漫画「彼女が公爵邸に行った理由」36話の作品内容とあらすじネタバレ

漫画アプリ・ピッコマにて独占配信中の「彼女が公爵邸に行った理由」

原作Milcha氏、絵Whale氏作の韓国発恋愛ファンタジー漫画です。

毎週金曜日に更新されます。

前回のあらすじでは、全てを手に入れないと気がすまないビビアンは、レリアナの荷物に謎の宝石を紛れ込ませることに成功。一方、レリアナが聖火を捧げる神殿では、伝説的大神官ヒーカー・デミントが滞在しており、儀式には参加しないとごねていた。そんな中レリアナ一行は神殿に到着したのだった。

詳しくはコチラにてまとめてあります。

また全話ネタバレ一覧はコチラ

漫画「彼女が公爵邸に行った理由」36話のネタバレ

秋でも凍死するものがいるシークレット山脈と違い、神殿付近は神官達の神力で作られたドームによって暖かく維持されていた。薄着でもすごせるほど。

晴天の青空を眺め、レリアナは逃げたいと思うのだった。

何があったかというと、レリアナが神殿に到着したときに、聖火式の案内をするユジニアという女性が現れ、聖火を灯す姫君には浄化が必要とのことで浄化の神室へとレリアナを連れていった。

白で統一された建物にてうずくまるレリアナ。

朝の重湯&お清めの入浴、お昼の重湯・・・と朝昼晩同じことをせねばならない上、重湯が正体不明のまずいどろっとした何か。黒い瘴気まで放つ。

こんなものを食べたら浄化どころか成仏してしまうと断るレリアナだが、必要なことだとユジニアに無理やり食べさせられた。

もう既に2回口にした彼女だが、想像以上の味に吐き気がする。

のどかな青空の下、レリアナがブルーなのはそのことが理由なのだった。

近くでチャポンと音がするので見ると、鳥が池で溺れていた。レリアナは助けようと水に入る。

それを眺めていたのは、高い木の枝に腰かけているヒーカーだった。彼は、水で溺れて死ぬのも、ドームの中で死ぬのも同じ運命なのに愚かな奴だと思う。

レリアナは鳥が水を飲んだのかもと思い、足をもって逆さまに振る。泣き叫ぶ鳥、ドン引きのヒーカー。

ブルブル震える鳥を抱えるレリアナに、それは飛鳥だと声をかけるヒーカー。
飛鳥は低い気温でしか飛べない鳥で、成鳥になると神殿のドームを把握し避けて飛ぶことができるが、時折そのように高く飛ぶことができずドームに入り込んでしまうものもおり、墜落しやがて死んでしまうとのこと。

そう?とあっけらかんとしているレリアナ。

プライドが高く心が弱い神殿の者は、今のような話を聞くと大体が悲しむものだがと、ヒーカーは彼女に違和感を覚え近づく。

彼はドームの端まで移動しようとしているレリアナを追いかけ、どうせ死ぬから無駄だと話しかける。しかしレリアナは無視。その態度にヒーカーが何者かわからないのかと彼は不思議に思う。そして死ぬからと引き続き話しかける。

レリアナは無視して、鳥を空に放す。しかしすぐ堕ちてしまう。

ヒーカーは、ドームに入った時点であいつは死ぬ運命だった、愚かなやつだと彼女に言う。

運命という言葉に自分を重ねるレリアナ。そして振り返ると、さっきからうるさいとヒーカーの頬を手で押さえる。驚くヒーカー。

レリアナは、死ぬ運命でもなんでも関係ない、意志がある限り生きると諭す。死ぬ死ぬばかり言って、神殿ではそんな風に教わるのかと、見た目のせいで子供にしか見えないヒーカーの頬を揉む。

自分は教団の生きる伝説だと自他ともに認めるヒーカーは、私が誰だかわかっているのかと反抗しようとするが、レリアナは、あなたこそ私が誰だかわかるのと、ヒーカーを失礼な子供扱いする。

ヒーカーが名乗ろうとすると、レリアナが「飛んだ」と脇を見る。

ヒーカーもつられて見ると、空を羽ばたく飛鳥の姿があった。

レリアナは笑顔で飛鳥を見送ったのだった。

漫画「彼女が公爵邸に行った理由」36話の登場人物

レリアナ・マクミラン・・・主人公。地球の受験生だったが、何者かに屋上から突き落とされ、小説内の人物に転生する。以後、生き残るためにノアという王族の公爵と婚約契約をしている。今回、ノアのおかげで神殿の聖火を灯す役割になった。

ヒーカー・デミント・・・教団の伝説的大神官で、彼の庇護を得るために王国の財産を投げ出すものもいるほど。貴族や能力が足りないと判断した者は愚かなものと見下している。見た目は完全に子供。中身は老人。

漫画「彼女が公爵邸に行った理由」36話の 感想

かなり寒いシークレット山脈にあるらしい神殿。神力で作られたドームの中は暖かく、薄着で過ごせるようなんですが、そこまで暖かくしなくてもという感想です。生態系に影響があるほどなのはどうなのと。ファンタジーなのでそれまでなんですが、ちょっと気になりました。

前回から登場しているヒーカー・デミントですが、かなり周りの人物を見下しているようです。伝説的人物なら周りに相当持ち上げられて過ごしてきたので、そう思うのも仕方ないんでしょうね。そんな彼に一切躊躇しないレリアナはさぞかし新鮮に感じたのだと思います。しつこく追いかけて「死ぬ死ぬ」話しかけていましたものね。

転生した小説にはヒーカーのことが書いてなかったのか、容姿の詳細は知らなかったのか、レリアナはヒーカーのことを完全に子供だと思っています。ヒーカーは子供の体格なので、ほっぺをぎゅうぎゅう触るレリアナの手を、力が足りずどかすことができません。あれで中身がおじいちゃんとか信じられないですね。

飛鳥は最後空を飛び、運命に打ち勝つ姿はレリアナの励みになったと思います。彼女も運命に(小説の設定)に抗い、暗殺ふくめ色々なことを乗り越えてきました。意志があれば前に進める。運命は予定であって、決定ではないというのを表したのが今回のお話なんでしょうかね。

しかし今回はノアがいなかったので、二人の皮肉のイチャイチャが見れなくて残念でした~。次回こそは二人のやりとりが見たいですね。


それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

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