漫画「捨てられた皇妃」9話のあらすじと感想!ネタバレ有り

漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「捨てられた皇妃」

漫画 iNA氏、 原作 Yuna 氏の韓国漫画です。

皇妃でありながら夫に処刑されたものの、また同じ人生を子供の時点から転生しやり直すという、転生がベースの恋愛ファンタジー作品。

毎週土曜日に最新話が更新されます。

前回のあらすじは、皇妃として悲惨な一生を遂げた自分と、子供の姿で父親の愛情を感じる夢のような日々。どちらが夢で現実なのか。

帝国が祀る神ビタのお告げをみればわかるかもしれないと、ビタの神殿を訪れるアリスティア。祈祷室にて突然光に包まれるのだった。

詳しくはコチラにてまとめてあります

漫画「捨てられた皇妃」9話のネタバレ

アリスティアは全身を光に包まれた。

どこからか声がする。私は万物に生命を与えるもの、ビタと呼ばれていると。

16歳のアリスティアと今のアリスティア、どちらが現実か確かめにきたのであろうと言われる。

そしてどちらもアリスティアだと言われた。

驚いているアリスティアは、では時間が戻ったのかと声の主に聞く。

ビタは、自分の持つ命の権限によってそうしたのだという。何故なら、ビタの選びし子によって、多くの者の運命がよじれてしまったからだと。

この世界で生まれる予定だったのだが、次元のよじれにより他の世界へ生まれてしまった子、美優のことだ。

急いでこの世界に戻したのだが、アリスティアを含め多くのものの運命が変わってしまった。

アリスティアは、それなら美優が現れるというお告げをすればよかったのではと指摘。

ビタは、選びし子が他の世界にいったせいで、アリスティアもまた長い運命の糸でルブリスと結ばれてしまった、故にできなかったと話す。

それでは、アリスティアとルブリスの縁は、美優がいない間の穴埋めでしかなかったということなんですかと、彼女はショックを受ける。

彼女の恋心も、運命によって決められたもの。あれほど努力しても振り向いてもらえなかったのも、美優の代替品でしかないから。

彼女は泣きながら怒った。選びし子のせいで、苦労した挙げ句何もかも奪われたことに。

神は万物を平等に扱うといいながら、どうして好き勝手干渉してくるのか。

ビタは、人間に与えられた避けることのできない決定事項が、運命だと話すが、アリスティアは到底受け入れられない。

アリスティアは一度も愛してくれない男を愛し、美優のために激務をこなし、国民に悪女と後ろ指指されても、憎んだことはなかった。

神がこのような試練を与えるのは、自分を強くするため。

神は平等だから、つらい思いをした分だけ、幸福が訪れるはずだと、そう思っていた。

それなのに、運命と言う名のもと意志を否定され、盲目的に彼に尽くす女にされ、父の愛も知らずに生きていただなんて。

ショックを受けている彼女に、ビタは呼びかける。

アリスティアのことは気の毒に思ってはいるが、これも運命なので、運命が歪んだ分だけ償いをすると。

アリスティアは一章し、もうビタを神だとも思わない、神の存在なんて信じないと宣言。もう神なんてあてにしないと。

ビタは、良いだろうと言うと、見守っているから好きにするがいいと話す。

アリスティアが選ぶ道が、アリスティアの運命。彼女は運命を切り拓くものだと。

そして彼女に名を告げる。アリスティア・フィオニア・ラ・モニーク。

彼女の意識が遠くなり、自分は一体なんのために生まれてきたのかと考える。

なにもない空間で、座り込む彼女。自分なんて何でもなかったんだと絶望している。

ティア、ティアと彼女を呼ぶ声がする。

もう自分のことは放っておいてほしいと耳を塞ぐ。彼女の努力も感情も、存在までも全て否定しておいて、今度は一体なにが欲しいというのか。

ティア!と彼女を呼ぶ男性は、あの男のようだった。

漫画「捨てられた皇妃」9話の感想

アリスティアがあんな悲惨な思いをしたのは、神ビタがしくじったからです。

それも運命、あれも運命というビタ。それなら美優が別の世界で生まれたのも運命では?

お告げをだせなかった理由も納得できるものではないですね。

哀れにおもったから時間を巻き戻したというビタ。干渉しすぎです。何の目的でそうしたのか、選びし子とはどういう意味があるのか、そのあたりがよくわかりませんね。

恋愛感情も全て運命で作られたものと言われ、自分に意志があるというのは錯覚で、ただのロボットだったということを教えられる彼女。それは絶望しますよね。

意識を閉ざした彼女を外部から誰かが必死に呼んでいます。その人物が、成人したルブリスのようでした。今後そういうシーンがあるんですね。そのときには、自らの意志で運命を変えた彼女をみたいですね。


それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

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