度も思い浮かび、恐ろしかったのだ。
もし彼と結婚したとしても、愛さないと決心したというのに、既に彼を再び愛し始めた彼女。
あのときの、悲しそうなリンデンの表情に胸が痛む。
彼女がため息をつくと、後ろから長兄のレンがやってきた。
彼女は知らずに、レンの部隊の巡回治療に来ていたのだった。
つれない兄と楽しい会話をするが、リンデンに色々配慮してもらったことを思い出し、またため息をつく。
何故そうため息ばかりつくのだというレンに、どんなに考えても解決しない悩みがあった場合、兄ならどうするのかと聞く。
すると、突然銃を出してみろと言うレン。
彼女は慌ててカバンの中を探す。
レンは、戦場では銃が命だ、今急に敵が現れたらお前は死ぬんだぞと言う。
何故今、銃なのかと、不思議がるエリーゼだが銃を出し、レンに指示されたところを射撃する。
見事、的に当てることができ、私はもともと手先が器用なんですと、張り切る彼女に、よくやったと微笑むレン。
そして銃を命中させるにはどうしたらよいか、と彼女に問う。
彼女は、銃を使う前から引き金をひいた後まで、目的をしっかり見る、と答える。
そうだ、私はいつも、悩みはそのようにして解決する、とレンは言う。
生きていれば悩みなんていくつでも出てくる、うまく解決できないことも、どうすればいいのか分からない時もあるが、逃げていては絶対に解決できないから、まっすぐ見て正面からぶつかっていくのだと。
もう行くと言うレンは、何があったか知らないが、しっかり解決しろと言って背を向ける。
エリーゼが体には気を付けてくださいねと言うと、お前こそ銃をカバンに入れておかず、しっかり持ち歩けと言われてしまう。
いくら今、帝国軍が勝っているとはいえ、戦争では何が起こるかわからない。司令部付近の野戦病院にいたとしても必ず持ち歩けと、レンは言いつける。
はい、と返事をし、銃を握るエリーゼ。
レンは去り際、もちろんその銃を使わないことを望んでいる、その銃を使うときは最悪の状況に陥ったときだからな、と彼女を気遣うのだった。
漫画「外科医エリーゼ」最新話74話の感想
大人しくしていると思わせて怪しげな策を練るニコラスと、大局的に状況を見て計画を進めているリンデン。
リンデンの進めている計画は一体どんなものなのでしょうか。早く実行し、ニコラスの魔の手が、彼女に届かないようにしてほしいところですね。
以前に、すこし迷惑だと彼女に言われてしまったリンデンですが、そんなことで心が折れる彼ではなく、彼女会いたさに、野戦病院に何回か通っているようですね。そんな彼を、愛しさと恐ろしさで避け続ける彼女。
前世で火刑にされたのですから、恐ろしいのは当たり前ですよね。レンに解決策を聞くと、なかなかいいアドバイスをもらいました。
しかし、ニコラスに狙われている今、レンの言葉がこれから起きるかもしれない、悲劇の暗示のようで不吉ですね。何事もないといいのですが。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに