漫画「皇帝の一人娘」160話の作品内容のネタバレと感想

漫画アプリ・ピッコマ、コミコで連載中の「皇帝の一人娘」

原作YUNSULさん(小説・황제의-외동딸)、漫画RINOさん。

かわいい絵柄にパンチの効いたセリフが面白い、転生&恋愛ファンタジー漫画です。主人公のリアを中心に、彼女と関わる人との心の交流を描いています。

毎週日曜日に最新話が更新されます。

前回のあらすじは、ぎこちなくなってしまったアシシとの仲を、直すことが出来たリア。

そんな彼女に、今度はペルデルから、プレツィア皇帝自ら率いる使節団との会談に、カイテルを抑えつけるために、リアにも同席してほしいと頼まれるのだった。

詳しくはコチラにてまとめてあります

漫画「皇帝の一人娘」160話のネタバレ

カイテルは、リアが同席することに、意外にも反論しないのだった。

そして始まるプレツィアとの会談。

昨日到着したばかりなのに、旅の疲れを癒やすことなく、すぐ会談を始めるプレツィアを、せっかちすぎるとリアは思う。

国の未来がかかっている会談なのに、そう思ってしまうのは自分だけかもしれない、到底私には理解できないことだと、周囲を見渡すリア。

カイテルは座っているだけ、自分もプレツィアの皇帝もそうだ。

そうであれば、別に会談に参席する必要はないのではないか、ペルデルとプレツィアの宰相の二人でやればいいのにと思う。

こんなことなら仕事の書類を持って来ればよかったと、彼女はため息をつく。

チラっとプレツィアの皇帝を見る。

使節団の出迎えはカイテルのせいで出来なかったし、昨日の歓迎パーティーも中止になったので、正式に彼を見るのは初めてだった。

子供の頃会ったあの男の子じゃないようだ。

名前は同じだが、黒髪で黒い瞳だったはずなのに、ここにいるのは赤髪で赤い瞳である。

彼と目が合ってしまい、ジロジロ見すぎたかと、慌てて目をそらす。

すると、プレツィア皇帝ハーベルは、クスっと笑う。

カイテルみたいに憎たらしい顔して、しかも今鼻で笑ったと、イラっとするリア。

ペルデルが20分ほど休憩をはさもうと言い、リアはそそくさと後園に逃げる。

やはりこういう場は苦手だ、体にあわない服を着ているようだと思う彼女。

こんな重い空気の中で笑えるペルデルは、本当にすごいと感心する。

やはり自分は王様にはなれない、合わないし素質もないと実感した。

この先もずっと、カイテルの横でおとなしくしていようと考える彼女。

無意識のうちに、この平和な日々がいつまでも続くようにと、心の中で思う。

今のこの生活で満足しているのかと、聞かれるかもしれないが、自分には十分だし、精一杯生きている。

本当にかけがえのない日々なのだ。

そして、今回のことは、いつもみたいにペルデルがなんとかしてくれるだろう、と考えるリア。

庭に出てきて心が落ち着いた彼女は、そろそろ元の場所にもどろうとする。

すると、彼女の真後ろに急に誰か現れ、彼女の手を引っ張った。

ハーベルだ。

何故この男がここにいるのか、まさかさっきジロジロ見たことに文句があるのか、と考えつつ、彼女は丁寧に挨拶する。

なぜか苛立っているハーベル。

呼び方が間違っているのかと思い、気品が溢れおごそかな、と付け足すが、そうではないらしい。

だが彼はまた、クスっと笑った。

彼は、前に会ったときは、タメ口だったのにどういう風のふきまわしかと言う。

そんな無礼なことをいつ、と彼女が言いかけるが、やはりあの時会った黒髪の男の子なのだと気づく。

あの時とは全く印象の違う彼。

しかも覚えていたことにびっくりである。大した会話もしなかったので、もう忘れているのだと思っていた。

当時の自分はクソ生意気だったので、終わった、と気まずい彼女。

かなり、と彼が何か言い出そうとしたので、何を言われるのかと緊張する。

だが意外にも、背がのびたな、と言葉は続けられた。

ほっと安堵する彼女。

あれから十数年経ったのだから当たり前である、それに自分よりも、髪や瞳の色も変わり、ハーベルの方が成長し変化している。

背は180cmを越え、広い肩幅に、スラリとしながらも筋肉がついた細マッチョな体型である。

あどけなかった彼の顔も、今ではすごく凛々しくなり、かなりのイケメンだ。

周りにイケメンしかないから、ほとんどの男はジャガイモにしか見えないのだが、彼は違うようだ。

リアは、陛下もかなり背が伸びた、あのときはチンチクリンだったのにと、チクリと皮肉を言う。

お前もチンチクリンだっただろうと返され、そんなことないですけど、と頬を膨らませるリア。

なんだかあの頃も、こんな会話をしていたような気がする、彼女なのだった。

漫画「皇帝の一人娘」160話の感想

久々に、ハーベルが登場しましたね。

しかしあの黒髪黒目が、赤に変色しているとは驚きです。リアの赤い瞳とは若干色が違い、落ち着いた色ですが、赤目のおかげで、カイテルにそっくりですね。まるで親族のようです。鼻で笑いますし。

ハーベルとの出会いは、128話からになります。

133話で、彼女は彼の手に、青いリボンを巻いてあげるのですが、彼はそのリボンをどうしたのでしょうかね。大事に持っていてくれたら、面白いのですが。


次回のエピソードはコチラ

それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

猫野: