漫画アプリ・ピッコマで連載している「皇子よそなたの願いを叶えよう」
作画 Ant Studio、原作 Mokgamgi(황자, 네 무엇이 되고 싶으냐?)、韓国発の恋愛転生漫画で、ファンタジー小説家が自分の小説内に転送される物語です。
毎週木曜に最新話が更新されます
前回のあらすじは、第一皇子オートンや、カイトの母はスパイを使って、花の騎士となったカイトの動きを探っていた。
その頃、カイトと食事をしたシュターティスト王女は、結婚や幸せな家庭をカイトを築くつもりのことを匂わし、健気で愛らしく振舞う。しかし無反応なカイトに、恥ずかしくなった彼女は駆け出し、ペラトがカイトに追うよう促す。
一方バソは、愛らしいシュターティストを次回作のヒロインにしようと考え、その相手がカイトではだめだと、カイトを止めようと近寄るが、幸せそうな二人をみて身を引くのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」23話のネタバレ
お似合いのカイトとシュターティストを思い浮かべるバソは、ベッドの上でため息をつく。
だが、もともとお互い利用するだけの関係なのだから、何を気にしているのだろうと、思い直す。
それでも頭に思い浮かぶのは、木の上で夜景を見たことや、剣術に明け暮れる毎日、二人きりの真夜中のダンスと、カイトと過ごした眩しい思い出。
何故彼のことばかり考えてしまうのかと焦る。
すると部屋にカイトが入ってきて、平気かと聞いてきた。
兵士役なら心配いらない、無事演じ切ってみせるというバソ。
そんなことは聞いていないと彼は言い、彼女がずっと傍にいると言ったことを思い浮かべながら、俺の傍にいればいいと彼女の顔に触れる。
既に最高の兵士だと言い、彼女にくっつき赤いヒモを彼女の首にまわす。
そのヒモはカイトの兵士だという証とのことで、なくすなよと、彼は言うのだった。
夜も明け、カイトは再びシュターティストと一緒に城を歩いていた。
カイトがペアラッセン一の剣士だという言うのはミトラレンでも有名だ、剣の才能が生まれつきあったのだと、彼をおだてるシュターティスト。
バソは後ろからその姿を眺めながら、王女があれほどグイグイと迫るほど、カイトはイケメンなのだなと実感する。
すると、柱にヒビが入り、大きな塊が落下してきた。
咄嗟にシュターティストを抱え避けるカイト。
補修工事中の所が崩れたようだ、城が古く時々こういったことがあると、シュターティストに詫びるカイトとバソ。
驚いたシュターティストは、少し休みたいとその場から去った。
ペラトが確認不足をカイトに謝るが、仕方ないと言うカイト。
シュターティストはかなり驚いていたようだが大丈夫かとバソが言うと、箱入り王女だから慣れてはいないだろうと答えるカイト。
シュターティストは自分の執事と侍女と部屋に戻る。
シュターティストを気遣い、侍女が声をかける。
怪我がなくてよかった、第3皇子は顔も整っていて、咄嗟の判断で王女を守ってくれた頼りがいのある紳士だと、微笑みながら言う。
王女の気を和ませようと言った言葉だった。
しかしシュターティストは、侍女をぶった。
何がそんなに面白いのかと、侍女の襟首を掴むと、何度も何度も叩く。
この私が、あんな小汚い場所で、あんな男に愛嬌を振りまいているのが面白いのかと。
何度も叩き、息がきれたシュターティスト。
執事はそんな彼女に、目的を忘れてはいけない、我慢するのだと諭す。
プロッシュに復讐するために、ペアラッセンの第3皇子の力が必要だからだ。
強国に嫁いだプロッシュの威張り散らした態度が気に入らないシュターティストは、そのためにこの城まできたのだった。
見た目以外何も取り柄もないくせにと、無反応のカイトに苛立つシュターティスト。
こんな古い城しかないくせに、皇子でなかったら自分に話しかけることすら許されないと、憎々しげだ。
執事は、ペアラッセン以外の代案はないので我慢するしか無いと言う。
シュターティストは、絶対にカイトを落とし、操り人形にし、ミトラレンの力でペアラッセンの皇帝の座につかせると、意気込む。
戦争が起きようが何でも構わない、その日がくれば誰もが私に跪くのだからと、野心に燃えるシュターティストなのだった。
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」23話の感想
花のように愛らしいシュターティストは、とんだ食わせ者でした。
プロッシュという女性に、相当プライドを傷つけられたようで、その復讐のためだけにペアラッセンにきたという、なんだか浅ましい女性でした。
カイトのことをプライドだけ無駄に高いと言っていましたが、彼女がそうなんですよね。自分がプライドにこだわりすぎているから、他人もそう見えてしまうのでしょう。
カイトが彼女に無反応なのは、彼のプライドのせいではないですし。シュターティストの嘘をなんとなく感じ取っていたため、彼は全くシュターティストに惹かれなかったのでしょうかね。
そんなカイトは、自らバソの首に赤いヒモをかけます。わざわざ近寄って。心は完全にバソを向いていますね。バソはバソで、彼に惹かれてはいるものの、理性で気持ちを抑え込もうとしています。もどかしいですね。
さて、カイトが当初望んでいた、皇帝への道がここで2つになりました。バソを転送して書き換えてもらうか、シュターティストの手駒になって戦争を起こすか、です。
シュターティストの方はTHE・悪役といった道ですね。悪役設定のカイトにはぴったりなのかもしれませんが、設定がそうなだけで善人なので乗りはしないと思います。でも悪役らしい道がでてきたのは面白いですね。
まとめ
・カイトはバソに、自分の兵士だという証の赤いヒモを彼女の首につける
・シュターティストには裏があり、可愛らしく振る舞うのは全て演技だった
・プロッシュという女性に復讐するために、カイトを落とし、傀儡化した彼を皇帝にするつもりだ
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに