漫画アプリ・ピッコマで連載している「皇子よそなたの願いを叶えよう」
作画 Ant Studio、原作 Mokgamgi(황자, 네 무엇이 되고 싶으냐?)、韓国発の恋愛転生漫画で、ファンタジー小説家が自分の小説内に転送される物語です。
毎週木曜に最新話が更新されます
前回のあらすじは、魔物に取り囲まれたバソを助けるため、魔物達を蹴散らしていくカイトだが、後ろから爪で裂かれそうになる。咄嗟にバソが身を挺して彼をかばい、背中に大きな傷を負う。
カイトが激怒するとともに、バソを傷つけてしまったことに魔物達はたじろぎ退いた。
バソを抱えながら城に戻るカイトは、バソに小言を言おうと近寄るペラトを怒鳴り、彼女を羊皮紙で治療させるため城内へ入るのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」21話のネタバレ
いよいよミトラレンの使節団を迎える日になり、カイトはペラトに着せ付けてもらう。真っ白なマントを羽織り、腕の怪我を隠す。
鎮痛剤も効いているため、傍目には怪我をしているようにはわからないが、無理をしないようペラトは助言する。
少し離れたところで、バソはドリスをおしゃべりをしていた。
カイトはバソを呼び、自分の格好はどうかと尋ねる。
彼の真っ赤な髪はサラっとなびき、白いマントに長い手足がよく映える。
バソは見惚れ赤面し、まぁいいんじゃないとたどたどしく答えた。
彼の整った容姿だけは認めざるを得ない。
準備に取り掛かると言うペラトは、バソを部屋の外に呼ぶ。
バソだけそのような服装で良かったのかと彼は聞く。バソはシンプルな兵装をしていた。
帯剣している彼女は、むしろ騎士団に入ったようで楽しいのだと笑う。
バソもドレスを着たいのではと、ペラトは気遣う。
彼女は、自分で選んだことだし、兵士の服装であれば、カイトの脇にいても目立たないと話す。
ペラトは彼女に謝る。あの晩、カイトをかばって大けがした彼女に失礼な態度をとってしまったと、うなだれる。
もう忘れたことだから気にしないでと、バソはフォローする。
今日まで、自分の命よりカイト第一で生きてきた、皇子の夢が自分の夢であり、たとえそれがバソが作ったものであっても、気持ちはかわらなかったと語りだすペラト。
そして、想像主であるバソをずっと勘違いしていたと。
他の物語に出てくるような想像主と同じで、自分が作った者たちなど二の次であり、ただ自分の世界に帰りたいだけの自己中心的な存在ではないかと思っていたのだと言う。
そう見えたとしてもしかたない、と彼女は答える。
するとペラトは跪き、これからはバソを疑ったりしない、皇子とバソの夢が自分の夢だと、彼女に忠誠を誓う。
驚きながら、一応わかったと返事する彼女の手に、ペラトは口づけをするのだった。
そうこうしているうちに、使節団が到着し、城門が開かれた。村の人々が左右に分かれ道を作り、ミトラレンの白金の馬車を出迎える。
あまりの豪華さに、ミトラレンの国力はすごい、本当にカイト様が王女様と結婚されたらと、興奮するドリス。
しかし隣にいるバソに気づき、あっと口を押える。
バソは、その可能性もある、王女様はどんな人物なのだろうとひきつる。
ドリスは、王女様がいくら美しくても、バソとはくらべものにならないと慌てて大きい声でフォローするので、他の人に聞かれたらまずいと、バソは青ざめるのだった。
スーツを着た執事が馬車の扉を開け、下々の皆は跪いた。
その先では、城を背に、白いマントを羽織ったカイトが立って待つ。
馬車から降りてきたのは、オレンジのドレスをまとった、ゆるいウェーブがかった金髪で、紫がかった青い瞳のとても美しい王女だった。
全てが光り輝いて見える。こんな美人な設定だったかと、あまりの美しさにバソは驚く。
王女はカイトの前まで行くと、伏し目がちに愛らしくシュターティストだと名乗る。
カイトは特に顔色を変えることなく、淡々と応答する。
シュターティストは、いつか花の騎士とエルンフェストをまわれることを楽しみしていたと言い、花の騎士がこのように凛々しいお方だとはと、カイトの顔をみて顔を赤らめる。
特にリアクションのないカイト。
遠くからその光景を眺めているバソは、美男美女のカップルでお似合いだと思う。
あまりにも光り輝くシュターティストに対し、自分はなんの光もない平凡な存在だと感じる。
カイトがムスっとしているので、青ざめたペラトが取り繕う。
シュターティストとの会話に、全て不愛想に答えるカイト。
本当にお会いしたかったと微笑む王女に、無表情のままのカイトなのだった。
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」21話の感想
短髪と眼帯のせいで強面のカイトですが、もともとはかなりの美形ですので、バソはドキドキしてしまいます。ミトラレンの王女、シュターティストもカイトを見て顔を赤らめていましたね。カイトの返答は素っ気ないものでしたが。
彼はおしとやかな女性が好みだとは前に言っていましたが、シュターティストは対象外のようですね。
もはや生死をともにするような、毎日自分に活力を与えてくれるバソに勝る者はいないのでしょう。
また馬車を見る限り、ミトラレンは相当裕福な国のようですね。そんな裕福な国の王女様が、皇族といえど使用人が最小限しかいない、荒れ果てた土地の皇子のもとへきて、かなりギャップを感じ困惑したりしないでしょうか。
まるでヒロインのように、愛らしく美しいシュターティストですが、カイトとどのような関係になっていくのか楽しみです。
まとめ
・ペラトは、カイト同様にバソに忠誠を誓い、その手の甲にキスをする。
・いよいよミトラレンの王女の使節団が到着する。バソは兵士に扮する
・カイトとシュターティスト王女は美男美女のお似合いのカップルに見えるが、カイトは素っ気ない
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに